神が遣わされた神のひとり子イエスを、イスラエルが受け入れなかったため、神はバビロン捕囚から帰還したユダヤ人を、ユダヤ民族の父祖アブラハムに与えたカナンの地(イスラエルの地)から離散させられました。
約千九百年間、ユダヤ民族は、世界の国々の寄留者となりました。神が御自身のために造られたユダヤ民族は国を失い、イスラエルの国は、廃墟となりました。
一方、アッシリア捕囚で離散したユダヤ人もいます。彼らは捕囚後、姿を消しています。
天地万物の創造主であり、統治者である主は、荒れ地となったイスラエルの国以外にも、神の国と呼ばれる国を設けておられました。それが、日本です。大海に囲まれた日本列島は、海によって諸外国から守られています。
神はこの国に、特別なご計画をお持ちです。ここには、神の民が隠されています。他の民族と混じり合うことなく、純粋な血統を維持することが出来ました。神は、終わりの時代のために、日本列島と日本人を神の御手の中に守って来られました。
日本列島は、不思議な場所です。ニホンザルを見るとそう思います。一匹のボスがいて、このボスによって統制されています。ボスは群れの様子を見守り、仲間はボスに従います。均整の取れた秩序があり、この秩序に群れは守られ、平和が維持されます。日本人とよく似ているのです。
この日本列島という島に、神の御手が置かれているかのようです。この島の中に入ると、空気を読むような能力が備わるのでしょうか。和というものを大切にし、それを乱す者の方が追いやられる、という暗黙のルールのようなものがありました。
しかし、外国の霊が入り込んで随分と変わりました。一見自由の風が入り込んだかのように錯覚していましたが、神が日本人に持っておられる計画を見失ってしまいました。
人間的には良いことでも、神の計画を担う神の国の国民としては、喜ばしいことでもないようです。神御自身が望んでおられないのでしょう。神の国に置かれた国民は、神の国の働きを担う必要があります。他の国々と同じであってはならないのです。
日本人として生まれて来た意味、日本人に任されていることが何かを知り、それを成し遂げなければなりません。それは、他の民族では担えないものです。また、他の民族にとって益となるものなのです。
平成の時代に見失ったものを取り戻さなければなりません。見えなくなっただけで、無くなってはいません。何故ならば、この働きは、日本人の血統に与えられているものだからです。他の誰にも渡されません。
追いやられていた日本人の魂に、神の息が吹き込まれる時が来ているのです。日本人に与えられており、日本人が成さねばならない神の国の働きが開かれる時です。
今まで、荒らし回る凶暴な霊が日本の中に入り込んできて、日本人の心を傷つけ、闇に追い込み、群れを瀕死の状態にすることを許して来ました。
しかし、神の国の人々に計画を持たれる神は、立ち上がられます。日本人に立ち上がる力がなくても、神御自身が立ち上がり、見えない網にかかっている日本人を助け出し、日本人の魂を呼び覚まし、日本人を立たせることが出来るのです。
終わりの時が迫っているので、神はもう待たれません。日本人の思いをくらませ、死に導く悪しき者の働きを強制終了させられます。神の計画を妨害する壁を砕かれます。妨げる力よりも、神の力の方が強いのです。神の御手が動くと、誰もそれを止めることが出来ません。
神は、神が日本に持っておられる計画通りに、この国を変えられます。何故ならば、この日本でなければ負えない神の働きがあるからです。これは、世界のための働きです。
悪しき働きのために働いた者がいるように、日本の使命のため、神のために立ちあがる人々もいるのです。
他人を気にし、権力を気にして、国民を犠牲にして来た歩みでしたが、神が立ち上がると、日本人に与えられた神の国の働きを妨害する者を退け、神のことばを聞いて、神に喜ばれる歩みをする者が起こるのです。
長い期間ではありませんが、神の御手が守り、日本人の魂は回復するでしょう。荒らされっぱなしだった皇室は、正され、本来の務めを担うこととなるでしょう。
日本が神の国であると自覚する人々は、神の側に立つ人々です。目に見えない神を意識し畏れる人々、神にへりくだる人々が現れ、島国日本の中で、終わりの時のために整えられます。
これは、本当に、日本人でなければ、担えない働きなのです。