戦争は嫌です。戦争の破壊力は類を見ません。洪水や、津波や、地震や、雷や、竜巻や、火事などとは比べものになりません。
自然災害の中で、人は互いに励まし合い、勇気づけ合い、助け合って乗り越えます。しかし、戦争はすべてのものを破壊します。敵を憎むことを教え、環境も人の心をも破壊にします。人間の心を操る大きな魔物です。
日本は、幸い、第二次大戦以降、武器を捨て、戦争を放棄しました。戦争を放棄する国の仕組みに、国土も国民も守られました。力づくで奪う武力ではなく、技術発展のために知恵を使い、企業戦士となって努力しました。それで、日本は豊かになり、他の国々を助けるものとなったのです。
かつて武力で治めていた日本が、アジアの国々を独立させ、発展させる援助国となりました。良い実を結んだのです。
憎しみからは憎しみが生まれます。重圧からは反逆が生まれます。戦争に敗れた日本は、アメリカを憎むことではなく、日本の発展のために力を貸してくれたアメリカをリスペクトし、アメリカのようになろうと、アメリカを目標にして努力しました。
その結果、日本は著しい発展を遂げ、他の国々の発展のために手を貸し助ける国に、成長しました。それは、連鎖しました。日本の助けを受けた多くの国々は、日本の過去の過ちを赦し、助けてくれる日本という記憶を上書きしました。それらの国々は、憎むことを選ばず感謝する事で、彼ら自身穏やかな国をかたち造って行きました。
戦争をしない、憎しみ続けない、穏やかに暮らすことは、良いものを生み出していきました。良いものは、平和を生み出しました。
戦争は破壊です。それまで積み上げて来たものを一気に打ち壊します。見る影もありません。数年かけて作り上げた美しいものを、一瞬で無残なものとします。心が壊れた人間が環境を破壊し、破壊された環境の中で、人間は絶望します。
戦争は、悪の実です。人間の持つ悪が集結した実です。この世の終わりに、第三次世界大戦が起こることが預言されています。聖書にもはっきりと書かれています。二億の軍勢とも書かれています。
ユダヤ人の講師に、「第三次世界大戦に、日本も加わることになるのでしょうか。」と質問したところ、「すべての国々が戦いに向かうと、書かれています。」との答えを受けました。
たとい、人間が望まなくても、この大きな流れは世界中を飲み込んで行くのでしょう。それが、人間の持つ悪の実の結晶です。戦争を反対する者の声は消されます。
第一次世界大戦時に倒れたとされるオスマン帝国。第二次世界大戦を境に戦争を放棄し、平和を維持した日本。しかし、第三次世界大戦が起こると、戦争放棄を掲げて来た日本も参戦し、世界中の国々が集まり、その戦いの中でオスマン帝国が復興するようです。
世界は終わりに向かっています。神の人たちの祈りによっても覆されることがありません。それが、神の計画だからです。頑なな人間を悪魔の手に渡されます。悪魔が彼らの心を支配し、戦いへと向かわせるのです。
神に忠実な人々が、天に引き上げられた後の事です。もう、引き止める者はいません。悪魔が、不法の人(反キリストまたは偽キリスト)を出現させる舞台が整ったのです。
世界中の人々は、悪魔から権威が与えられた反キリストを支持します。不思議なことですが、聖書に書いてあることが、地上で実現する時が来ました。預言者たちの預言、神の御言葉の成就するときが来たのです。
第二次世界大戦の終戦を記念することは、第三次世界大戦が起こる前に、信仰に踏み留まる人を残すためかもしれません。世の流れに飲み込まれる災いからの逃れの道を記憶させるためかも知れません。
世の終わりに世界規模の大きな戦争が起こることは神のシナリオにありますが、それは、戦争に傾く社会の中で世の終わりを知らせ、世の人々の中に救われる魂を見つけて魂を救いに導く神のご計画でもあるのです。
世の終わりの姿は、人間のさがの現れです。善人を装い取り繕って来た人間のありのままの姿が現れるのです。すると、世界の最初の権力者ニムロデに従って、バベルの塔を建て始めた人類の姿が、世の終わりを迎える人類に映し出されるのです。
世の終わりの人類は、反キリストに従い、神に敵対する悪魔の神殿を建て、悪魔を礼拝するのです。これが、エデンの園で神が食べてはならないと仰せられた善悪を知る知識の木の実を食べた罪人の結末です。
第三次世界大戦が起こることも、悪魔が支配する世界が起こることも、キリスト(神の子羊イエス)が悪魔の世界を滅ぼすことも、その後、キリストが治める平和な世界が起こることも、最後の裁きがあることも、神の計画にあることです。そして、世界は神の計画通りに進んでいます。
この世を滅ぼす神の計画とともに、世から救う計画も平衡して神のうちにあります。良いものを失わないように、世を叩いて叩いて叩き出して、隠された良いものを見つけ出し、救い出されるのです。