ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

今度は火で滅ぼす

 

 ノアの時代、地は暴虐で満ちていました。神を畏れる人間はいません。神はノアに言われました。「すべての肉なるものの終わりが来ている。地は、彼らゆえに神の前に堕落し、地は暴虐で満ちているからだ。それで彼らを地とともに滅ぼそうとしている。しかし、わたしはあなたと契約を結ぼう。あなたは自分のためにゴフェルの木の箱舟を造りなさい。」

 

 人間は、思い思いに生きていました。神が地の終わりを定めておられることを悟らず、飲んだり、食べたり、娶ったり、嫁いだりしていました。自分たちの生活は明日も、来年も、十年後も、百年後も、ずっと続くと思っていました。彼らは、変わらぬ日常を過ごしていました。

 

 しかし、ノアは、その時代にあっても、全き人であり、神とともに歩んでいました。ノアは、主の心にかなっていました。それで、神はノアと契約を結ばれ、ノアは神に従って箱舟を造りました。神が契約を結んだノアは、家族とともに、箱舟に乗って大洪水から救い出されました。

 

 主は、地上に人の悪が増大し、その心に計ることがみな、いつも悪いことだけに傾くのをご覧になって、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められたので、主は仰せられたのです。「わたしが創造した人を地の面から消し去ろう。人をはじめ、家畜やはうもの、空の鳥に至るまで。わたしは、これらを造ったことを残念に思うからだ。」

 

 人も家畜も鳥もすべてのものを主である神が造られました。そして、ご自分に反逆して、神を主とせず、おのれが主人となった生き物や被造物を、地とともに滅ぼすことを決められたのも、主である神です。

 

 正しい人、ノアの存在によって、人類やあらゆる種の生き物は絶滅を免れました。洪水から救い出されたノアとノアの家族から、再び、人類の歴史が始まりました。

 

 しかし、人類のうちにある原罪は、ノアの子孫にもはびこっています。やはり、人間の心に計ることは悪いことに傾き、地上に人の悪は増大します。

 

 すべての者を滅ぼすこともできるお方が、正しい者を見出されると、それを悪い者と一緒に滅ぼすことはなさいません。また、正しい者がいるならば、滅ぼすことを思い直されるお方でもあります。

 

 神である主は、偶像に満ちた世に、神を畏れるアブラハムを見出されました。ノアと契約を結び、大水で地を滅ぼして世を建て直された神は、アブラハムと契約を結ばれました。

 

 箱舟から出て来たノアが、主のために祭壇を築き、全焼の生贄を献げた時、主は仰せられました。

 「わたしは、決して再び人のゆえに、この地を呪うことはすまい。人の心の思い計ることは、初めから悪であるからだ。わたしは、決して再び、わたしがしたように、すべての生き物を打ち滅ぼすことはすまい。

 地の続くかぎり、種蒔きと刈り入れ、寒さと熱さ、夏と冬、昼と夜とは、やむことはない。」

 

 それで、地は続き、アブラハムと結ばれた契約は、代々にわたります。

 

 地の続くかぎり、種蒔きと収穫、夏と冬、昼と夜は繰り返されます。しかし、繰り返されるはずのそれらが乱れ始める時、神の警告を読み取らなければなりません。

 

 「地は神のことばによって水から出て、水によって成ったのであって、ノアの時代の世界は、その水により、洪水におおわれて滅びました。しかし、今の天と地は、同じみことばによって、火に焼かれるためにとっておかれ、不敬虔な者どもの裁きと滅びの日まで、保たれているのです。」とペテロⅡ 3:5-7に、書かれています。

 

 「すべて肉なるものは、もはや大洪水の水では断ち切られない。もはや大洪水が地を滅ぼすことはない。」(創世記9:11)と契約を立てられた主は、契約のしるしに、虹を立てられました。水で滅ぼすことはない、と契約された主が、今度は火で滅ぼすと言っておられます。

 

 ノアから今まで、地は続いています。しかし、今の天と地は、同じ神のことばによって、火で焼かれるためにとっておかれているのです。ずっと続くものではありません。人間が暴虐で満ちた時、世界は洪水におおわれて滅びました。そのように、不敬虔な者どもの裁きと滅びとの日までは保たれるのです。

 

 キリストがイスラエルの王として世界を治める千年の時が満ちると、千年の終わりに、底知れぬ所に縛られて封印されていた悪魔が解き放されます。すると、地の四方にある諸国の民、すなわち、ゴグとマゴグを惑わすために出て行き、戦いのために彼らを召集します。彼らの数は海辺の砂のようです。

 

 千年王国の時代を過ごす者が皆救われるのではありません。悪魔が牢に入れられていたので、彼らは大人しくしていただけです。悪魔が解き放されて彼らの本性があらわになります。

 

 彼らは、地上の広い平地に上って来て、聖徒たちの陣営と愛された都とを取り囲みます。すると、天から火が降って来て、彼らを焼き尽くします。彼らを惑わした悪魔は火と硫黄との池に投げ込まれます。

 

 今の天と地は、火で焼かれるためにとっておかれ、不敬虔な者どもの裁きと滅びとの日まで、保たれています。その時まで、地球は消滅することがありません。

 

 定めの時に、天は大きな響きをたてて消え失せ、天の万象は焼けて崩れ去り、地と地のいろいろなわざは焼き尽くされます。天は燃えて崩れ、天の万象は焼け溶けてしまいます。

 

 神は、ポンペイの遺跡を終わりの時代まで残されて、人々に、神のみことばを立証しておられるようです。神は、ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。