ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

魂は国が守ってはくれない

 

 旧統一教会との関わりを持っていたあの大臣が辞任しました。大臣は、自分を刑法に触れるような犯罪を犯しているわけではないので、議員は辞職しない旨を語っていました。

 

 日本国における刑法に触れる行為ではないにしても、最後の裁きをされる神の法に対して犯した罪であるということには、想像に及びません。

 

 人が生きている目的は、創造主である神から遠く離れている意識を正しい方向に向きを変えて、神に不遜であった罪を悔い改め、創造主に立ち返ることです。人生は、人にいのちを与えられた創造主が、最後の裁きを免れて永遠に生きる者とするために、人に与えられた恵みの期間です。

 

 今回のことで知ったのですが、旧統一教会は、韓国はアダムの国で、日本はエバの国であり、エバはアダムをそそのかし罪を犯させた罪深い国であることを教え、日本が韓国に犯した罪を日本人の信者に教えるのだそうです。そして、その罪の贖いのために、日本人は、韓国にお金を献げなければならないとするのです。

 

 何百万円、何千万円とするアクセサリーや教本や壺や様々な物品を買わせて、それによって家族の罪や先祖の罪も浄化されて救われるとするようです。信者にとっては一大事です。それを購入しなければ、魂の救いがない、呪いを受けたままだとばかりに、日本人信者はお金をかき集めてそれを手にするのです。

 

 しかし、霊感商法が問題視されたので、数百万円献金した人にはこの物品を、数千万円献金した人にはこの物品を、後から記念品として与えるというやり方に代えているようです。

 

 「世界平和統一家庭連合」と名を変更していながら、日本人信者の家族は生活苦であえぎ、自殺者も出ています。それで、信者の家族は、旧統一教会を恨んでいます。世界平和を謳いながら、信者の家庭は崩壊しています。問題なく過ごしている信者たちもいるでしょうが、宗教法人でありながら、これほど日本人の家庭を壊し、日本人の精神を壊している教えはないでしょう。

 

 故文鮮明の妻、韓鶴子氏が、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)のトップであり、同連合が友好団体とする「天宙平和連合(UPF)」の創設者でもあるそうです。

 

 昨年九月、UPFが韓国で開いた集会で、元総理の安倍氏が寄せた約五分間のビデオメッセージが流されたようです。安倍氏のメッセージは、その日のうちにSNSに転載されたのです。

 

 ビデオメッセージでは、「朝鮮半島の平和的統一に向けて、努力されてきた韓鶴子総裁に敬意を表します。」と韓鶴子氏を持ち上げています。

 

 三十年以上前から、霊感商法で問題視されてきた怪しい宗教団体が、知れ渡った名称を「統一教会」から、「世界平和統一家庭連合」に変更して、活動を続けて来たことにも驚きました。

 

 旧統一教会の教えが、日本人を罪深い者であると洗脳して日本人を貶め(おとしめ)、日本人信者から多額の献金をかき集めて、それを活動の資金にして、働きを広げていたようです。宗教に無知な日本人は、自分たちが日本国の罪を贖わなければならないと、間違った使命感を持って励んで来たのでしょう。

 

 故安倍氏のメッセージは、旧統一教会の日本人信者をどれほど勇気づけ、励ましたことでしょう。総理を辞任してからも日本国に影響力を持つ安倍氏が、自分たちの活動を評価し応援してくれていると思ったことでしょう。日本国の有力者である安倍氏の言動は、議員たちに対しても旧統一教会との関わりを持つことに思い迷う気持ちを取り除きました。後ろ盾に安倍氏がいると思うのです。

 

 議員たちは、票を集め、また、選挙活動のために、旧統一教会を利用しました。旧統一教会は、問題視されながらも日本国で活動を続けるための後ろ盾として、議員を利用しました。

 

 議員たちの罪は重いです。旧統一教会が問題視されて来たことは、国民を守る日本国民の代表として、当然知っておくべきです。しかも、日本人を韓国のしもべとして日本人信者からお金をむしり取る団体です。それを承知してやっている信者はそれでよいのですが、その家族の苦しみや、これから新しい犠牲者が起きないように守らなければならない立場が議員なのです。

 

 長い間、放置されて来ました。放置されるどころか、「統一教会」を「世界平和統一家庭連合」と名称を変更することも許可し、日本国で活動を続けさせてきたのです。

 

 キリスト教会で言うならば、神の羊の牧者である牧師が狼から個人的利益を受ける目的で、羊の囲いの門を開き、「どうぞ、ご自由にお入りください。」と、狼が羊の群れの中に入って来て食い荒らすことを許している状態です。羊を守らなければならない牧者が、狼と手を結んで、羊が食い荒らされるままにしているのです。

 

 今回のことで、旧統一教会に関わった議員たちの中でいつまでも悔い改めようとしない議員は、国民を守らなければならない立場にありながら、助けを必要として守ってほしいと訴える立場の弱い国民ひとりひとりのことは気にしていないこと、自分の票と自分と党が選挙に勝つために国民の犠牲はいとわないということを知りました。選挙では「あなたのきよき一票を」と呼びかけながら、本音は日本人を死に追いやり、日本人の精神と家庭を崩壊させる韓国人の教えを背景に持つ、罪にまみれた大量の票を必要としていたことがあからさまになりました。

 

 この世の人々は地上の法と照らし合わせて、これをあまり重く考えていませんが、天上の法を知る人々(神の子ら)は、これは魂を軽んじる永遠に残される罪であることを知ります。

 

 悪魔は、議員の野望を足場にして、日本国に巧妙に入り込み、国民の思いをはぐらかして、自由に働き、居場所を設けています。

 

 日本人は、よく見分けなければいけません。日本人の感性には、目に見えないものを捉える感覚が備わっていると思います。政治家や芸能人や有名人の多くは純日本の血統ではない在日の人であるのが現状です。感覚が本来の日本のものからずれておりながら、それに気づかずにいました。このような現状だからこそ、国民一人一人が自分で見極めなければなりません。

 

 議員や有力者たちは、国民の生活を守る責任を持ちます。しかし、国民の魂の責任には、無頓着です。彼らには、魂のことを悟らず魂を守ることができないからです。彼らは、地上のことの管理者なのです。

 

 魂の救いは、神の国の務めです。神の国の子ら(御霊をいただいた神の御子イエスのしもべら)によって伝えられ、真理の御霊によって守られるものです。

 

 私たちの罪の身代わりとなって、私たちにいのちを得させるために死なれた救い主イエス・キリストの御霊だけが、真実な魂の管理者なのです。