ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

終わりの時に立つユダヤ人

 

 ホピ族の言い伝えでは、「白い兄が、日出る国からふたりの従者を連れてやって来る。すると、彼らによってホピ族に約束されていた神の御救いが完成し、ホピ族の神の儀式は終了する。」という事です。

 

 白い兄を、ツノトカゲの女と表現しているのを見たことがあります。

 この白い兄は、卍と十字の紋章を持つひとりと、太陽の紋章を持つひとりを連れて、ホピ族のところにやって来るようです。

 

 また、大勢の虹の戦士が彼らとともにいる、とも言われています。

 白い兄とふたりの従者は、世界が終焉を迎えるときに現われ、ホピ族を平和な世界へ導いてくれる、と言われています。

 

 死海文書には、患難時代に近づいたとき、ふたりのメシア「イスラエルのメシア」と「アロンのメシア」が現われると書かれているようです。

 

 ふたりのメシアは、患難期の前半三年半の間に、神のしるしと奇蹟、不思議と預言をする、黙示録に預言されている「ふたりの証人」のことだと思われます。

 

 聖書の黙示録だけでは理解できなかった、ふたりの証人の姿がうっすらと見えて来ます。唯一生けるまことの神は、契約を結んだユダヤ民族に聖書を与えられました。そして、死海文書も与え、また、ホピ族に神のことばを与えて伝承されて来たのです。

 

 終わりの時が近づいた現在、神は、世界のあらゆるところに生ける神の預言をあずかる人々を置いておられます。

 天地万物を造られた全能の神は、終わりの時に、多くの人々に神のことばを与えておられます。そして、終わりの時を悟って備えをするようにと導いておられます。

 

 あらゆる方面からことばを与えられており、それらを集めてみると、黙示録だけでは理解できなかった事柄がかたちとなって見えて来ます。

 

 また、現在の預言者たちの多くは、「世界を救いに導くメシアは日本人である。」と言っています。

 日本の神道系の神から降りて来たことばを書いた「日月神事」にも、第二次世界大戦の後、国土も精神も荒らされた日本は復興し、日本人が世界の救いのために働くことが書かれているようです。

 

 日本人は、無宗教と言われていますが、実は、古代から日本人の精神の中心には、見えない神への信仰が宿っていました。

 日本人は、自然の中に見えない力を感じ、自然から恵みを受け、生きる知恵を教えられ、自然の中に愛と安らぎを感じて、愛に包まれて生活して来ました。

 

 太陽の恵みに感謝し、水に感謝し、火を尊び、風の中で神の気配を感じていたのです。自然が教師でした。自然の摂理に和合し、心も精神も神の守りの中で安息していたのでしょう。

 

 神は、終わりの時のために、海に囲まれた日本列島を造り、海を鳥居(悪いものが入るのを守る結界)として日本の島々を守り、また神のおきてを守り神に仕える国民を整えておられたのでしょう。

 

 日本人は、本来、精神性の高い国民で、物事の本質を見抜く知恵と、いのちの本性を探るのに長けた国民だったのでしょう。古代の日本人は、神を恐れていました。自分の身の回りに起こることを、目に見えない神と関連づけて捉えていました。

 今だったら、それは迷信だと笑われそうですが、上に立つ者たちも皆が、神を恐れていたのです。

 

 日本人は、神が終わりの時代のために守られた国民なのだと思います。神は、神を恐れる日本人に目を留めておられました。また、御自身を現わしておられたのです。

 

 アッシリアに捕囚されたユダヤ十部族(北イスラエル王国)の中にも、バビロンに捕囚されたユダヤ二部族(南ユダ王国)の中にも、ローマ帝国によって離散したユダヤ人たち(イスラエル)の中にも、神の導きによって、東に向かって日本列島に辿り着いたユダヤ人たちがいたのでしょう。

 

 私は、日本列島にユダヤ十二部族のユダヤ人たちが渡来し定住したと考えています。

 終わりの時が近い今、ユダヤ人の血を引く子孫であることを明かす日本人も現われているようです。

 

 神は、ユダヤ人たちを極東の日本列島に連れて来るときに、イスラエルを忘れるように、と彼らに仰せられたようです。

 数世代までは覚えていたでしょうが、現在では記憶に残っていません。しかし、家系で伝承されたわずかな人々が今、公表し始めているようです。

 

 初代天皇の神武天皇は、渡来して来たユダヤ人のユダ族のインマヌエル王子だとも言われているようです。

 しかし、明治天皇によれば、現在の天皇の系図は北朝のようです。北イスラエル王国の王の系図ということなのでしょうか。

 

 南朝の王は、南ユダ王国ダビデ王の系図です。

 死海文書によるところの「イスラエルのメシア」は、ユダ部族の総督(ユダ部族の中でも力のある支族の人)だと思います。この人は、ホピ族に伝わる「卍と十字の紋章を持つ人」でしょう。

 

 卍は仏教のシンボル、十字はキリスト教のシンボルと捉えると、仏教の中に属していながら、キリストのものとされた人だと思われます。

 熱心なユダヤ教徒だったサウロが、神に異邦人の使徒として召されて、イエスの弟子のアナニヤから按手を受け、突然、神の御子イエス・キリストの御名を宣べ伝える者となったのと似ています。

 サウロは、後に「パウロ」と呼ばれました。パウロは、ユダヤ教のダビデの星の紋章とキリストの十字の紋章を持つ人ということになるでしょう。

 

 卍と十字の紋章を持つ人もまた、聖書の神を信じる聖霊の器である白い兄(ツノトカゲの女と呼ばれているので、ホピ族の父祖の血肉の兄の子孫の女である可能性があります。)から按手を受けるのかも知れません。

 

 ホピ族の待つ白い兄は、聖書の神を信じる人で、聖霊に満たされた人なのでしょう。

 

 太陽の紋章は、日本の日の丸を思い浮かべますが、日本古来からの神道の中にいた人のように思います。

 彼は、ユダヤの大祭司アロンの系図の人のように思います。

 

 白い兄は、ユダの総督の人とアロンの子孫の人のふたりに、聖書の神の福音を知らせ、また神の御霊を授けて真理を悟らせ、彼らの思いに、新約聖書に書かれた救世主(イエス・キリスト)を記すのでしょう。

 

 白い兄は、聖霊の器であって、異邦人の時の完成とともに世からいなくなる人です。神に忠実なキリスト教徒は、ユダヤ人の時にはもう世には残っていないのです。

 白い兄は、ふたりの従者(ふたりの証人)を、神に仕えたホピ族やそのほかの部族のところに導く働きをするでしょう。

 

 イスラエルのメシアとアロンのメシアは、世界中の、宗教ではなく先祖から伝承された信仰を守って来た忠実な人々に、父の名と子羊の名を印するでしょう。すなわち、彼らの信じて来た神を明らかにしてくれるのです。

 彼らは、知らずに、聖書の神を信仰していたのです。自分たちの信仰の対象が明らかになると、彼らの儀式は終了します。真理の御霊によって、父なる神を知り、また直接神の御子イエス・キリストの御名で祈る者となるからです。

 

 日本神道でも、仏教でも同じことが起こるでしょう。神道が救われるのでも、仏教が救われるのでもなく、イスラエルのメシアとアロンのメシアが伝える父の名と子羊の名を悟り、真理の御霊によって救われるのです。すなわち、真理の御霊が、神道や仏教や、そのほかの民俗信仰の中に注がれて、真理の御霊に従う人々が救われるのでしょう。

 

 ふたりの証人は、ユダ族とレビ族の人でしょう。ダビデ王の子孫とアロンの子孫である可能性もあります。彼らは、男性でしょう。

 

 虹の戦士というのは、悪しき霊と戦う十四万四千人のユダヤ人をさすように思います。それぞれの少数民族の中から起こされる人々なのかも知れません。

 

 白い兄は、ユダヤ民族十二部族の長子ヨセフの子孫、エフライム族の人のように思います。かつて、モーセが死んだ後、イスラエルを荒野からカナンの地に導き入れたのは、エフライム族のヨシュアだったからです。

 この世の奴隷である世界から神の国に導き入れる役割は、イスラエルの長子のエフライム族にあると考えるからです。

 

 だれがヤコブの血肉の子孫であるのか、また、どの部族に属するユダヤ人なのかを知らなくても、すべてを御存じの神が立てられるのです。

 神が終わりの日のために立てられるふたりの証人は、ユダヤ人の血を持つ日本人なのでしょう。