ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

日本から出現する世界の救世主

 

 「(大祭司)ヨシュアは、よごれた服を着て(罪が贖われていない状態で)、御使いの前に立っていた。

 御使いは、自分の前に立っている者たちに言った。『彼の汚れた衣を脱がせなさい。(この世の影響と肉の思いを取り除き、御霊の思いを与えなさい。)』

 またヨシュアに向かって言った。『見よ。わたしは、(神の子羊イエス・キリストの血に洗われて)あなたの罪(この世の思いによってまことの神を悟らず、真理から外れている不義)を取り除いた。あなたに祭服(神に召された祭司が着る衣。神に仕える祭司としての使命)を着せよう。』

 私は言った。『きよいターバン(救いのかぶと)を頭にかぶらせなさい。』そこで彼の頭にきよいターバンをかぶらせ、彼に衣(祭服)を着せた。そのとき、主の使いはそばに立っていた。

 主の使いはヨシュアを戒めて言った。

 『万軍の主はこう仰せられる。あなたがもし、わたしの道(キリストの十字架の道)に歩み、わたしの務めを守るならば、わたしの家をつかさどり、わたしの庭を守ることができる。わたしはまた、ここに立っている者たちの中に行き来することを(ヨシュアに)与える。

 大祭司ヨシュアよ。あなたも、あなたの前にすわっているあなたの同僚たちも聞きなさい。彼ら(同僚たち)は、よいしるしとなるべき人々だからである。見よ。わたしは、わたしのしもべ、一つの若枝を来させる。」(ゼカリヤ3:3-8)

 

 私は、大祭司ヨシュアを、死海文書で預言されている「アロンのメシア」のことだと考えます。ホピ族で伝承されている、白い兄が連れて来る「○の紋章の人」でもあります。

 イスラエルのメシアを助けるアロンのメシアは、太陽の神天照大神に象徴される神道の神のことばとともにある男性だと思います。

 

 彼には同僚がいます。同じ価値観を持ち、伝承された神の教えを守る人々でしょう。彼の同僚は、よいしるしとなる人々です。十四万四千人のユダヤ人の中にはいる人々でしょう。ホピ族では、虹の戦士とも呼ばれているようです。

 イエス・キリストとひとつ心となって、死に至るまで忠実に従い、キリストの御思いに生きる世界宣教に召された十四万四千人のユダヤ人です。

 

 神は、大祭司ヨシュアとその同僚たちの所に、一つの若枝を来させられます。

 若枝はイエス・キリストをさします。イエス・キリストが目に見える方として来られるのでしょうか。

 

 「(ダビデ王の父)エッサイの根株から新芽が生え、その根から若枝が出て実を結ぶ。その上に、主の霊がとどまる。

 それは知恵と悟りの霊、はかりごとと能力の霊。主を知る知識と主を恐れる霊である。」(イザヤ11:1,2)

 

 神がイスラエルに遣わされた神の子羊イエス・キリストは、エッサイの根株から出た新芽であるダビデの根から出た若枝であり、主の霊がとどまり、実(永遠のいのちの実)を結ぶ「ダビデの子」です。

 

 「見よ。わたし(万軍の主)は、主の大いなる恐ろしい日が来る前に、預言者エリヤをあなたがた(イスラエル)に遣わす。

 彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。

 それは、わたしが来て、呪いでこの地を滅ぼさないためだ。」(マラキ4:5,6)

 

 主イエス・キリストが世に現われる前に、神は、キリストを迎える心をイスラエルに備えさせるために、バプテスマのヨハネを遣わされました。

 そのあとで、イエス・キリストが現われたのです。

 イエスは、バプテスマのヨハネのことを「エリヤ」だと証言されました。エリヤは、バプテスマのヨハネというかたちでやって来たのです。

 

 終わりの時代に、神は、大祭司ヨシュアのもとに、一つの若枝を来させられます。救世主のような働きをする人でしょう。

 死海文書の「イスラエルのメシア」であり、ホピ族の伝承の「卍と十字の紋章の人」です。イエス・キリストが唯一のメシアなのですが、終わりの時代に、神は、イエス・キリストの御心を成し遂げる「イスラエルのメシア」を立たせられるのでしょう。

 

 ダビデの根から出た若枝(キリスト)の御心を成し遂げる、一つの若枝は、「イスラエルのメシア」です。

 

 「見よ。わたしがヨシュアの前に置いた石。その一つの石の上に七つの目があり、身よ、わたしはそれに彫り物を刻む。ー万軍の主の御告げ。―わたしはまた、その国の不義を一日のうちに取り除く。」(ゼカリヤ3:9)

 

 「アロンのメシア」の前には七つの目がある一つの石があります。七つの目とは七つの御霊のことであり、一つの石とは神の国のかしら石となる七つの御霊の教会のことでしょう。

 

 ホピ族の伝承では、ふたりの従者を連れて、白い兄が来る。彼らは世界を救う者であり、彼らが来ると、ホピ族の祭儀は完成する、ということです。

 

 白い兄は、ホピ族の兄の子孫であり、「ツノトカゲの女」とも言われているようです。女性なのかもしれません。

 

 「ツノトカゲの女」は、「イスラエルのメシア」と「アロンのメシア」のふたりを連れて、世界中をめぐってユダヤ系の少数民族の人々の所へ行き、父の名と子羊の名を印して、十四万四千人のユダヤ人の召しを確かなものとして、彼らを世界宣教のために立たせることでしょう。

 

 「その日には、ー万軍の主の御告げ。ーあなたがたは互いに自分の友を、ぶどうの木の下といちじくの木の下に招き合うであろう。」(ゼカリヤ3:10)

 

 十四万四千人のユダヤ人たちが隠されていて世界中に点在している小さな群れ(生けるまことの神に忠実な群れ)は、「ツノトカゲの女」の祈りによって真理が開かれた「イスラエルのメシア(卍と十字の紋章の人)」と、若枝である「イスラエルのメシア」がやって来て真理が開かれた「アロンのメシア(○の紋章の人)」のふたりによって、彫り物(額〈彼らの思い〉に父の名と子羊の名)が刻まれます。

 

 生ける神に忠実な群れの中には、召された十四万四千人の人々とともに、異邦人の時の完成時に生きたまま携挙される人々と、ユダヤ人の時にふたりの証人とともにユダヤ人の救いのために働く人々もいます。彼らは、召された者、選ばれた者、忠実な者なのです。

 

 日本から起こる三人は、世界の救いの基となることでしょう。

 また、彼らが起こると、彼らが出現した日本国の不義は取り除かれて、日本に救いが起こり、多くの日本人が救われることでしょう。

 

 「救う者(「聖霊に仕えるツノトカゲの女」と「イスラエルのメシア」と「アロンのメシア」)がシオン(もう一つのイスラエル、救う者を出現させる日本)から出て、ヤコブ(ユダヤ人)から不敬虔を取り払う。

 これこそ、彼ら(ユダヤ人)に与えたわたしの契約である。(ユダヤ人はすべて救われる、という神の御救いの契約は、ユダヤ人に与えられているのです。)それは、わたしが彼らの罪を取り除く時である。」(ローマ11:26)