ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

へりくだる者に宿る真理の御霊

 

 異邦人の時の完成の前に、黙示録に書かれているふたりの証人が出現して、十四万四千人のユダヤ人に父の名と子羊の名を印して、世界の救いのために神のことばを宣べ伝える、神に召された人々を整えます。

 

 聖書を知らなかった彼らは、真理の御霊に動かされて、神のことばを語り、神のわざを行なうのです。

 

 ふたりの証人は、「卍の紋章を持つイスラエルのメシア」(おそらく、ダビデの子孫でユダ族の総督)と、「○の紋章を持つアロンのメシア」(アロンの子孫であるかも知れないレビ人)の日本人だと思われます。

 

 仏法を生きる「イスラエルのメシア」は、景教(マリアを神の母と認めることに反対し、聖像崇拝や煉獄説に反対したキリスト教の一派)の影響を受ける仏教の信仰の日本人かも知れません。

 

 神道の信仰を持つ「アロンのメシア」は、恐れかしこんで先祖の神に仕え、伝統を継承して来た古神道の日本人かも知れません。

 

 これらのふたりが「生ける神の印(父の名と子羊の名)」を押した十四万四千人のユダヤ人たちは、アロンのメシアの同僚(同じ信仰を保ってきた日本人)の中にもいますし、また、世界中に散在している民俗信仰を伝承して来た部族の中にもいるでしょう。

 

 ホピ族が「白い兄」と呼ぶ真理の御霊を宿す新生した人(おそらくデボラのような女預言者)が、「イスラエルのメシア」と「アロンのメシア」のふたりを御霊によって導き、世界中を巡って神に召された十四万四千人のユダヤ人に印を押すと、十四万四千人のユダヤ人は、異邦人の時の完成によって携挙される御霊の教会と、ユダヤ人の時にユダヤ人たちの救いのため、また、世界の救いのために働くメシアニック・ジューの御霊の教会を完成させるのではないかと思います。

 

 十四万四千人の人々は、イエスが使徒たちに、「あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。」(マタイ28:19,20)と命じられたことを実行するユダヤ人たちです。

 

 イエスの弟子たちから始まった世界宣教ですが、ユダヤ人たちの宣教は、異邦人信者が増えて教会からユダヤ人が追い出されたことで、成し遂げられていません。働きの半ばで、ユダヤ人たちの宣教は潰されました。

 

 十四万四千人のユダヤ人は、イエスがユダヤ人の弟子たちに命じられた命令「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は、救われます。しかし、信じない者は罪に定められます。」(マルコ16:15,16)に従って世界宣教を成し遂げて、イエスがユダヤ人の使徒たちに命じられたことを完成します。

 

 イエスは、この終わりに立つふたりの証人と十四万四千人のユダヤ人を御覧になって、言われたのでしょう。

 「見よ。わたし(イエス・キリスト)は、世の終わりまで、いつも、あなたがた(ユダヤ人の弟子たち)とともにいます。」(マタイ28:20)

 

 現在は、キリスト教が、永遠のいのちの得させるキリストの信仰を宣教しています。御霊を宿すキリスト者もいますし、御霊を受けていないキリスト者もいますし、御霊を知らないキリスト者もいます。

 彼らは、聖書のみことばによって、宣教します。

 

 終わりの時には、十四万四千人のユダヤ人たちが、生ける神の与える真理の御霊によって宣教します。その宣教のことばは、力強く純粋な真理です。彼らは、御霊のことばを語るからです。

 

 御霊を持たないキリスト者たちは、キリスト教会に属したことのない、彼らの語る真理のことばが聖書の神から出ていることを、信じることができるのでしょうか。

 

 聖霊のバプテスマを受けたが御霊に聞き従うことのなかったキリスト者たちは、イエス・キリストの民ではなかった彼らの宣教のことばに耳を傾けるでしょうか。

 

 古くからのキリスト教国の人々は、黒い髪で黒い目の有色人の日本人の語るみことばを聞いて、聖書の神のことばだと受け取るでしょうか。

 東洋の新しい教えだと思わないでしょうか。

 

 日本人に憎しみを持ち、嫌っている民族の人々が、日本人の宣教するみことばを受け取れるでしょうか。

 

 聖書を知らない日本人が語る真理のみことばに、聖書の民ユダヤ人たちは、耳を傾けるでしょうか。(ユダヤ人の時には、ユダヤ人は信じ救われます。)

 

 「『はたして彼らは聞こえなかったのでしょうか。』むろん、そうではありません。

 『その声(日本人の語る、また、世界中に散在している民族宗教を伝承して来た先住民たちの語る真理の御霊のことば)は全地に響き渡り、そのことばは地の果てまで届いた。』}(ローマ10:18)

 

 日本人たちは、彼らに耳を傾けることでしょう。彼らは、多くの日本人が救われるのを見ることでしょう。

 

 スピリチャルな人々は、自分の霊によって本物かどうかを見分ける人もいるでしょう。真理だとわかった人々は理屈抜きで彼らの宣教のことばに従うことでしょう。

 

 スピリチャルな人々の中には、神の霊【真理の御霊】に従う人々がいると思います。神が救いに定めた人々が、彼ら(スピリチャルな人々)の中にもいると思われます。彼らのすべての人が神から出ていない霊に従うのではないからです。

 

 神の羊は、神から出た人の声を知っています。彼らの霊が感じ取るのです。神から出たみことばを聞く時、彼らの魂に喜びと平安があるのです。

 しかし、ほかの人(真理の御霊によらない偽りのことば)には決してついて行きません。かえって、その人から逃げ出します。その人たちの声(神から出たのではない偽りのことばを語る彼らの霊)を知らないからです。

 

 肉の思いで見るのではなく、自分の持っている信条や信仰で判断するのではなく、自分の霊の正直な反応によって判断するならば、自分の考えてもいないところに、真理の御霊のいのちがあることに気づくでしょう。

 

 神は、永遠のいのちの信仰を持つ神の民(聖書のことばを信じるキリスト者)に仰せられます。

 「不従順で反抗する民に対して、わたしは一日中、手を差し伸べた。」(ローマ10:21)

 

 聖書のみことばを知りながら、真理の御霊を知ろうとせず、また、聖霊のバプテスマを受けながら、御霊の導かれる「火のバプテスマ(様々な試練を通して肉の性質を殺し、御霊の性質をかたち造る御霊のきよめのわざ)」を避けて神にゆだねることを学ぼうとしない、不信仰で御霊の導きに服従しない不従順なキリスト者に対して、神は常に手を差し伸べ、天の御国にはいるために永遠のいのち【真理の御霊】を受ける者となるように、また、神の愛を知り、神に信頼し神にゆだねる者となるようにと招いておられます。

 

 神は、高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになります。

 神から離れては、自分のうちに希望も愛も喜びも真実も信仰も平安もないことを知っている者は、自分自身の力で立つことはありません。神に、愛を、信仰を、平安を、また救いを求めるのです。そして、神の御霊にへりくだります。

 

 「神に近づきなさい。そうすれば、神はあなたがたに近づいてくださいます。

 罪ある人たち。手を洗いきよめなさい。(悪い行ないを手放しなさい。)二心の人たち。心を清くしなさい。(救われるために、心を洗って悪を除け。いつまで、あなたの中に邪念が宿っているのか。〈エレミヤ4:14〉)

 あなたがたは苦しみなさい。悲しみなさい。泣きなさい。あなたがたの笑いを悲しみに、喜びを憂いに変えなさい。(苦しみも悲しみも嘆きも、永遠のいのちにふさわしい新しい人に造り変えるため、あなたがたに与えられた神の恵みなのです。肉を殺し、御霊によって生きるいのち〈永遠のいのち〉を得させるための神のはからいです。)

 主の御前でへりくだりなさい。そうすれば、主があなたがたを高くしてくださいます。(へりくだる者に真理の御霊は住まわれます。真理の御霊とともに歩む先に、キリストに似た神の子どもに造り変えられて、永遠のいのちを得たあなたの姿があるのです。)」(ヤコブ4:8-10)