ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

永遠のいのちを得させるために

 

 「あなたがたは、聖書の中に永遠のいのちがあると思うので、聖霊を調べています。その聖書が、わたし(イスラエルの神がイスラエルに遣わされる救い主、すなわち、イエス・キリスト)について証言しているのです。」(ヨハネ5:39)

 

 イエスは言われました。

 「まことに、まことに、あなたがたに告げます。(神から出た者、すなわち、天から来られた神のひとり子を)信じる者は永遠のいのちを持ちます。

 わたし(神の御子イエス・キリスト)はいのちのパンです。(永遠のいのちを得させる天の食べ物です)

 あなたがた(神の民ユダヤ民族)の先祖は荒野でマナ(イスラエルの神が天から降らせたパン)を食べましたが、(それは肉体を生かすパンなので)死にました。

 しかし、これ(神の子羊イエス・キリスト)は天から下って来たパン(霊を生かすパン)で、それを食べると死ぬことがないのです。(肉体は死んで滅びても、魂は死から甦って永遠に生きるのです)

 わたし(神の子羊イエス・キリスト)は、天から下って来た生けるパン(永遠のいのちを得させる「いのちのパン」)です。だれでもこのパンを食べるなら、永遠に生きます。(死も滅びも飲み込むことができず、天の御国で永遠に生きる者とされるのです)

 またわたし(イエス)の与えようとするパンは、世のいのちのための、わたしの肉です。(神の子羊イエスは世の罪を取り除くためにほふられ、その血の塗られた者の裁きは過ぎ越されます。神の子羊イエスは、世にいのちを与えるために、イスラエルの神に遣わされて天から来られたのです)」(ヨハネ6:47-51)

 

 イエスは、ユダヤ人たちにもう一度言われました。

 「これ(イエスのからだ)は、天から下って来たパンです。(イスラエルの神が、イスラエルの罪を贖うために、神のひとり子に肉体を造り、罪の贖いの神の子羊としてイスラエルに遣わされたのです。神は、子羊イエスの裂かれた肉と流される血によって、民の罪を赦し、神の民として回復し、御自分の民イスラエルに、永遠のいのちを得させられる御計画なのです)

 あなたがた(ユダヤ人たち)の先祖が食べて死んだようなものではありません。(約束のカナンの地にはいるために、四十年間荒野で生かされた天からのパンの「マナ」のような、肉体のための食物ではなく、魂をきよめ、天の御国にはいるために、永遠のいのちを得させる食物です)

 このパンを食べる者は永遠に生きます。(いのちを与えるのは御霊です。肉は何の益ももたらしません。イエスのことばは霊であり、いのちなのです。天から来られたイエスのことばが、永遠のいのちを得させるパンであり、また、神の子羊イエス・キリストの十字架のみわざと復活のいのちが、いのちの御霊を得させるのです。)」(ヨハネ6:58)

 

 「わたし(イエス)のことばを聞いて、私を遣わした方(神)を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきに会うことがなく、死からいのちに移っているのです。(神の御子イエス・キリストを信じる者は、キリストを遣わされたイスラエルの神を信じる者です。イエス・キリストを敬う者は、キリスト【救い主】を遣わされたイエスの父(イスラエルの神)をも敬うのです。父は裁きを行なう権を子に与えられました。裁き主であるイエス・キリストを「救い主」と信じる者は、さばきに会うことがなく、永遠の死と滅びから「永遠のいのち」に移っています。永遠の火の池から救い出されて、天の御国に移されているのです)」(ヨハネ6:24)

 

 神がユダヤ民族にお与えになった「聖書」には、永遠のいのちを得させるキリストのことが書かれています。聖書は、イスラエルの神がイスラエルに遣わされる神の子羊イエス・キリストについて、証言しているのです。

 それなのに、ユダヤ人たちは、永遠のいのちを得るために、イエス・キリストのもとに来ようとはしません。

 

 イエスは、ユダヤ人たちを知っておられました。イエスは、ユダヤ人のうちには、神の愛がないことを知っておられたのです。

 律法の奴隷となっている彼らは、律法を守ることを善とし、違反者を悪とするのです。彼らは、罪人を救うためにひとり子をも惜しまず、罪の贖いの神の子羊としてイスラエルに屠らせなさった神の愛を知らないのです。

 

 神の愛には、赦しがあり、癒しがあり、慰めがあり、尊い犠牲があります。神は、神に背くイスラエルに、永遠のいのちを得させる神の子羊の血と永遠のいのち【真理の御霊】をお与えになります。

 

 イスラエルの神は、イスラエルを救うために、神の子羊を遣わされました。

 イスラエルの王は、イスラエルを贖い、永遠のいのちを得させられます。

 イスラエルの王は、イスラエルを生かすために真理の御霊を授けて、千年王国(弥勒の世)を完成されます。

 

 聖書は、永遠のいのちを得させるために書かれた書物です。

 

 「わたしはあなた(ユダヤ人、すなわち、神に仕える民)を立てて、異邦人の光とした。あなたが地の果てまでも救いをもたらすためである。」(使徒13:47)

 パウロとバルナバからこのことばを聞いた異邦人は、喜び、主のみことばを賛美しました。(イスラエルの神は、異邦人にも憐れみをかけてくださるからです)

 

 「そして、永遠のいのちに定められていた人たちはみな、信仰にはいった。」(使徒13:48)とあります。

 

 パウロは言います。

 「神は私たちを世界の基の置かれる前からキリストのうちに選び、御前で聖く、傷のない者(神の子ども)にしようとされました。

 神は、ただ御心のままに、私たちをイエス・キリストによって御自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定めておられたのです。」(エペソ1:4,5)

 

 イエスは言われました。

 「わたしを遣わした父(イスラエルの神)が引き寄せられないかぎり、だれもわたし(イスラエルの王イエス・キリスト)のところに来ることはできません。わたしは終わりの日にその人(神の子羊イエス・キリストについて来た人)を甦らせます。

 預言者の書に『そして、彼らはみな神によって教えられる。』と書かれていますが、父(イエスの父、すなわち、生けるまことの神)から聞いて学んだ者はみな、わたし(まことの神が遣わされたキリスト)のところに来ます。

 だれも神を見た者はありません。ただ神から出た者、すなわち、この者(神のひとり子イエス・キリスト)だけが、父(生けるまことの神)を見たのです。」(ヨハネ6:44ー46)

 

 世の終わりには、日本人から世界を救う人たちが起こると言われています。

 神がそのように定めておられるからです。

 

 すべてのものにいのちを感じ、自然と共存して来た日本人の魂は、生ける神を知っています。日本人は、その神を日本の神として知っています。

 今、世界中で、日本の神道の精神が評価されているようです。すべての宗教を包み込む大きな目に見えぬ存在と、人間も自然の中の一部であり生かされていることを知る安心感と平和な心。

 

 日本の神と思っていた生ける神は、実は、ユダヤ民族に聖書をゆだねられた神なのかもしれません。世界を救うイスラエルの神です。

 このイスラエルとは、ユダヤ民族のことではなく、神の民として選ばれた神の子どもたちをさすのだと思います。ユダヤ民族の契約によって建て上げられる、ユダヤ人から出たイエス・キリストの造られる神の家です。

 

 自然を愛し、目に見えない存在にへりくだり、生ける神とともにある精神を重んじる日本人は、この時代のために、選ばれていたのでしょう。

 

 文字の律法の奴隷のユダヤ人ではなく、聖書を持たない日本人が、生ける神の律法(自然界に満ち満ちている目に見えないものへの畏敬、心の良心)ゆえに、聖書の神に選ばれているようです。

 

 神は、外国人に日本神道の精神性に興味を抱かせ、また、日本の仏教の精神性や日本人の精神性を育てる日本文化に関心を持たせておられます。神は、彼らに、宗教ではなく、生ける神を知って欲しいと願っておられるようです。

 

 聖書を持たない日本人ですが、神は、日本人に、永遠のいのちを得させる働きをゆだねておられます。聖書の民がとらえることのできなかった「いのちの神」を霊的感覚でとらえる民だからです。

 神は、日本人の救いの時を設け、彼らに神の御子イエス・キリストの御霊を与えて、永遠のいのちを得る者、そして、永遠のいのちを得させる働きを担う者とされるようです。

 

 「なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きなさい。それこそ、人の子(神の子羊イエス・キリスト)があなたがたに与えるものです。この人の子(聖書に約束されたキリスト)を父(万物の創造主であるイエスの父)すなわち神(生けるまことの神、生ける主、イスラエル〈神の民〉の神)が認証されたからです。」(ヨハネ6:27)

 

 日本人のキリスト教徒の皆さん。永遠のいのちを得させる働きをしてまいりましょう。まず、私たちが、これからの日本人の歩む、生けるまことの神、永遠のいのちを得させられる神の信仰の道を、祈りによって築いてまいりましょう。

 私たちは、永遠のいのちを得させる神の働きのために、日本人の中から選ばれ、召された者ですから。

 

  日本列島の贖いと、日本人の救いのために、御霊の祈りを積み上げてまいりましょう。

 祈りによって、日本列島にキリストの血を注ぎ罪を取り除いていただきましょう。

 祈りによって、日本を祝福し、救い主イエス・キリストのことばを与えて神の愛を注ぎ、神の憐れみと慈しみで満たしましょう。