ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

日本人キリスト者の務め

 

 日本から、終わりの時に世界を救うメシアが出るという話は、もはや都市伝説ではなく、真実であるとする人たちが多く起こされています。

 

 ホピ族の伝承には、白い兄(ホピ族と血縁関係のある日本人)がふたりの従者を連れて来るという預言があるそうです。

 死海文書は、終りの時代に、「卍の紋章を持つイスラエルのメシア」と、「○の紋章を持つアロンのメシア」のふたりが、世界を救うことを預言しているそうです。

 世界的に予言者として知られている人たちもまた、日本人から救世主が出現するという予言を残しているそうです。

 

 総合的に考えると、これらの預言は、聖書の黙示録に預言されている、終わりの時に立つ「ふたりの証人」のことだと思われます。

 

 私なりに解釈しました。

 白い兄に引き連れられて、ホピ族のもとに行くのは、聖書に書かれた「ふたりの証人」でしょう。そして、ふたりの証人は、卍の紋章を持つイスラエルのメシアと、○の紋章を持つアロンのメシアです。

 

 卍の紋章を持つ人は、仏教から起こる人で、生けるまことの神、すなわち、神の子羊イエスの父であられる全能の神に召されたメシア。

 ○の紋章を持つ人は、古神道から起こる人で、生けるまことの神、すなわち、神の御子イエスの父であられる全能の神に召されたメシア。

 

 白い兄は、すでにキリストの血によって贖われた聖霊の器だと思われます。

 この聖霊の器が、ふたりの証人に油を注ぎ、彼らとともに、十四万四千人のユダヤ人のところへ行き、十四万四千人のユダヤ人に「子羊の名」と「子羊の父の名」をしるして行くのです。

 

 十四万四千人のユダヤ人は、神が終わりの日のために残しておられた真実な信仰者です。彼らは、どんな宗教にも汚されていません。自然界を治めておられる生ける神、いのちの根源であられる主に、霊とまことをもって仕える、いのちの神に忠実な人たちです。

 彼らは、自分たちの崇めている神が、聖書の神だとは知らずにいました。しかし、白い兄とふたりの証人の訪れによって、真理に目が開かれます。

 「子羊の名」と「子羊の父の名」が印されると、彼らは、真っすぐな心で、神の御子イエス・キリストの心と一つとされます。

 

 異邦人の時が完成すると、ユダヤ人の時にはいります。その移行期に、彼らは油注がれて、終りの時の世界の救いの体制が整えられるのです。

 ふたりの証人の神の奇蹟としるしのみわざ、そして、預言は、ユダヤ人たちの心の覆いを取り除き、ユダヤ人たちには救いが起こることでしょう。

 十四万四千人のユダヤ人たちの世界宣教により、世界中の人は、生けるまことの神を知らされます。熱心でなかったクリスチャンたちは悔い改め、神に立ち返ります。

 

 異邦人である日本人には、大きな務めがあります。

 異邦人の時を完成させるとともにユダヤ人の時を開く人たち(ふたりの証人)を出現させるための執り成しです。

 

 ふたりの証人は、キリスト教会の中にはいません。クリスチャンの働きは、異邦人の時に完成し、異邦人の働きは終了するからです。

 ユダヤ人の時に働くふたりの証人は、仏法の信仰の日本人の「イスラエルのメシア」と、古神道の信仰の日本人の「アロンのメシア」でしょう。

 日本人なのですが、実は、ユダヤ十二部族の血族のユダヤ人です。十四万四千人のユダヤ人もまた、ユダヤ人であることを忘れている人たちです。

 ユダヤ人の時に働く神のしもべは、アブラハムの契約の子孫ユダヤ人たちなのです。

 

 ふたりの証人たちが、世界中に召された十四万四千人のユダヤ人に印を押すと、白い兄(聖霊の器)は、ふたりの証人を連れて、最後はイスラエルに入ります。

 そして、ユダヤ人ビリーバーとともに、メシヤニック・ジューのところに行き、ふたりの証人を引き合わせるのでしょう。

 

 白い兄の役目は終わりです。白い兄は、ユダヤ人ビリーバー(ユダヤ教から離れてキリストを信じるユダヤ人)たちとともに、携挙されるでしょう。

 

 こうして、異邦人の時は完成し、あとは、ふたりの証人と十四万四千人のユダヤ人、そして、彼らの働きを助けるメシアニック・ジューたちが働く「ユダヤ人の時」となります。

 

 ふたりの証人は一致した信仰を持っており、メシアニック・ジュー(ユダヤ教を土台とするキリスト者のユダヤ人たち)の群れとともに、子羊の父、すなわち、アブラハム、イサク、ヤコブの神、全能の主の働きをするのです。

 

 日本人キリスト者の務めは、同胞の日本人から起こるふたりの証人や、彼らを通して印されるように召された、十四万四千人のユダヤ人の守りと祝福を執り成すだけではありません。

 

 現在、世界中のクリスチャンの信仰は弱っているようです。欧州では、信仰から離れる人も多いようです。

 

 異邦人の時に完成する御霊の教会は、二つあります。

 キリスト教会に属する「キリスト者たちの殉教の御霊の教会」と、あらゆる信仰(キリスト教や神道、仏教などキリスト教以外の宗教、また、宗教に属さない人々の神を恐れる信仰も含む)のうち、目には見えない生ける神を崇め、いのちの根源であられる主の喜ばれる生き方をして来た、真実な信仰者たちの「携挙の御霊の教会」です。

 

 キリスト者の殉教の血が、地をきよめます。キリストの信仰を持つ彼らの血は、それぞれの国や民族の罪を贖うのです。

 

 現在、神道や仏教では、救いを求めて身魂をきよめることに精進している人たちが増加しているようです。

 彼らは、真理の御霊を受けるために備えられているのです。

 

 異邦人の時を完成するために必要なのは、キリスト教会の殉教者の血です。殉教者の血が、国を贖い、民族を贖います。また、世界の御救いの働きを、異邦人の時のキリスト教会の働きから、ユダヤ人の時のふたりの証人の働きへと橋渡しするのです。

 

 ところが、今、キリスト者の信仰が冷たくなっています。キリスト教会の殉教者の血は、日本人の殉教者の血だけで完成されるものではないのです。世界中のあらゆる国、それぞれの民族のうちに、彼らを贖うキリスト者の血が必要なのです。

 

 世界中のキリスト者たちのうちに、殉教の血を流すほどに熱い信仰の火が燃え立たせられるように祈りましょう。

 

 今は、おそらく、ユダヤ人ビリーバーやメシヤニック・ジューたちの祈りに支えられているのでしょう。

 日本人のキリスト者たちも目を覚まして、世界中のキリスト者たちが、それぞれの役目を担い、神の御心どおりに、異邦人の時にキリスト者の役割を果たすことができるように祈りましょう。

 

 今、多くの外国人が生ける神を体験したくて、日本の神社仏閣を訪れていて、日本の文化の礎にある、日本人の精神性に触れているようです。

 鎮守の森は、人の心に静寂を与えます。外国人であっても、その不思議な感覚を感じられるそうです。目には見えないけれども、自然の中で働くきよい神の霊の存在を感じられるそうです。静粛な気持ちになるそうです。

 

 外国人のキリスト者たちが、日本の文化として神社仏閣に訪れますように。そして、生けるまことの神に触れられ、彼らのキリスト信仰にいのちが宿りますように。

 

 日本から救世主が出現すると言われています。

 それは、神の御子イエス・キリストとひとつ心となる人たちです。キリスト教徒ではありません。聖書を知らない民です。

 

 しかし、自分の霊で、罪の贖いの神の子羊イエスを捉えることのできる人たちです。

 日本人には、生けるまことの神を、自分の霊で捉える霊性が備えられているからです。

 このように、霊性を伴った信仰を持つ日本人のキリスト者には、世界中のキリスト教会の信仰の建て直しのための執り成しの務めもあるのではないかと思います。

 

 キリスト教会の殉教者の血が、ふたりの証人の出現を助け、また、十四万四千人のユダヤ人を起こしていくのです。夜明けを迎える備えをするのです。

 この働きは、キリスト教会に属するキリスト者たちの働きです。他の人にはゆだねられていません。

 

 まず、日本のキリスト教会にキリストの血が注がれて、罪が取り除かれ、御霊を受ける人たちが起こされるように祈りましょう。

 御霊により神の愛を体験するように、また、神への信頼が彼らの信仰の土台となり、いのちをささげるほどにイエスを愛する者となりますように。

 彼らの心の傷が癒され、不信仰が取り除かれて、彼らの魂が神のことばとともにあって、ステパノのように、神を讃え、喜びをもっていのちをささげる者に成長しますように。

 

 日本のキリスト教会が聖霊の注ぎによって、いのちの神、生けるまことの神への信仰が回復されるとともに、世界中のキリスト教会が聖霊を受けて御霊の教会が建て上げられるように祈りましょう。

 ユダヤ人ビリーバーの執り成しと、日本人キリスト者の執り成しは、世界中のキリスト教会に、永遠のいのちをもたらします。

 

 キリスト教会は回復されなければなりません。キリスト者の永遠のいのちの信仰(御霊の信仰)と御霊のいのちによる歩みは、世界中の死人(信仰を持ちながら神から離れた人)にいのちを吹き入れるのです。

 

 異邦人の時に完成されなくても、ユダヤ人の時に、ふたりの証人の預言と十四万四千人のユダヤ人の宣教によって、彼らは悔い改めて、神に立ち返ることもあるでしょう。