ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

聖書の神のいのちの契約

 

 聖書は、天地万物の創造主である全能の主が、全地の救いの為に選んで、神の祭司の国民としてお召しになったユダヤ民族にゆだねられた神のみことばです。

 

 唯一まことの神、永遠の昔から、宇宙の誕生より遥か以前から存在しておられる生ける神が、天から落ちたものたちを救うため、また、御計画されたことを実行するためにユダヤ民族を造られました。

 

 神は、全能の神に仕える神の民イスラエルを、御自身の御計画のために、生み育て、そして、彼らに神のことばをゆだねられたのです。

 

 ユダヤ民族は、十二部族からなる民族です。神は、十二部族の中からレビ族を選び、神に仕える部族とされました。

 レビ族は、イスラエルを神に仕える民としなければなりません。神は、レビ族の中のアロンを選び、祭司の家系とされました。大祭司の役目は、アロンの子孫が継承しました。

 

 神は、全宇宙の贖いのために、地球を造られました。

 神は、地球の贖いのために、ユダヤ民族を造られました。

 神は、ユダヤ民族を神の民として整えるために、レビ族を選ばれました。レビ人は、神のみことばを、神の民イスラエルに教えました。

 

 聖書は、ユダヤ民族とともにありました。神の選ばれた神の民は聖書のことばに培われ、神の民の信仰は聖書の中にありました。

 

 ユダヤ民族は、聖書に約束されたキリストの出現を待ち望んでいました。イスラエルを贖う救い主です。

 

 かつて、イスラエルの先祖アブラハム、イサク、ヤコブの神が約束されたカナンの地に、イスラエルを導き上らせるために、神は、奴隷の家エジプトの地にいるイスラエルのもとに、レビの子孫モーセを遣わされました。

 モーセは、救い主のひな型です。イスラエルが奴隷の家で苦しんでいる時、エジプトから救い出すために、神がイスラエルに遣わされた救い主です。

 神は、このモーセに、イスラエルが守るべき律法を与え、イスラエルと契約を結ばれたのです。

 

 ユダヤ人たちが待ち望むキリストは、世の罪を取り除き、イスラエルを罪と死の奴隷から救い出して、約束の神の国に導いてくださる救世主です。

 初めにイスラエルの救いをもたらしたモーセが、神から契約を受けたように、神が遣わされるキリストは、新しい契約をイスラエルに授けられます。神は、神の御子イエス・キリストによって、イスラエルと新しい契約を結ばれるのです。

 

 モーセの契約は、イスラエルが約束のカナンの地にはいって、神の祭司の王国とされるための契約でした。

 神は、その契約を成就されました。

 神は、イスラエルに、神の子羊を遣わして、イスラエルの律法の違反の罪を贖うために、神の子羊イエスを贖いの子羊とされました。

 神は、罪の生贄の神の子羊を、神の祭司の国民ユダヤ人たちの手で屠り、十字架で流された子羊の血によって、世の罪を取り除かれました。

 

 神の子羊イエスは、神がイスラエルに遣わされた「キリスト」でした。

 罪の呪いの死を滅ぼし、永遠のいのちを得させ、天の御国へと導くキリスト【救世主】です。

 

 イスラエルは、神の子羊イエス・キリストの血で贖われました。

 モーセの律法の呪い(律法の違反者の滅び)を終わりにされたのです。神の子羊イエスは、神に聞き従い、十字架の死に至るまで従順に従われました。

 ナザレのイエスは、ユダヤ民族の中でただひとり、神の律法を完全に守られた人の子でした。

 神は、ユダヤ人から出た子羊、すなわち、律法を完全に守った全き人であるナザレのイエスにより、モーセの契約を完成されたのです。

 

 神の祭司の国民として召されたユダヤ民族のうちに、律法を完全に守って神に義とされる人はだれもいませんでした。しかし、ユダヤ人としてお生まれになった神のひとり子イエスがただひとり、モーセの律法を完全に守られました。イエスは、屠り場に引かれて行く従順な子羊でした。

 神は、律法を完全に守り傷もしみもしわもない、従順な子羊のように忠実なひとりのユダヤ人ナザレのイエスによって、ユダヤ民族の契約を完成されました。

 神と契約を結ぶイスラエルは、神の律法を完全に守られ神に忠実な神の御子イエス・キリストゆえに、神に義とされるのです。

 

 モーセの律法は、イエス・キリストによって、完成しました。

 神は、イエス・キリストの血を、イスラエルの罪を贖う血とされました。

 それゆえ、神の御子イエス・キリストを信じて、木にかけられた子羊イエスを仰ぐならば、キリストの流された血を受けて、神に義とされ、罪が赦されます。

 

 かつて、モーセがエジプトからイスラエルを救い出す時、神は、傷のない一歳の雄の子羊を屠ってその血をイスラエルの家のかもいと二本の門柱に塗るように、と仰せられました。

 真夜中になって、御使いがエジプトを巡り、子羊の血のしるしのない家々にはいって、その家の初子を打ちました。その夜、エジプトに激しい泣き叫びが起こりました。それは、血のしるしのないエジプト人たちの家には、死人のない家がなかったからです。

 しかし、子羊の血を塗ったイスラエルの家々は過ぎ越されました。

 

 モーセの律法を完成させ、イスラエルの契約を完了された御子イエス・キリストによって、神は、イスラエルに新しい契約を与えられました。

 それは、神の子羊イエス・キリストの血のしるしを持つ、律法を完成したイスラエルとの契約です。キリストの血の中に留まる人たちは、死が過ぎ越されます。

 キリストの贖いの血のしるしのあるイスラエルは、裁きが過ぎ越される「とこしえのイスラエル」です。死の呪いのない「とこしえのイスラエル」は、永遠のいのちを得させられます。

 

 モーセの律法は、「血肉のイスラエル」との契約でした。神が、アブラハム、イサク、ヤコブの血肉の子孫と結ばれた契約です。それゆえ、神の民のしるしは、肉にしるされた割礼であり、文字の律法でした。

 

 モーセの律法を完成された、神の御子イエス・キリストの律法は、永遠のいのちを持つ「とこしえのイスラエル」との契約です。

 とこしえのイスラエルのしるしは、心にしるされた割礼であり、生ける神の律法です。神の民のしるしは、新しい契約者である神の御子イエス・キリストがお与えになる、生かす御霊です。

 

 神は、キリストによって、神のいのちの息で生きていた肉のイスラエルの罪を贖い、キリストの御霊である「生かす御霊」によって生きる、とこしえのイスラエルに造り変えられます。

 

 キリストの血が、神に義とされるしるしであり、生かす御霊が、永遠のいのちを得させられるしるしです。

 キリストはご自分の民に、聖霊のバプテスマと火のバプテスマとを授けられます。真理の御霊によって導き、試みを通して、肉の性質から御霊の性質に造り変えられるのです。

 

 聖霊のバプテスマを受けても、試みを避けて逃げ、御霊の導きに従わないならば、新しい人に造り変えられません。新しい創造を受けない者は、肉の命(神のいのちの息)のままであり、神の子ども(生かす御霊によって永遠に生きる者)とされません。

 

 とこしえのイスラエルは、ユダヤ民族の垣を越え、あらゆる民族、あらゆる国、あらゆる国語から集められます。キリストによる「いのちの契約」は、偏りのない、全人類との契約です。

 

 キリストの十字架は、ユダヤ民族と異邦人との隔ての壁を取り除きました。

 世界を救うキリストがお与えになる新しい契約は、神に造られたすべてのものと結ぶ契約だからです。

 

 聖書の神は、契約の民ユダヤ民族から出たキリストによって、聖書に約束された「とこしえのいのちの契約」を結ばれます。

 キリストの血のしるしのある者に、永遠のいのちを得させられるのです。

 

 それは、信仰によって受けるいのちの契約です。約束に基づく契約ではなく、各自ひとりひとりの信仰によって、めいめいが結ぶ御霊の契約なのです。

 ユダヤ人も異邦人も、信仰によって神の子どもに造り変えられて、神の国にはいる一つの国民「とこしえのイスラエル」とされるのです。