ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

聖書を知らないふたりのメシア

 

 日本人から、世界を救うメシアが起こると言われています。

 ホピ族の伝承や、死海文書の記録、預言者たちの預言など、世界中のあらゆる伝承や記録や預言は、そのことを証言しているようです。

 それぞれ調べられて来ましたが、神は、あらゆる方面から語っておられ、それらを重ね合わせてみると、ふたりのメシアの姿が浮き彫りになって来ました。

 

 それは、新約聖書の「ヨハネの黙示録」に書かれた「ふたりの証人」を表していた、と知ることとなったのです。

 黙示録十一章で預言されている「ふたりの証人」です。

 反キリストの現われる時代に、神は、「全地の主の御前にある二つの燭台であるニ本のオリーブの木」を起こすことが、書かれています。

 

 それは、生けるまことの神をあかしする、神の証人です。

 「わたし(全能の主)がわたし(生けるまことの神)のふたりの証人に許すと、彼らは荒布を着て(人類の罪を悔い改め、神の裁きの御前に心砕き、世の人たちを神に立ち返らせるために)千二百六十日(三年半)の間預言する。」(黙示録11:3)

 

 世界中に散りばめられた預言のそれぞれの部分を一つに繋いでみると、ふたりの証人の隠された姿が現われてきました。

 

 ふたりは、卍の紋章を持つ人と、○の紋章を持つ人です。

 ふたりは、「イスラエルのメシア」と、「アロンのメシア」です。

 ふたりは、日本人です。聖書を知らない人たちです。

 ふたりは、十四万四千人のユダヤ人に「生ける神」の印を押すニ本のオリーブの木です。

 

 オリーブの木については、旧約聖書のゼカリヤ三章と四章に書かれています。

 オリーブの木は、金でできた一つの燭台(七つのともしび皿と七つの金の管がある燭台)の右と左にある、二本のオリーブの木です。オリーブの木には、二本の管によって油を注ぎ出す二本の枝があります。

 

 預言者ゼカリヤは主に尋ねました。

 「(金の)燭台の右左にある、この二本のオリーブの木は何ですか。」

 「二本の金の管によって油を注ぎ出すこのオリーブの二本の枝は何ですか。」

 

 すると、主の御使いは言いました。

 「これらは、全地の主のそばに立つ、ふたりの油注がれた者だ。」(ゼカリヤ4:14)

 

 神は、預言者ゼカリヤに、大祭司ヨシュアと、ユダの総督ゼルバベルの二人の存在に重ね合わせて、世の終わりに立つ忠実な神のしもべ、すなわち、神に油注がれた「ふたりの証人」の出現を知らされたのです。

 

 「聞け。大祭司ヨシュアよ。あなたとあなたの前にすわっているあなたの同僚たちは、しるしとなる人々だ。

 見よ。わたしは、わたしのしもべ、一つの若枝を来させる。

 見よ。わたしがヨシュアの前に置いた石。その一つの石の上に七つの目があり、見よ、わたしはそれに彫り物を刻む。―万軍の主の御告げ。―わたしはまた、その国の不義を一日のうちに取り除く。」(ゼカリヤ3:8,9)

 

 ○の紋章の「アロンのメシア」(古神道)とともにいる人たち(アロンのメシアの同僚)は、しるしとなる人です。すなわち、「生ける神の印」が押される人たちです。

 神は、彼らのもとに、神の御心に仕える神の忠実なしもべである一つの若枝(キリストと同じ御思いを持つユダの総督、すなわち、卍の紋章の「イスラエルのメシア」)を来させられます。

 

 神は、仏法に忠実に生きていた人のもとに、キリストのしもべを遣わして、真理の油を注がれます。すると、彼の霊の目は啓かれ、十字架で死なれた神の子羊イエスの真実を悟ります。

 仏陀が言い残した「悟りを実践する明けの明星」、すなわち、生老病死の悩みを解決し、全人類に悟りを授けて世界を救う方、罪の世を滅ぼして新しい世を開く明けの明星、すなわち、混じり気の無い真理に導き入れる聖者は、十字架で死なれた神の子羊イエスであったことを、はっきりと悟るのです。彼の信仰は、神の子羊イエス・キリストと結び合わせられます。

 

 ナザレのイエスとイエス・キリストの弟子たちを、殺意をもって迫害した、厳格なユダヤ教徒のサウロのもとに、神の御子イエス・キリストの弟子であるアナニヤが遣わされて、手を置いて祈ったのと同じような事が、世の終わりにも起こるのです。

 

 キリストに異邦人の使徒として召されたサウロは、アナニヤの祈りによって、聖霊に満たされました。

 律法に熱心だったサウロは、聖霊が注がれると、真理の御霊に聞き従う熱心なキリストのしもべに変えられました。

 

 「イスラエルのメシア」のもとには、ホピ族に言い伝えられている白い兄が遣わされて、アナニヤのような働きをすることでしょう。

 イスラエルのメシアとアロンのメシアとを導く白い兄は、ホピ族の兄弟の子孫です。現在の世界各地の預言者たちの預言を照らし合わせてみると、それは、若い女性のようです。預言の霊が置かれた聖霊の器だと思われます。すでに、イエス・キリストのしもべである人です。

 

 白い兄は、油注がれた「イスラエルのメシア」を、「アロンのメシア」のもとへと導くでしょう。

 神は、神のしもべ、一つの若枝(卍の紋章のユダの総督)を、○の紋章の人(大祭司ヨシュア)とその同僚のところに来させられます。

 

 神がヨシュアの前に置いた石。それは七つの目のある一つの石です。すなわち、七つの御霊の教会を完成させる器たちです。

 神は、彼ら(十四万四千人のユダヤ人)に彫り物を刻まれます。すなわち、イスラエルのメシアにより、子羊の名(永遠のいのちの鍵を持つ神の子羊イエス・キリスト)と子羊の父の名(贖い主であり救世主である神の子羊イエスを遣わされた父なる神、すなわち、生けるまことの神)の真理を悟るのです。

 

 彼らが長い間仕えて来た神は、天地万物を創造された全能の神、全地の主であられる生けるまことの神であることを知らされます。

 

 「アロンのメシア」とともにいる、父の名と子羊の名の印(生ける神の印)が押された、しるしとなる彼らは、十四万四千人のユダヤ人のうちにはいる人たちです。彼らは、聖書を知らないけれども、真理の御霊によって、神の御子イエス・キリストとひとつ心となる人たちです。

 

 聖霊の器の女預言者は、聖霊の導きによって、「イスラエルのメシア」を立て、彼を「アロンのメシア」の所へ導きます。

 「アロンのメシア」とその同僚たちは、「イスラエルのメシア」によって、印を押されるでしょう。また、卍の紋章を持つ人と、○の紋章を持つ人の「ふたりの証人」は、世界宣教に召された十四万四千人のユダヤ人のもとへと白い兄に導かれて行き、彼らに印を押していくことでしょう。

 

 なんと、世界を救うために立てられる「ふたりの証人」は、聖書を知らない人たちです。聖書の民イスラエル人ではありません。

 しかし、彼らは、生ける神を崇拝し、霊とまことをもって神に仕えて来た、真実な神のしもべであり、アブラハム、イサク、ヤコブの血肉の子孫ユダヤ人の血統の人なのです。

 おそらく、あまり混血していない、セム族のユダヤ人であると思われます。

 

 「私(ヨハネ)は見た。もうひとりの御使いが、生ける神の印を持って、日の出るほう(東)から上って来た。彼は、地をも海をも損なう権威を与えられた四人の御使いたちに、大声で叫んで言った。

 『私たちが神のしもべたちの額に印を押してしまうまでは、地にも海にも木にも害を与えてはいけない。』

 それから私(ヨハネ)が、印を押された人々の数を聞くと、イスラエルの子孫のあらゆる部族の者が印を押されていて、十四万四千人であった。」(黙示録7:2-4)

 

 私は、日の出るほうの御使いを日本を司っている御使い、また、四人の御使いを四つの獣の国(世界に権力を振るう四つの国)を司るそれぞれの御使いだと、捉えています。

 日本から立つふたりの証人は、十四万四千人のユダヤ人に生ける神の印を押すために世界を行き巡ります。しかし、その期間は、四つの獣どもの国々の破壊的な仕業は抑えられるようです。

 

 「わたし(生ける神)はまた、その国(ふたりの証人を起こす日本国)の(神の御子イエス・キリストの御救いを信じなかった)不義を一日のうちに取り除く。」(ゼカリヤ3:9)

 

 終わりの世に立つふたりの証人は、生ける神をあかしする人たちです。彼らは、聖書を知らない日本人です。しかし、イスラエルの血を引くユダヤ人です。神が、終りの時の為に隠しておられた残りの神の民です。

 キリストが、「これこそ、本当のイスラエル人だ。彼のうちには偽りがない。」と言われる選びの民です。

 

 そのふたりの日本人は、「聖書のみことば」によってではなく、真理の御霊が授ける「生ける神のみことば」によって、天地万物を造られた神、いのちの根源であられる生けるまことの神を告げ知らせて真理をあかしし、まことの神に立ち返らせる、神に油注がれた神のしもべたちです。