ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

大和民族よ ユダヤ民族の友となってください

 

 

 「万軍の主はこう仰せられる。

 『その日には(明けの明星〈キリストの霊が働くふたりの証人〉が現われて、反キリストの支配する闇〈罪の時代〉の夜明けを知らせると、新しい時代が開かれます。復活のキリストが天から来られて、神の都〈新しいエルサレム〉の王座にキリストが着座されて、平和な世界の「千年王国」の時代にはいると)、外国語を話すあらゆる民のうちの十人が、ひとりのユダヤ人のすそを堅くつかみ、「私たちもあなたがたといっしょに行きたい。(異邦人たちは、ユダヤ人に御救いの望みがあるのを知って、永遠のいのちを得させるユダヤ人たちの王イエス・キリストの御救いを得たいと、ユダヤ人たちにすがります)神があなたがたとともにおられる、と聞いたからだ。」と言う。』」(ゼカリヤ8:23)

 

 キリストが世界を治める千年間は、キリスト教徒の間で、「千年王国」と呼ばれる世界のことです。また、古神道で、「ミロクの世」と呼ばれる、草木も喜嬉しうれしの世界のことです。仏教で、仏陀の悟りをそのまま生きる、煩悩から解脱した菩薩たちの「涅槃」のことです。

 ユダヤ教徒の待ち望む新しい神の代、罪はなくなり、被造物が完全な姿となって、神と人との交わりが回復された「エデンの園の回復」した世界のことです。

 

 神は、イスラエルに約束しておられます。

 「見よ。その日が来る。―主の御告げ。―その日、わたしはイスラエルの家(十部族)とユダの家(二部族)とに、新しい契約を結ぶ。

 その契約は、わたし(イスラエルの神)が彼らの先祖(ユダヤ民族)の手を握って、(奴隷の家)エジプトの国から連れ出した日に、彼らと結んだ契約のようではない。(律法を与えたのに、ユダヤ民族は守らなかった)わたし(全能の神)は彼ら(イスラエル)の主であったのに、彼らはわたしの契約を破ってしまった。(ユダヤ民族はみな、律法の違反者である)―主の御告げ。―

 彼らの時代の後に(神に聞き従わず、自分勝手な道を歩んでいた先祖たちの不従順の時代の後に)、わたし(イスラエルの神)がイスラエルの家(ユダヤ民族十二部族)と結ぶ契約はこうだ。―主の御告げ。―

 わたし(生けるまことの神)はわたしの律法(生かす御霊)を彼らの中に置き、彼らの心にこれを書きしるす。(もはや肉の割礼と文字の律法ではなく、罪の贖いの血を流した神の子羊イエス〈神の御子キリスト〉の御霊をあなたがたの心に置いて、心に割礼を受けさせる。その時、あなたがたは真理を知り、すべてを悟る)わたし(生けるまことの神)は彼ら(イスラエル)の神となり、(御霊のいのち〈永遠のいのち〉に生かされる)彼らはわたしの民(とこしえのイスラエル)となる。

 そのようにして、人々はもはや、「主を知れ。」と言って、おのおの互いに教えない。(あなたがたの心に書きしるされた御霊が真理を教え、みな、真理の御霊によって神を知るからである)それは、彼らがみな、身分の低い者から高い者まで、わたしを知るからだ。―主の御告げ。―

 わたしは(心に割礼を受ける)彼らの咎を赦し、彼らの罪を二度と思い出さないからだ。』」(エレミヤ31:31-34)

 

 ユダヤ民族の回復とともに、千年王国はスタートします。

 十二部族のユダヤ人は一つの国に集められ、生けるまことの神に仕える神の民となります。彼らの心には、キリスト(神と人とを和解させ、被造物を贖い、武器の無い平和な世界を治めるイスラエルの王)の民のしるしが書きつけられているのです。

 

 神は誓って仰せられました。

 「もし、(太陽が昼間の光であり、月が夜の光であり、海をかき立てて波が鳴り轟いている)これらの定めがわたしの前ですたれてしまうなら、イスラエルの子孫もすたって、永久にわたしの民(神の民)であることはできない。」(エレミヤ31:36)

 

 太陽が昇り、月が夜を照らし、海が波立っているならば、神はイスラエルを捨てることはありません。イスラエルは、とこしえに神の民であり、ユダヤ民族の御救いの御計画は変わらないのです。

 

 ユダヤ民族は、千年王国にはいる神の国民なのです。

 しかし、ユダヤ民族が、神に聞き従わず、契約を破り、神を裏切ったので、神は怒ってユダヤ民族の心を頑なにして、御救いの光の道を見えなくされました。

 

 異邦人は、契約の民ユダヤ人の不従順、その不義ゆえに、イスラエルの為に用意された祝福を、異邦人に及ばせられました。

 

 パウロは言います。

 「彼ら(ユダヤ人)がつまづいたのは倒れるためなのでしょうか。絶対にそんなことはありません。かえって、彼らの違反によって、救いが異邦人に及んだのです。それは、イスラエルに妬みを起こさせるためです。」(ローマ11:11)

 

 彼ら(ユダヤ人)の捨てられることが世界の和解となりました。(御救いが異邦人に及んだことで、御救いの契約の外にいた異邦人たちが神との和解を得ました)

 すべてのユダヤ人たちの心の中に生ける神の御霊が置かれ、彼らが神に受け入れられるとき、いのちの主の治められる千年王国が開かれるのです。

 ユダヤ民族の御救いが成就しない限り、今の世(悪魔と悪霊どもが働く罪の世)は過ぎ去りません。

 

 ユダヤ民族が救われて、一つのイスラエルに回復するならば、死者たちは、死者の中から甦ります。

 ユダヤ人の死者たちも、キリスト者の死者たちも、墓から甦って、千年王国にはいり、聖書の預言が真実であることを目撃するのです。

 彼らは、聖書に書かれたことのすべてが成就する、愛と調和と喜びの平安な世界を、自分の目で見、また、体験します。

 

 千年王国は、地上に建てられる希望の国です。しかし、この国はとこしえではありません。千年間という期限があります。

 天国ではありません。神の裁きの前の、仮庵です。多くの人々が招かれます。ユダヤ教徒、キリスト教徒、神道、仏教など様々な宗教の人たちがいます。無宗教だった人たちもいます。様々な国の人々、様々な民族の人々です。

 

 この千年王国で、キリストを拝するために、神の都に訪れ、都の中にはいることが許される者は幸いです。いのちの木の実を食べることができるからです。いのちの実を食べる者は、永遠のいのちを得させられて御霊の教会となるのです。

 

 万軍の主はこう仰せられる。

 「ふたたび、国々の民と多くの町々の住民がやって来る。

 一つの町の住民は他の町の住民のところへ行き、『さあ、行って、主の恵みを請い、万軍の主を尋ね求めよう。私も行こう。』と言う。(ユダヤ人たちはみな、神を知り、救い主を知り、キリストのもとに礼拝しに来るのです)

 多くの国々の民、強い国々がエルサレムで万軍の主を尋ね求め、主の恵みを請うために来よう。(千年王国で生きる人々はみな、イエス・キリストが主の主王の王であり、万軍の主であることを知っています)」(ゼカリヤ8:20-22)

 

 ユダヤ民族の御救いのために、大和民族からふたりの証人が立てられます。世界宣教に召された十四万四千人のユダヤ人もみな、大和民族の人なのかも知れません。

 

 大和民族は、ユダヤ民族の御救いのために神が残しておられた、神の民ユダヤ人を守って来た民族です。遺伝子において、ユダヤ人の神を知らない民ではありません。多くの良きものをユダヤ人から得ています。日本列島が守られ、大和民族を神に愛される民として導き育ててくれたのは、およらく紀元前に渡来して来たユダヤ人たちの信仰であり、ユダヤ人の神だと思います。

 

 現在、ほかの国々で、反ユダヤ思想が勢いを増して広まっているようです。このことは、終りのしるしです。

 どうか、大和民族の皆さんは、神を知らない人たちのように、反ユダヤ思想、反イスラエル思想に翻弄されず、神の味方となってください。

 世の流れに逆らう事は苦しい事も多いでしょうが、世の流れに乗ってユダヤ人を嫌い、イスラエルを憎むことは、永遠の苦しみを負うことになります。

 イスラエルの神、すなわち、裁き主であられる神に敵対することですから。

 

 ユダヤ系の人たちが日本人の中にいることは事実だと思います。なぜならば、終りの時のメシアが日本から起こるからです。彼らは、セム族のユダヤ人です。

 

 日本人の四割の人が、大和魂のDNAを持つ大和民族の子孫だと言われています。平和を愛する民族です。神に愛される記憶を持つ魂であり、被造物に映し出される目に見えないいのちの存在に触れ、調和と愛の生けるまことの神に立ち返る人たちです。

 神は、四割も残しておられたのです。彼らの多くは、仏教や神道の中にいるか、あるいは、霊的なことに関心を持っているのかも知れません。

 

 大和魂は、日本人にだけではなく、外国人の中にもあるそうです。しかし、日本以外の国の中ではわずかな比率だそうです。

 日本人の中には、四割もいます。

 

 大和民族の魂が目覚めますように。

 そして、終りの時に召されて働くユダヤ人たちの祝福のために祈り、また、ユダヤ民族のすべてを救うことを定めておられる神のためにも、神の民イスラエルを祝福し、ユダヤ人を愛し、ユダヤ民族の友となって、生けるまことの神の御心を成し遂げますように。

 

 千年王国にはいると、異邦人は、御救いを求めて、ユダヤ人たちにすがる時が必ずやって来るのです。