ダニエルは、終わりの時代に起こる四頭の獣を見ています。
ダニエルの時代から約六百年後に、神がイスラエルに遣わすと約束されていた神の御子イエスが生まれて、真理のことばを語り、永遠のいのちのの福音宣教がなされました。そして、その約二千年後の現在は、ダニエルが幻で見た四頭の獣の働く時代にはいっています。
「私(ダニエル)が夜、幻を見ていると、突然、天の四方の風が大海を掻き立て、四頭の大きな獣が海から上がって来た。(すなわち、異邦人の中から世界に力を持つ四つの国が順次に起こる)その四頭はそれぞれ異なっていた。
第一のものは獅子のようで、鷲の翼をつけていた。見ていると、その翼は抜き取られ、地から起こされ、人間のように二本の足で立たされて、人間の心が与えられた。」(ダニエル7:2-4)
獅子は、ユダの獅子をあらわします。ユダヤ民族十二部族のうちのユダ族から起こる王です。ダビデの子と呼ばれる平和の王イエス・キリストのことです。
イギリスのピューリタン(イギリス国教会の信仰と慣行に反対し、聖書の教えに忠実な信仰を主張するカルヴァン派の新教徒、また、英国国教会のカトリック的な要素を取り去り、カルヴァンの教会改革に従って徹底的な改革をしようとした改革派プロテスタントの総称)の分離派は、聖書の教えに忠実でより厳格な信仰生活を送るために、アメリカに入植しました。
イギリス国教会からの激しい迫害が起こり、一部のピューリタンは、信仰の自由を求めて、アメリカ大陸に上陸したのです。
アメリカは、新しい土地で理想国家をつくる、というピューリタンの信念のもとに建国された国です。
この国の始まりは、獅子のようで、鷲の翼をつけていました。すなわち、イエス・キリストの信仰に立って、神の霊に導かれてやって来たピューリタンによって、建国された国でした。
しかし、そのうちには、ユダヤ人たちもいました。キリストを信じないユダヤ人たちです。彼らは、キリストの国をつくることには興味ありません。しかし、ピューリタンの掲げる平和で安全な国を求めていました。
彼らは、イギリスを支配して来たバビロン帝国の霊、すなわち、世界の経済を握る組織の拠点であり、国々を植民地化する大国の霊をもって、アメリカにはいりました。
次第に、信仰の理念を掲げるピューリタンたちを、アメリカ国家の表舞台から追いやりました。すると、神の御霊の力を押しやったアメリカの国では、神ではなく、人間を中心にする思想が土台を据えるようになりました。民主主義の思想、男女平等の思想、権利を主張する自由など、聖書の教えとは、ずれて行きました。
大統領の就任式で宣誓を行なうことは伝統となっています。アメリカの成り立ちの便宜上、聖書の上に手を置いて宣誓をしますが、心はキリストにありません。かたちだけです。
永遠のいのちを得させる聖書の教えと神の御子イエス・キリストに従う民の信仰は追いやられ、鷲の翼が抜き取られたアメリカに、神不在の平和を支持する人間の心が与えられました。
オバマ政権の時、教育現場では聖書の教えを廃止し、公立学校にあった旧約聖書の石碑は撤去されました。
アメリカはイスラム化され、キリストを尊ぶ風習は軽んじられました。公にクリスマスを祝うことを禁じました。アメリカ国民の心から、イエス・キリストの信仰を奪って行ったのです。
第二次世界大戦で日本国に二つの原爆を投下したアメリカは、第一の獣の支配下に置かれました。
アメリカの国は、悪魔の支配下に置かれたのです。獣の国となったアメリカで、キリストの信仰を持ち続けるキリスト者たちはうめきました。
トランプ氏が最初大統領になる前、演説している映像を見ていた時、私のうちで不思議な反応がありました。私は、こういう人も大統領に立候補するんだなぁ、と思って見ていました。しかし、私の内なる人【御霊】は、「可愛い、可愛い。」と愛らしい子どもを見守っているかのように、このトランプ氏を喜んでおられました。
私自身は冷静なのに、私の内なる方は、喜びに湧き上がっているようでした。人にはわからないですが、神はこの人を愛しておられるのだと思いました。
二度目の当選で、トランプ大統領は、アメリカ・ファーストを宣言して、世界に多大な影響力を発揮しています。この自国ファーストの考えは、世界の分断を招いていると非難されています。
しかし、アメリカは、第一の獣と戦っていることを知りました。聖書の文字を黒塗りするかのような、偽りの平和に満ちた獣の支配に抵抗しているのです。
アメリカ・ファーストは、神の民を取り戻すためです。神の国のために戦っているのです。
ソドムとゴモラが天からの火で滅ぼされたのは、男が男と、女が女と、自然の用を捨てた性の乱れが原因だったのではありませんか。
多様性は、神からではなく、闇の力が蒔いた種です。人間主義は、神から人を遠ざける悪魔礼拝者たちの提唱する偽りの調和と平和です。
トランプ氏は、多様な性は認めない、性別は男女のみ、としました。トランスジェンダーを否定したのです。
トランプ氏は、キリスト信仰で始まったアメリカを、再び、聖書の教えに戻しているのです。
この政策によって、トランスジェンダーの市民権がなくなると、社会の迫害を恐れて、聖書の土台の価値観に戻る人がいるのかも知れません。
すると、どうでしょうか。神のことば(聖書)から外れていた価値観が、社会の政策によって強引に、聖書の土台に引き戻されます。神に目を閉じていた彼らに光が注がれます。失っていた神への信仰を回復する人が起こるかも知れません。
自国ファーストを主張する背後には、実は、神の霊が働いているのかも知れません。世は、ますます乱れ、神を神としない暴虐に満ちた世界となるでしょう。
しかし、今は引き止める者がいるのです。神の霊である「真理の御霊」です。キリストが信者たちにお与えになった、真理を教える神の霊です。
キリストはイエス・キリストを信じる信者に、御霊を分け与えられました。それが、聖霊のバプテスマです。永遠のいのちを得させる聖霊です。
しかし、まもなく、聖霊は、この世から引き上げられます。聖霊が引き上げられると、御霊を宿しているキリスト者たちもともに、この地上から取り去られます。ある人々は死によって、ある人々は生きたまま世から取り去られます。
聖霊が取り去られた世界は、闇となります。すべての魂に闇が覆うのです。しかし、聖霊は、聖霊が世にいる間に、光を求める人たちの心に希望の灯をともします。神は、この希望の灯を消されません。彼らの信仰に、真理の光を注がれます。
神は、聖霊が取り去られた世界に、神のことばをゆだねたふたりの証人と、十四万四千人の世界宣教をするユダヤ人を立てられるからです。
心に希望の灯のともる光の子らは、神のことばに耳を傾けます。それは、闇の世に輝く、いのちの糧です。
聖霊が引き上げられる以前に光の方に来た人たちは、彼ら(神のことばを語る「イスラエルのメシア」と「アロンのメシア」と十四万四千人の世界宣教のユダヤ人)のうちに真理を見、彼らのことばに聞き従います。しかし、聖霊のおられる世で光の方に来ることのなかった魂は、彼らの声を聞いても真理を悟ることができません。
世の人たちに分断と見える今の時代は、実は、神が世にお与えになっている恵みの時なのかもしれません。神の目的は、永遠のいのちを得させることです。
「性別は男女のみ」との理解は、永遠のいのちを得させる神の望まれるところです。
中絶を禁止することは、聖書の神、いのちの根源の認められる律法なのでしょう。
世界は自由をはき違えて、いのちを捨てています。しかし、神は、強引にでも、もとの位置(人が造られた状態)に戻して、神に出会う機会を与えようとしておられるのでしょう。
神を否定する者、神に反逆する者は、真理の光を憎み、神のことばに敵対します。そして、反ユダヤ思想、反イスラエル思想を抱いて、キリスト・イエスの兄弟であるユダヤ人を迫害し、神の契約の民であるイスラエルに敵対します。
トランプ氏がユダヤ人の味方となり、イスラエルとともにあるのは、アメリカが第一の獣の霊と戦って、アメリカの中にいる神の民を救い、永遠のいのちを得させるためなのでしょう。
この世が闇の霊によって一つとなる流れに飲み込まれる前に、神は、獣の勢力に立ち向かう勇者を起こし、神の民の目を覚まし、また、まことの光を求める光の子らを起こされているようです。
分断は、神の国にはいる神の子どもたちを、神のことばに立たせて、信仰を回復するために許された神の憐れみなのでしょう。
神に反逆する二ムロデは、人々が全地に散らされないように、一つの言語で、バベルの塔を建て始めました。
神は、彼らの言葉を混乱させて、彼らが互いに言葉が通じないようにさせて、言葉の分断により混乱する人々を、そこから地の全面に散らされました。一つであった人は、それぞれの言語に分けられて、おのおのの民族に分断したのです。
世の終わりに、人間は神抜きに一つになろうとします。しかし、神は、それぞれの民族を民族間の違いによってアイデンティティーを取り戻させ、魂を目覚めさせて、霊の父であり魂の父である神に立ち返らせる時、すなわち、神との和解の時、回復の時を設けておられるのではないでしょうか。