ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

神のみことばに真理がある

 

 神は、神が選んだアブラハムに、神の契約のしるしを要求されました。

 

 「わたし(天の神)は、あなた(アブラハム)が滞在している地、すなわちカナンの全土を、あなたとあなたの後のあなたの子孫(イスラエルをさす)に永遠の所有として与える。わたしは、彼ら(イスラエル)の神となる。」(創世記17:8)

 

 「ついで、神はアブラハムに仰せられた。

 『あなた(アブラハム)は、あなたの後のあなたの子孫とともに、代々にわたり、わたしの契約(神の契約)を守らなければならない。

 次のことが、わたしとあなたがたと、またあなたの後のあなたの子孫との間で、あなたがたが守るべきわたしの契約(神の契約)である。

 あなたがたの中のすべての男子は割礼を受けなさい。あなたがたは、あなたがたの包皮の肉を切り捨てなさい。それが、わたしとあなたがたの間の契約のしるしである。

 あなたがたの中の男子はみな、代々にわたり、生まれて八日目に、割礼を受けなければならない。家で生まれたしもべも、外国人から金で買い取られたあなたの子孫でない者も。あなたの家で生まれたしもべも、あなたが金で買い取った者も、必ず割礼を受けなければならない。わたしの契約(神の契約)は、永遠の契約として、あなたがたの肉の上にしるされなければならない。

 包皮の肉を切り捨てられていない無割礼の男、そのような者は、その民(神が契約を結ぶアブラハムの民)から断ち切られなければならない。わたしの契約(神の契約)を破ったのである。(神は、アブラハムの家のすべての者をアブラハムの契約の対象とされました。しかし、アブラハムの神の契約のしるしである割礼を受けない者はその対象から外されます)」(創世記17:9-14)

 

 アブラハムが包皮の肉を切り捨てられたときは、九十九歳でした。その子イシュマエル(妻サラの奴隷であるエジプト人の女奴隷ハガルが産んだ子どもです。イシュマエルはアラブ人の祖であり、イシュマエルの子孫はアラブ民族です)が包皮の肉を切り捨てられたときは、十三歳でした。

 アブラハムの家の男たち、すなわち、アブラハムの家で生まれた奴隷、外国人から金で買い取った者もみな、アブラハムといっしょに割礼を受けました。

 こうして、アブラハムの家は、神の契約を結び、割礼のしるしを得ました。

 

 アブラハムが百歳のとき、正妻である九十歳のサラにひとりの男の子が生まれました。神が、神の契約を相続するアブラハムの跡取りとして、アブラハムにお与えになったひとり子イサクです。

 

 神は、イサクが生まれると、「イサクから出る者が、あなたの子孫(アブラハムの子孫)と呼ばれる。」と仰せられました。

 アブラハムの家の男子はすべて、神の契約のしるしの割礼を受けましたが、神は、神の契約を相続する「アブラハムの子孫」は、妻サラから生まれたイサクひとりに定めておられました。

 それゆえ、神が契約を結ばれる「アブラハムの子孫」とは、イサクの子孫をさすのです。

 

 妻サラは、アブラハムに言いました。

 「このはしため(サラの女奴隷ハガル)を、その子(イシュマエル)といっしょに(アブラハムの家から)追い出してください。このはしための子(女奴隷であるエジプト女のハガルが産んだ息子イシュマエル)は、私の子(正妻サラのひとり息子)イサクといっしょに(神の契約の)跡取りになるべきではありません。」(創世記21:10)

 

 すると、神は、アブラハムに、「サラがあなた(アブラハム)に言うことはみな、言うとおりに聞き入れなさい。イサクから出る者(ヤコブの子孫、すなわち、イスラエルをさす)が、あなたの子孫と呼ばれるからだ。」(創世記21:12)と仰せられました。

 

 「高貴な父」という意味の名前の「アブラハム」と、「王女」という意味の名前の「サラ」との間に生まれたひとり息子「イサク」が、神がアブラハムにお与えになった「神の契約」の跡取りとされました。

 それゆえ、アブラハムの家で割礼を受けた男子のうち、アブラハムとサラの間のひとり子「イサク」ひとりが、神の契約の相続人として選ばれました。それ以外の男子は、「アブラハムの子孫」とは認められません。(イシュマエルは、アブラムと女奴隷の間の子どもであって、「高貴な父」アブラハムの子ではないのです)

 

 アブラハムは妻サラ亡き後で、もうひとりの妻ケトラをめとり、6人の息子を生みましたが、彼らは、神の契約の子孫の中に数えられません。

 アブラハムは生存中に、神御自身が神の契約の跡取りとして選ばれ「アブラハムの子孫」とお呼びになる「イサク」に、アブラハムの全財産を与えました。

 

 イサクには、双子の男のが生まれました。神は弟ヤコブを選び、アブラハムと結んだ神の契約の跡取りとされました。兄エサウは、父イサクの異母兄弟のイシュマエルの子孫と婚姻関係を結び、アラブ民族の中に加えられました。

 エサウは「アブラハムの子孫」と呼ばれるイサクの息子ですが、神は、兄エサウを退けて、弟ヤコブをお選びになったのです。それゆえ、ヤコブとヤコブの子孫は「アブラハムの子孫」と呼ばれますが、エサウとエサウの子孫は「アブラハムの子孫」に数えられません。

 

 神は、ヤコブに仰せられました。

 「わたし(天の神)はあなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。わたし(アブラハムと契約を結んだ全能の神、主)はあなた(ヤコブ)が横たわっているこの地(カナン全土)を、あなた(ヤコブ)とあなたの子孫(イスラエル)とに与える。」(創世記28:13)

 

 神は、アブラハムにお与えになったカナンの地を相続するヤコブに、カナン全土の所有を約束し、また、「地上のすべての民族は、あなた(ヤコブ)とあなたの子孫(後にヤコブに生まれる十二人の息子を族長とするユダヤ民族、すなわち、イスラエル)によって祝福されることも約束されました。

 ヤコブ、すなわち、イスラエルは、アブラハムの神の契約を受け継ぎました。

 ヤコブの子孫であるイスラエルは、父祖ヤコブゆえに、カナン全土の相続の権利と、全人類の救い主キリストを生む国民とされる祝福、すなわち、アブラハムの神の契約を、相続しました。

 

 神は、ヤコブに約束されました。

 「見よ。わたし(天の神)はあなた(イスラエル)とともにあり、あなた(ヤコブの子孫ユダヤ民族)がどこへ行っても(世界に離散しても)、あなた(ユダヤ民族)を守り、あなた(ヤコブの子孫ユダヤ人たち)をこの地(アブラハムが相続したカナンの地)に連れ戻そう。

 わたし(天の神)は、あなた(ヤコブ、すなわち、イスラエル)に約束したことを成し遂げるまで、決してあなた(神の契約の民イスラエル)を捨てない。」(創世記28:15)

 

 永遠に生きておられる全能者、生けるまことの神、すなわち、天の神によって、ヤコブの子孫ユダヤ民族は、カナン全土(エジプトの川からユーフラテス川までの土地)の所有者であり、また、世界を救う救世主【キリスト】が出る民族であることが、定められています。

 

 現在、その約束が実現していなくても、この定めに変わりはありません。

 神御自身が、「わたしは、あなた(ヤコブ)に約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」(創世記28:15)と仰せられたからです。

 

 ヤコブの血肉の子孫ユダヤ人たちは、どこへ行っても神御自身に覚えられ神に守られた民であり、カナンの地に連れ戻される定めなのです。

 

 世界情勢を、神のことばである『聖書』のみことばに立って捉えることは、真理の道から外れないポイントです。

 この天地は滅び去っても、神のみことばは決して滅びることはありません。

 

 約二千年前に、当時ローマ帝国の属国とされていたユダヤ属州のダビデの町ベツレヘムの地で、救い主イエス・キリストはお生まれになりました。アブラハムの子孫のユダヤ民族の中から、永遠のいのちを得させる救世主、神の御子イエス・キリストは生まれたのです。

 

 1948年に、神は、みことばの実現の時を開かれました。

 二千年ほどの間、世界に離散して自分たちの国を失ったユダヤ人たちが、先祖の地であるカナンの地に帰還して、ユダヤ人の国イスラエル共和国を建国しました。

 「見よ。わたしはあなたとともにあり、あなた(ユダヤ人)がどこへ行っても、あなたを守り(生かし続けて)、あなたをこの地(カナンの地、イスラエル王国があった先祖の土地)に連れ戻そう。」と仰せられたみことばが実現しています。

 

 終わりの時代に、ヤコブの血肉の子孫ユダヤ人の血統の人ふたりが、メシアとして立つことでしょう。彼らは、エルサレムに第三神殿を建て、ユダヤ人を救いに導き、世界を救う、黙示録に預言されている「ふたりの証人」なのです。

 

 死から復活したキリスト・イエスが天の軍勢とともに再び天から来られると、天の神の定めに逆らってアブラハムとアブラハムの子孫に与えられたカナン全土に、不法に定住している「反キリストの国民」を、聖絶されます。

 

 カナン全土は、天の神によって、アブラハムの子孫イスラエルの相続地と定められているからです。

 人間の義に立ってイスラエルを非難しイスラエルに敵対していた人たちは、そのとき神の定めを知って、恥をみるのです。神のみことばに真理があります。

 神のみことばにへりくだらないで真理に逆らう者は、カナンの地をアブラハムの子孫イスラエルから奪い取って我が物としていた反逆の民と同じ扱いを受けます。

 

 たとい、キリストを信じる人であっても、反キリストの報いを受け取ります。

 イスラエルがアブラハムから受け継いだ祝福、すなわち、「あなたを祝福する者を神が祝福し、あなたを呪う者を神が呪う」という神のみことばが成就するのです。

 

 聖書を知りながら、みことばに逆らい、ユダヤ人を憎み、イスラエルを呪った者の罪は重いのです。

 イスラエルの王イエス・キリストが、みことばの違反者たちを裁かれます。