ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

パレスチナ国家承認について

 

 パレスチナを国家として認めるという動きがあることを知って、驚きました。

 

 パレスチナと呼ばれている土地は、ダビデ王の後継者ソロモン王が確立したイスラエル王国のあった土地です。

 

 アブラハムが神に与えると仰せられたカナンの地は、イラク・トルコのユーフラテス川からエジプトのナイル川までの広大な土地です。

 神は、アブラハムにお与えになった土地の相続権を、アブラハムと妻サラのひとり子イサクに与え、イサクを後継者に定められました。

 そして、カナンの地は、イサクの子ヤコブを所有者としてお定めになった土地です。

 

 ヤコブには十二人の息子がいます。ヤコブの十二人の息子を族長とする十二部族をヤコブの子孫と言い、彼らは、神が父ヤコブにお与えになったカナンの地の所有者です。

 ヤコブは、神から新しい名前をいただきました。神と人と戦って勝利した者、という意味の「イスラエル」です。ヤコブは、信仰によって、父祖アブラハムの契約を、神から得たのでした。

 ヤコブには、双子の兄がいました。ヤコブは弟でした。しかし、兄のエサウから長子の権利を買い取り、カナンの地の所有権を得たのです。弟が長子の権利を得て、カナンの地の相続人となったのでした。

 

 アブラハムには、世界の祝福の基とされる、という祝福の契約もありました。神は、カナンの土地の契約と、アブラハムの子孫から世界を救うキリストが生まれること、そして、キリストが国々の王となることで、アブラハムを国々の祝福の基とする、という祝福の契約もお与えになりました。

 

 ヤコブは、神と戦って、アブラハムの祝福の契約の相続人となりました。

 アブラハムの契約は、アブラハムの子孫ヤコブに受け継がれました。ヤコブは、全能の神、主、が父祖アブラハムにお与えになった神の契約を相続したのです。

 

 神は、神と人と戦って勝利したヤコブの信仰を祝福して、ヤコブを「イスラエル」と名づけられました。

 ヤコブの十二の息子の子孫、十二部族からなるユダヤ民族は、父ヤコブの名を名乗り、「イスラエル」と呼ばれています。

 そして、神は、イスラエルを「わが民」と呼び、御自身を「イスラエルの神」と名乗られます。

 

 カナンの土地は、イスラエルに与えられました。神は、カナンの地の相続権をイスラエルに与えておられます。ユダヤ民族がカナンの地の所有者です。

 

 主はヤコブに仰せられました。

 「わたし(全能の神)はあなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。わたし(主)はあなた(ヤコブ)が横たわっているこの地(カナンの地)を、あなたとあなたの子孫(ヤコブとヤコブの子孫、すなわち、イスラエル)とに与える。

 あなたの子孫(イスラエル)は地の塵のように多くなり、あなたは、西、東、北、南へと広がり、地上のすべての民族は、あなたとあなたの子孫によって祝福される。(神がアブラハムに約束されたとおり、アブラハムの子孫ユダヤ民族の中からキリストが生まれ、神の御子キリストによって、世界のあらゆる国、あらゆる民族、あらゆる言語の人たちは祝福を受けて「永遠のいのち」を得させられる)

 見よ。わたし(イスラエルの神)はあなた(イスラエル)とともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地(カナンの地)に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」(創世記28:13-15)

 

 神は、カナン全土の住民が悪いものとなるまで、エジプトの地で奴隷として四百年間、イスラエルを苦しめられました。イスラエルは、苦しめば苦しむほど、増え広がりました。ヤコブの子孫ユダヤ民族は、数多く強い民となりました。

 

 すべての住民がまことの神を恐れない悪いものとなったカナンの地に、イスラエルは連れ戻されて、カナンの地の住民を聖絶して、約束の土地を所有しました。

 しかし、カナン全土ではありません。

 イスラエルは、アブラハム、イサク、ヤコブの眠っている先祖の土地に、イスラエル王国を築きました。

 

 イスラエル王国を確立したソロモン王は、神の命令に背きました。その不義によって、イスラエル王国は、王を出したユダ族とベニヤミン族の二部族と、そのほかの十部族に分けられました。神は怒って、ソロモン王の子孫には二部族を与え、ほかの十部族はソロモン王の家来に与えられたのです。

 

 さて、イスラエルの神を捨て、ほかの国々の神々、偶像を慕うイスラエルを怒り、神は、十部族をアッシリアに捕囚させ、二部族をバビロンに捕囚させられました。

 

 バビロン捕囚から帰還した二部族のうち、ユダ族のダビデの子孫に神のひとり子イエス・キリストをお与えになりました。ダビデの町ベツレヘムで生まれ、ダビデの系図に住民登録されたヨセフの子イエスです。

 

 当時、イスラエルはローマ帝国の圧政で苦しんでいました。イスラエルは、ローマ帝国の属州ユダヤとなっていました。ユダヤ人は、イスラエルの国の再興に望みを持っていました。

 神は、ダビデの子ユダヤ人の王を、イスラエルにお与えになったのです。しかし、祭司たちは、ガリラヤ地方の田舎ナザレに住むイエスを「キリスト」として認めませんでした。

 

 ユダヤ人たちは、神が遣わされたキリストを信じませんでした。そして、神の御子イエスに聞き従うことはありませんでした。

 キリストを遣わされた神は、ユダヤ人たちの不信仰と不従順とを憤って、ユダヤ人たちを諸国に散らし、ユダヤ人から国を取り上げました。ユダヤ人の国があった土地は、廃墟となり荒地となりました。

 

 わずかなユダヤ人が残っていました。ローマ帝国は、神殿を破壊し、また、ユダヤ人の国を消滅しその土地を永遠に取り上げるために、かつて「イスラエル」と呼ばれていた土地を、ペリシテ人の地という意味の「パレスチナ」と改名しました。現在に至っています。

 

 しかし、この土地は、神がイスラエルに与えた土地であり、イスラエルを「わが民」と呼ばれる神の土地でもあるのです。

 

 神は、かつてヤコブに約束された通り、ヤコブの子孫を、散らした国々から連れ戻されています。(ユダヤ人は祖国に帰還しています)

 パレスチナの土地には、国がありませんでした。生ける神御自身がユダヤ人の所有する土地を守っておられて、ほかの民族が所有することを許しておられなかったのです。

 

 1948年、神は、ヤコブの子孫にユダヤ人の国をお与えになりました。イスラエル国家が建てられました。ユダヤ人たちの中に、神の御子イエス・キリストを信じる者が現われたからです。

 

 「わたし(イスラエルの神)は彼ら(ユダヤ民族)を喜んで受け入れ、その所で、あなたがたのすべての聖なる物とともに、あなたがたの奉納物と最上のささげ物を求める。(神は、ユダヤ人の聖なる血を求められました。多くのユダヤ人の血が流されました)

 わたし(主)があなたがた(ユダヤ人たち)を国々の民の中から連れ出し、その散らされている国々からあなたがたを集めるとき、わたしは、あなたがたをなだめのかおりとして喜んで受け入れる。(ホロコーストのユダヤ人の魂は、聖なるささげ物として、神の御前に受け入れられました)

 わたしは、諸国の民が見ている前で、あなたがたのうちに、わたしの聖なることを示す。(神から心離れたユダヤ民族を怒っておられたイスラエルの神、主は、ユダヤ人の国の再建とユダヤ人の帰還により、神に偽りはなく、真実であることを悟らせ、また、ユダヤ人の血によって民族の罪を贖うことにより、御自身の聖なることを示された)

 わたしが、あなたがたの先祖(アブラハム、イサク、ヤコブ)に与えると誓った地、イスラエルの地に、あなたがた(ユダヤ人たち)をはいらせるとき、あなたがたは、わたしが主であることを知ろう。(ユダヤ人たちの心から偶像は取り除かれました。聖書の神、イスラエルの神がユダヤ人の神であることを悟ったからです。聖書を知る人たちは、約二千年の時を経て、聖書のみことばを成就された聖書の神を、生きておられるまことの神として崇めたことでしょう)」(エゼキエル20:40-42)

 

 イスラエルの神に立ち返ったユダヤ人たちですが、神が遣わされた神の子羊イエス・キリストに対しては心頑ななままです。神がユダヤ人の心を頑なにして、異邦人の救いの時を設けられたからです。

 

 パレスチナの土地に国はありませんでした。それで、そこにユダヤ人の国を再建することができました。

 

 現在、パレスチナの土地に、パレスチナ国家を承認しようと言う、動きがあります。このことからわかるように、もともとパレスチナの土地は、ユダヤ人以外の民族の土地ではなかったのです。ローマ帝国によって、「パレスチナ」と命名された土地の隠された本当の名前は、「イスラエル」なのです。

 

 日本の総理大臣の石破首相の発言で気づきました。

 「パレスチナ国家承認をするか否かではなく、いつ承認するかの問題だ。パレスチナが持続可能な形で存在するということが極めて重要であり、単に承認すればいいということではない。」と指摘されました。

 

 パレスチナ国家を認めることで、「二国家解決」の方向に向かっています。

 それは、イスラエルの所有権を覆すことで、イスラエルの神の御旨ではない、と反論したくなりますが、実は、聖書にある終わりの時代のシナリオであることに、気づいたのです。

 

 終わりの時に立つ、『荒らすべき忌む者(反キリスト)』が出現する舞台が、整えられていることに気づいたのです。

 

 反キリストは、十本の角を持つ獣です。十の国の王を従え、ユダヤ人の建てる神の神殿に、神として立つ悪魔礼拝者です。

 このみことばが成就するためには、カナンの地には十の国がなければなりません。

 ユーフラテス川からナイル川までの土地。その土地の中には、イラク、トルコ、レバノン、シリア、クウェート、ヨルダン、サウジアラビア、エジプト、イスラエルの九の国と、パレスチナ自治区があります。

 パレスチナ自治区がパレスチナ国家として承認されるならば、神がアブラハムにお与えになったカナンの地は、十の国となります。

 

 悪魔は、神のひとり子に敵対して、神が神のひとり子イエス・キリストにお与えになる「とこしえのイスラエル王国(永遠のいのちを得る神の子どもたちが国民である、キリストの国)」の土地をそのまま、反キリストの国とするのです。

 

 パレスチナ国家承認は、世の終わりのシナリオです。しかし、いつ承認するか、が問われています。

 御霊の器が世に留まっている間に承認されるのでしょうか。それとも、反キリストの出現を引き止めている、御霊の祈りをする聖霊の器が取り去られてから承認されるのでしょうか。