ヨハネの黙示録には、終わりの時代に起こることが書かれています。
聖書の最後にある「ヨハネの黙示録」は、神の御座の右に着座しておられるキリストが、神から与えられた黙示を、御使いを遣わして、イエスの弟子ヨハネにお告げになったものです。
黙示録には、定められた日について、書かれています。
「定められた時、日、月、年、のために用意されていた四人の御使いが、人類の三分の一を殺すために解き放された。
騎兵の軍勢の数は二億であった。私(ヨハネ)はその数を聞いた。」(黙示録9:15,16)
これは、神によって定められている日です。神御自身が、その年、月、日、すなわち、日付を定めておられるようです。
具体的な日付は伏せられていますが、神御自身は、その日を定めておられます。
イエスが弟子たちに世の終わりの前兆について語られた時、こう語られました。
「苦難は続き、太陽が暗くなり、月が光を放たず、星は天から落ち、天の万象は揺り動かされます。
そのとき、人々は、人の子(キリスト・イエス)が偉大な力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを見るのです。
そのとき、人の子は、御使いたちを送り、地の果てから天の果てまで、四方からその選びの民を集めます。(地に住む人々の中にいる選びの民と、すでに天に上っている魂の中の選びの民を集め、子羊の婚宴に招かれた人たちを集めるのです)」(マルコ13:24-27)
イエスは、空中再臨の様子を語られました。反キリストと偽預言者が立つ前に起こる出来事です。
続いて、イエスは言われました。
「まことに、あなたがたに告げます。これらのことが全部起こってしまうまでは、この時代は過ぎ去りません。
この天地は滅びます。しかし、わたしのことば(イエスが話したことば)は決して滅びることがありません。
ただし、その日、その時がいつであるかは、だれも知りません。天の御使いたちも子(神のひとり子イエス・キリスト)も知りません。ただ父だけが知っておられます。(父なる神は、御子にも知らせておられないのです)
気をつけなさい。目を覚まし、注意していなさい。(目をさまして、感謝をもって、たゆみなく祈りなさい)その定めの時(キリストの空中再臨の日)がいつだか、あなたがたは知らないからです。」(マルコ13:30-33)
「人の子」イエスは、その日がいつであるかを知りませんでした。
死から復活した御霊のからだのイエスは、神の子羊イエスの血を携えて、天に上り、神から、聖霊のバプテスマを授けるキリストの権威を受けられ、神の御座の右に着座されました。
神は、世の罪を取り除く贖いの血を流された神の子羊イエスに、永遠の主権と、人の子らに聖霊のバプテスマを授ける(すなわち、永遠のいのちを得させる)キリストの光栄と、永遠に立ち続けるとこしえの国とをお与えになられました。
神のひとり子であった方(神の御子)は、ユダヤ人の処女から生まれる人の子となられました。
神のひとり子は、神の御子の栄光の御姿を捨てて、人の子イエスとなられ、御使いたちよりも低い者となられました。
人の子イエスは、世の罪を取り除く罪の贖いの神の子羊として、神の祭司の国民ユダヤ人たちの手で屠られました。神の子羊イエスの血はただ一度だけで、世の罪を贖いました。神の民イスラエルも、神の契約のない異邦人も、イエスの時代の人たちも、その後のすべての人類の罪をも贖いました。
神の子羊イエスは、ご自分の血で人類の罪を贖うだけではなく、死に勝利して、死から甦り、御霊によって新しく生まれる新しい人の初穂となられました。
そして、天に上ると、御座におられる方から、聖霊のバプテスマを授けるキリストの権威を受けられたのです。イエス・キリストの御名によって、「生かす御霊」を授けて、御霊によって新しく生まれる神の子どもたちを創造されるのです。
神の子羊イエスは、御霊によって生まれた人の子の初穂です。そして、キリスト・イエスは、罪が贖われて神に義とされた人の子らに聖霊のバプテスマを授けて、御霊によって生まれる新しい人を創造されます。
神は、新しい人の初穂であるイエス・キリストを長子とし、イエス・キリストの御霊によって新しく生まれて新しい人に造り変えられた人たちを神の子どもとし、キリストの兄弟姉妹とされます。
さて、神の御座の右に着座されたキリストは、栄光の主となられました。
ヨハネは、幻で、キリスト・イエスの栄光の御姿を見ました。
足までたれた衣を着て、胸に金の帯を締めた、人の子のような方です。その頭と髪の毛は、白い羊毛のように、また雪のように白く、その目は、燃える炎のようです。その足は、炉で精錬されて光り輝くしんちゅうのようであり、その声は大水の音のようです。
ヨハネが知っているイエスの姿ではありません。また、復活された神の子羊イエスの姿でもありません。主権とキリストの光栄と国とを持つ栄光ある「とこしえの主」キリストの御姿です。
とこしえの主キリストは、右手に七つの星(七つの教会の御使いたち)を持ち、口からは鋭い両刃の剣(とこしえの義の人と、とこしえの不義の人とを定める、正義のみことば)が出ており、顔は強く照り輝く太陽のようです。
栄光の主キリストは、七つの燭台(七つの御霊の教会)の真中に立たれる、とこしえの王の王主の主です。
この栄光の主キリストが、弟子のヨハネに黙示をお告げになりました。
その黙示の中には、前にも後にも一日たりともずれることのない一日がありました。それは、第三次世界大戦の出来事です。
第一次世界大戦で、神は、中世からの帝国主義を終わらせられました。
ダニエルの時代、神は、ネブカドネザル王の夢に、バビロン帝国の後に起こる帝国を、一つの大きな像を現わして、啓示されました。その時、バビロンのネブカドネザル王が見たオスマン帝国が、消滅しました。
第二次世界大戦で、神は、ダニエルに幻でお見せになられた「四つの獣(ダニエル7章)」の時代が始まりました。
第三次世界大戦で、神は、ダニエル11:31-45に預言され、イエスも警告された「荒らす憎むべき者(反キリスト)」が立つのです。
「反キリスト」は、悪魔から権威を受ける滅びの子であり、ネブカドネザル王が夢で見た「一部が陶器師の粘土〈ユダヤ人の背教者たちの一つの国〉、一部が鉄〈反キリストの率いるイスラム国、九つの国〉の分裂した十の国である、巨大な像の足の部分に当たるオスマン帝国を復興させた国、おそらく、バビロンを首都としてネブカドネザル王が見た一つの巨大な像を完成するのでしょう。それは、二ムロデの建て始めた塔の完成でもあります。
反キリストは、十の国に権威を持つ支配者であり、世界の覇権を握る者です。
しかし、反キリストの治世に、人手によらない一つの石(天から来られるイエス・キリストと天の軍勢)によって悪魔の勢力は打ち砕かれ、反キリストの十の国は滅ぼされて世は終わります。
また、反キリストは、ダニエルが見た四つの獣の、最後の獣です。
神は、旧約時代にすでに、反キリストの現われを啓示しておられました。
そして、この反キリストを世に現わす時を定めておられました。
その時に向かって、世は流れています。この日は、すでに定められていて、聖徒たちの祈りによって、変更されるものではありません。しかし、第二の獣の時代、第三の獣の時代を遅らせることはできます。
御霊の器の祈りは、時を遅らせてその時までに多くの魂が救われるための執り成しです。
「あなたがたが知っているとおり、彼がその定められた時に現われるようにと、いま引き止めるもの(キリストの聖霊)があるのです。
不法の秘密はすでに働いています。しかし今は引き止める者があって、自分(御霊と御霊の器)が取り除かれる時まで引き止めているのです。」(テサロニケ第二2:6.7)
パレスチナ国家承認も、ロシアの領土拡大も、実は、終わりのシナリオにある事ですが、神のしもべであるアメリカの聖徒たちが、必死に執り成し、その時を遅らせているのです。