ユダヤ人たちは、神殿の丘に第三神殿を建てることを夢見ています。
イスラエルの王ダビデの子ソロモン王が建てた神の神殿の跡地に建てる神殿です。
神殿の丘は、ユダヤ民族の父祖アブラハムが、アブラハムのひとり子(ユダヤ民族の父祖イサク)を全焼の生贄として神にささげるために祭壇を築いた山です。
祭壇の上のたきぎの上に横たわるイサクを屠ろうと、手を伸ばし刀を取ったアブラハムの信仰を、神は御覧になって、アブラハムの手を止めさせ、アブラハムの目を開いて、角をやぶにひっかけている一頭の雄羊を見せられました。
アブラハムは行って、その雄羊を取り、それを自分の子(イサクの燔祭)の代わりに、全焼の生贄としてささげました。
神は、アブラハムの信仰を試して、自分のひとり子さえ惜しまないで神にささげる従順な信仰をご覧になったのです。
神はアブラハムの信仰を祝福し、また、自分の身を父アブラハムの信仰にゆだねるイサクの従順を祝福して、アブラハムの契約と祝福の約束を、アブラハムの子孫イサクに継承されました。
モリヤの地のこの山は、アブラハムの信仰を継承するイサク、すなわち、アブラハムの子孫の信仰の証の場所であり、イサクの子イスラエルの信仰の拠点の地でもあります。
ソロモン王は、この地に、神の神殿を造りました。
しかし、ソロモン王が建てたエルサレム神殿は、バビロン帝国によって破壊されました。
バビロン捕囚から帰還したユダヤ人たち(南ユダ王国、ダビデ王が出たユダ族とサウル王が出たベニヤミン族の二部族)が、第二神殿を再建しました。
神の御子イエス・キリストが十字架につけられた時に立っていた神殿です。
しかし、この第二神殿は、ローマ帝国によって破壊されました。
ユダヤ人たちは、第三神殿の建設が実現すると、キリストが来られると信じています。
ローマ帝国によって散らされたユダヤ人たちは、約二千年の間、諸国に離散していました。しかし、彼らにはイスラエルの神のことばがあり、ユダヤ人の国イスラエル国の復興の希望と、第三神殿を建てる希望の信仰がありました。
ユダヤ人の中から、十字架の主イエス・キリストを救い主として信じる人たちが現われ始めると、神の御手が動きました。
神は、滅びの子ヒトラーを立てて、ユダヤ人の罪(神が遣わされた神のひとり子ナザレのイエスを信じなかったユダヤ人たちの不信仰と、イスラエルの神のことばに背いて信じなかった不従順の罪)をきよめ、また、約二千年間荒地となって呪いとなっていたユダヤ人の先祖の地(かつてイスラエル王国があって、イスラエルの王ダビデが眠るイスラエルの地)をきよめるために、ユダヤ人の多くの血を流されました。
神の怒りは鎮まり、御自分の民(ユダヤ民族)に憐れみをかけてユダヤ人の国を与え、離散している国々から帰還させておられます。
1948年、ユダヤ人は、イスラエル共和国を建国しました。先祖の地に、ユダヤ人の国を造りました。国連の認可のもと、イスラエルはユダヤ人の国家として、世界の国々に名前を連ねました。
ユダヤ人の信仰は実を結びました。
次には、神殿の丘に第三神殿を建てることです。
しかし、神殿の丘には、イスラムのモスクが建っています。ユダヤ人たちは、その地域に入ることが許されていません。
第三神殿を建てるならば、イスラエルの神が、イスラエルを救うキリストを遣わされるはずです。ユダヤ人たちは、そう信じています。イスラエルが救われるためには、キリストが来られなければなりません。キリストが来られるためには、第三神殿を建てなければなりません。第三神殿はしるしです。
世の終わりに、第三神殿の建築は実現します。
現在、神殿の丘にはモスクが建っています。ユダヤ人たちは立ちいることができません。不可能に思える現状でも、神の時に至れば、大きく動き、必ず、聖書のみことばは成就します。
争わず、血を見ることなく、成就します。モスクは、おそらく、二ムロデが建て始めたバベルの塔があったバビロンの地に移されて、神殿の丘には、ユダヤ人たちが建築する第三神殿が完成するでしょう。
そのことは、異邦人の時が完成し、ユダヤ人の時にはいってから起こるでしょう。
世界中の、キリストに忠実なキリスト者たちは殉教し、キリスト教会の殉教者の数が満ちると、古神道信仰、日本神道信仰、仏教信仰、キリスト教信仰、ユダヤ教信仰、民俗信仰、無宗教信仰のうちにいる信仰者たち、すなわち、目に見えない大いなる方、いと高き方を、霊とまことによって崇め、神の霊に忠実に仕えた御霊の人たちは、生きながらにして天に移されます。こうして、異邦人の時は完成します。
経典や聖典、聖書や教典など、人の教えではなく、自分の霊魂によって神を知り、神の霊に聞き従う、愛と信仰と希望が結実した信仰者たちは、死を経験することなく、天に引き上げられます。彼らは、生きながらの殉教者たちです。肉が裂かれ、多くの悲しみの涙と痛みを体験し、それでも、神の霊とともに正しい道を歩み、魂を完成した信仰の勝利者たちです。
異邦人の完成とともに、神に忠実なユダヤ人も異邦人も、地上からいなくなります。神が聖霊を引き上げられたからです。
聖霊の引き上げられた地上は、反キリストの出現を引き止める者(御霊の祈りをする御霊の器)が取り去られています。
堰を切ったように、世は一挙に悪いものとなります。
引き止める者、執り成す者がいないからです。
ユダヤ人ビリーバーの忠実な信仰者たちの魂は、異邦人の時に完成します。
ユダヤ人の時には、メシアニック・ジューが働きます。
ユダヤ人の時にはいると、ふたりの証人が立って、預言をします。また、神殿の丘に第三神殿が建てられます。十四万四千人の召されたユダヤ人たちは、世界宣教をして、最後の刈り取り(闇の世から救い出される神の聖徒の魂の信仰の灯を守り助け導いて、御霊の教会にはいる信仰の勝利者たちの魂を集める)を終わらせます。
地上から聖霊が取り去られている「ユダヤ人の時」は、ふたりの証人の預言と十四万四千人の宣教のことばが、足のともしびであり、希望の光です。メシアニック・ジューたちは、ユダヤ人たちが救われるために働きます。信仰の灯を持つ人たちがいのちを得るために助けます。
ユダヤ人たちが建てた第三神殿に、反キリストが立ち、自分を神として拝ませ、反キリストの国(中東の十の国、カナン全土)の主権を握ります。
反キリストは、世界を統一し、新世界秩序を打ち立てる覇者です。
神が許された三年半の期間、反キリストは覇者となり、悪魔礼拝の国、悪魔礼拝の世を完成させます。
しかし、三年半の時が満ちると、天から来られるキリストと天の軍勢によって滅ぼされます。
反キリストは、世界中の国々のリーダーたちを集めて、メギド山に集結すると、天からキリストが来て、勝利を取られます。これが、ハルマゲドンの戦いです。
ハルマゲドンとは、「メギド山」をさし、メギド山での戦いのことを言います。
反キリストが主権を持つ、中東の十の国(イラク、トルコ、シリア、レバノン、ヨルダン、クウェート、サウジアラビア、エジプト、イスラエル、パレスチナ)は反キリストの国です。
反キリストの領土は、神がアブラハムとアブラハムの子孫イスラエルにお与えになったカナン全土です。
神は、死から復活し永遠に生きる神の子羊イエス・キリストによって、反キリストからカナン全土を取り戻されます。
反キリストの国は、キリストに滅ぼされ、死体は片づけられました。
イスラエルの王(神の子羊イエス・キリスト)がとこしえの王座に着く聖なる都、新しいエルサレムが、神のみもとを出て、天から下ってきます。
キリストはオリーブ山に立ち、地形は、千年王国のために整えられます。
死者が墓から甦り、御霊の教会の人たちは、キリストの国(イスラエル王国)にはいります。
神の子羊イエス・キリストが、アブラハムの契約を成就されます。
ユーフラテス川からナイル川までのカナンの地、神がアブラハムに相続地としてお与えになったカナン全土を、イスラエル十二部族に等分に割り当てられます。そして、ユダヤ民族ではない人たちは、その在留している部族の中で、相続地の割り当てを受けるのです。
旧約聖書のみことばは、神の子羊イエス・キリストによって成就します。
「わたし(主)が証人として立つ日を待て。(ハルマゲドンの戦いで勝利を収める。その時、全地の神はイスラエルの神であり、ユダヤ人を守る方であることを、世界は知ろう)
わたしは(メギド山に)諸国の民を集め、もろもろの王国をかき集めてさばき、わたしの憤りと燃える怒りをことごとく(イスラエルを苦しめ、ユダヤ人に高ぶった)彼らに注ぐ。
まことに、全地はわたしの妬みの火によって、焼き尽くされる。
そのとき、わたしは、国々の民のくちびるを変えてきよくする。(反キリストに支配されていた人々のくちびるをきよくし、主への賛美のことばをのぼらせよう)
彼らはみな主の御名によって祈り、一つになって主に仕える。
クシュの川の向こう(エチオピア)から、わたし(万軍の主キリスト)に願い事をする者、わたしに散らされた者たちが贈り物を持って来る。(「諸国の民が、都の光によって歩み、地の王たちはその栄光(キリストをほめたたえる真実な心)を携えて都に来る。」[黙示録21:24])」(ゼパニヤ3:8ー10)
神のみことばの成就を信じ続け、信仰の弱らなかったユダヤ人、イスラエルに神は語られます。
「あなたの神、主は、あなたのただ中におられる。救いの勇士だ。(勝利の勇士だ)
主は喜びをもってあなたのことを楽しみ、その愛によって安らぎを与える。(あなたを新しくする)
主は高らかに歌ってあなたのことを喜ばれる。」(ゼパニヤ3:17)
イスラエルは、地のすべての民の間で、高くされ、名誉と栄誉が与えられるのです。
主は、生きておられ、真実なお方です。
神の御子イエス・キリストにより、イスラエルの契約は、ことごとく、地上にあって成就するのです。