ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

創世記六章 主は良いものを取り分けて滅ぼされる

 

 「さて、人(アダムとエバの子孫)が地上に増え始め、彼らに娘たちが生まれたとき、神の子ら(土から造られたアダムよりも先に地上にいた天から追放された堕天使と思われる)は、人の娘たちが、いかにも美しいのを見て、その中から好きな者を選んで、自分たちの妻とした。(神のことばと一つであった人が神のことばから外れてエデンの園から追放されると、天から追放された堕天使たちと混血したと思われる。エデンの園から追放されたアダムの子らと、天から追放された神の子らとが一つになると、神に似せて造られた人はその原型を失くし、ますます悪いものとなる)

 そこで、主は、『わたしの霊は、永久には人のうちにとどまらないであろう。それは人が肉にすぎないからだ。それで人の齢は、百二十年にしよう。』と仰せられた。」(創世記6:1-3)

 

 案の定、地上に人の悪が増大し、その心に計ることがみな、いつも悪いことだけに傾くのを御覧になった。

 

 「そして主は仰せられた。

 『わたしが創造した人を地の面から消し去ろう。人をはじめ、家畜やはうもの、空の鳥に至るまで。わたしは、これらを造ったことを残念に思うからだ。』」(創世記6:7)

 

 人は神に似せて造られ、神のことばと一つのものとして造られ、エデンの園を管理する役割を担っていました。人は、神のことば(神のひとり子)と一つでなければなりません。

 一方、神の子らは、神のひとり子を妬み神のことばに敵対する堕天使長といっしょに、天から追放された者たちです。神のひとり子に反逆する闇の心を持つ者です。悪魔に従う悪霊とはならず悪魔の支配から逃れた者ですが、神のひとり子に背く闇の心のある者です。

 

 人は、蛇の言葉に騙されて、悪魔に捕われました。神のひとり子に背く意思はなかったのです。ただ、悪魔の誘惑に負けてしまったのです。

 人が、神の子らと一つとなって、神のひとり子に背く者となることは、あってはならないことです。

 

 人の中には、主の心にかなうノアがいました。

 「ノアは、正しい人であって、その時代にあっても、全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。

 ノアは三人の息子、セム、ハム、ヤペテを生んだ。

 地は、神の前に堕落し、地は、暴虐で満ちていた。神が地を御覧になると、実に、それは、堕落していた。すべての肉なるものが、地上でその道を乱していたからである。

 そこで。神はノアに仰せられた。

 『すべての肉なるものの終わりがわたしの前に来ている。地は、彼らのゆえに、暴虐で満ちているからだ。それで今わたしは、彼らを地とともに滅ぼそうとしている。

 あなた(ノア)は自分のために、ゴフェルの木の箱舟を造りなさい。箱舟に部屋を作り、内と外とを木のやにで塗りなさい。 

 それ(箱舟)を次のようにして造りなさい。箱舟の長さは三百キュビト。その幅は五十キュビト。その高さは三十キュビト。箱舟に天窓を作り、上部から一キュビト以内にそれを仕上げなさい。また、箱舟の戸口をその側面に設け、一階と二階と三階にそれを作りなさい。

 わたし(天地万物の創造主)は今、いのちの息のあるすべての肉なるものを、天の下から滅ぼすために、地上の大水、大洪水を起こそうとしている。地上のすべてのものは死に絶えなければならない。

 しかし、わたし(全能の神、主)は、あなた(ノア)と契約を結ぼう。あなたは、あなたの息子たち、あなたの妻、それにあなたの息子たちの妻といっしょに箱舟にはいりなさい。

 またすべての生き物、すべての肉なるものの中から、それぞれ(神が選んだ)二匹ずつ箱舟に連れてはいり、あなたといっしょに生き残るようにしなさい。それらは、雄と雌でなければならない。(雄同士、雌同士であってはならない。生命を生み出す一対の雄と雌でなければならない)

 また、各種類の鳥、各種類の動物、各種類の地をはうものすべてのうち、それぞれ二匹ずつが、生き残るために、あなたのところに来なければならない。

 あなたは、食べられるあらゆる食糧を取って、自分のところに集め、あなたとそれらの動物の食物としなさい。』

 ノアは、すべて神が命じられたとおりにし、そのように行なった。」(創世記6:9-22)

 

 神が事をなさる時、事前に神の御計画を告げる人を見い出されます。

 神は、ノアに、地上に大洪水を起こして、地上のすべてのものを死に絶えさせることを告げられました。

 神は、ノアと大水の滅びから救い出すための契約を結ばれました。

 ノアは、神が命じられたとおり、神の設計どおりの箱舟を造りました。神の設計された箱舟は、現在の造船界で、最も安定した「黄金比(長さ、幅、高さの比率が30:5:3)」の造船とされています。タンカーなど大型船の設計の比率です。

 

 ノアが神に命じられたとおりに造った箱舟は、浸水、転覆、破損に強い、大洪水に耐え得る安全なものでした。

 神の守りは、抜かりがなく、安全なのです。

 

 また、ノアとノアの家族の人以外の、鳥や動物などの各種類の生き物も、神がお選びになったつがいで、大水から救い出されました。

 神は、エデンの園の管理者として置かれたアダムの、その子孫であるノアに、大洪水で洗い流した地の面に残す生き物をもいっしょに救い出すこと、そして、箱舟の中で生き延びるすべてのもののために、すべての生き物の食糧を確保することも、ノアに命じられました。

 神の指示は、抜かりがありません。すべての手はずが整っています。

 人は、完全な神の指示に聞き従うことで、安全です。

 

 ソドムとゴモラの町が暴虐に満ちたとき、神は、天からの火を降らせてソドムの町とゴモラの町を滅ぼされました。

 その時、ソドムの町にいたアブラハムの甥ロトのところに御使いを遣わして、町を滅すことを告げ、町から逃れるようにと命じられました。

 

 「ふたり(の神の御使い)はロトに言った。

 『(ロトの家〈ロトと妻とふたりの未婚の娘の四人家族〉の)ほかにあなたの身内の者がここ(ソドムの町)にいますか。あなたの婿やあなたの息子、娘、あるいはこの町にいるあなたの身内の者をみな、この場所(ソドムの町)から連れ出しなさい。

 わたしたち(御使い)はこの場所(ソドム)を滅ぼそうとしているからです。彼らに対する叫びが主の前で大きくなったので(ソドムとゴモラの叫びは非常に大きく、また彼らの罪はきわめて重い)、主はこの町を滅ぼすために、わたしたち(御使い)を遣わされたのです。』

 そこでロトは出て行き、娘たちをめとった婿たちに告げて言った。『立って(決断して)この場所(ソドム)から出て行きなさい。主がこの町を滅ぼそうとしておられるから。』しかし、彼の婿たちには、それは冗談のように思われた。(嫁いだロトの娘たちは、夫(ロトの婿)に従って、ソドムの町に留まりました。救われたのは、ロトのもとにいる未婚の娘たちです)

 夜が明けるころ、御使いたちはロトを促して言った。

 『さあ立って、あなたの妻と、ここにいるふたりの娘たちを連れて行きなさい。さもないと、あなたはこの町の咎のために滅ぼし尽くされてしまおう。』

 しかし彼(ロト)はためらっていた。すると、その人たちは彼の手と彼の妻の手と、ふたりの娘の手をつかんだ。

 ―主の彼(神を恐れる正しい人ロト)に対するあわれみによる。そして彼らを連れ出し、町の外に置いた。」(創世記19:12-16)

 

 ロトたちをソドムの町から連れ出し、ロトが望んだツォアルの町に彼らが着くと、主はソドムとゴモラの上に、硫黄の火を天の主のところから降らせ、これらの町々と低地全体と、その町々の住民と、その地の植物をみな滅ぼされました。

 

 神は、神を恐れる正しい者を取り分け、悪くなった者を滅ぼされます。

 世の終わりにも同じことが起こります。

 ローマ・カトリックの中から神を恐れる真実な魂を取り分けたあとで、いのちの書から名前の消されているバチカンとそれにつく人々と教会を火で焼き払われます。これは、天からの火ではなく、反キリストと、反キリストが支配する中東の十の国によって滅ぼし尽くされます。

 

 また、神は、中東の国の中からキリストによって救われる人々を取り分けたあとで、反キリストの支配する中東の十の国とその国民を滅ぼされます。彼らは、いのちの書に名前の書かれていない人々です。天から来られたキリストと天の軍勢が滅ぼします。

 

 神が滅ぼすことを定めておられるバチカンとイスラムの中で、良いもの(神を恐れる真実な魂)は、反キリストの刻印を拒んで殺され、信仰の勝利を得て、いのちの冠を受けました。

 地上に残っている信者は、反キリストに従う悪い者たちです。

 

 現在、神はイスラムにおいて、復活のキリストが現われて真実な魂に救いを与えておられるようです。それらの人たちは霊とまことによって神を恐れ神を礼拝する真実な魂の人たちです。幻でイエスを見て、真理を悟るのです。

 アラブ人にも、キリストは現れています。キリストに魂を救われたアラブ人は、ユダヤ人を愛する者となります。キリストの御霊の思いを受けるからです。

 

 神は、悔い改めるときを用意しておられます。

 そして、いよいよ悪いものとなったとき、良いものを取り分けて、悪いものとなったものを滅ぼされるのです。