ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

大和民族のアイデンティティ

 

 日本の国造りはイザナギノミコトがされたということは有名です。

 高天原を追放されたスサノオは出雲へ天下りしました。

 スサノオの試練を乗り越えたオオクニヌシは、スサノオの娘婿となり、スサノオに命じられて、葦原中国の国造りをしました。

 

 「豊葦原の瑞穂国」と呼ばれ、力強く豊かな国であったようです。しかし、アマテラスが国譲りを迫り、オオクニヌシは、アマテラスの孫神のニニギノミコトに国を譲りました。

 

 すると、アマテラスは良い国を造ったオオクニヌシの大業を喜び、「アマテラスの子孫が目に見える世界の物質の国の政治にあたり、オオクニヌシは、目に見えない世界を司り、「結び」の御霊力によって国民の幸福を導くように。」と言ってオオクニヌシをねぎらい、オオクニヌシのために宮殿(出雲大社)を造営されたそうです。

 オオクニヌシは、出雲の地から国民の幸福のために慈愛を注いでいるとのことです。

 

 日本の代表的な神は天照大御神であって、伊勢神宮が日本民族の魂の拠り所だと思って来ました。

 

 しかし、精神的な目に見えない所を司っておられたのは、出雲のオオクニヌシでした。根本的な話、オオクニヌシに国造りを命じたスサノオということになります。

 

 日本では、十月を神無月(かんなづき)といいますが、それは、その月に日本中の神様が、出雲の国に集まって会議をするので、日本国中の地域の神々がいなくなってしまうことから、そう呼ばれています。

 しかし、日本中の神々が一堂に会する出雲の国では「神在月(かみありづき)」と呼ぶそうです。

 

 思えば、不思議なことですよね。 

 何故、日本国の代表的な神アマテラスのおられる伊勢神宮ではなくて、表舞台から姿を消したスサノオの国出雲に集まるのでしょうか。

 日本国民の精神的な目に見えない所を司られるオオクニヌシが、大和民族が大和民族であり続ける、また、大和魂を保持するために、とても大切な役割を担っておられるのかもしれません。

 

 実は、この日本民族の礎には、大和民族が存在します。大和民族を礎の石として建てられたのが、日本国だからです。

 

 大和民族は和の民。平和を愛し、自然と調和し、目に見えない神々を恐れ、霊なる神の存在をいつも意識して、生活の中心に神を置いて来た民族です。

 日本全国各所に社を建てました。それぞれその地域を司る神々がいて、どの地域の国民も、地域の人々が一つとなって、神々を祀って来ました。

 地域の行事には、神々が中心にあったのです。

 

 現在の日本人の四割ほどが、大和民族の子孫と言われています。六割の国民は日本民族です。ともに、日本国をかたち造る日本国民です。日本語を話し、日本人の名前を持ち、日本人として生活していますが、神に仕える民としての遺伝子を持つのは、大和民族であって、日本人の四割ほどであると考えられています。

 

 大和民族は、神に仕える国造りをしたスサノオの娘婿オオクニヌシがかたち造った国民です。縄文人と出雲族や大和人や富士王朝の民など古来からの、オオクニヌシが国造りしたときの国民の子孫と考えられます。

 

 アマテラスの国の統治は、精神的というよりも、国力をあげる国造りだったのかも知れません。

 大国主は、神を中心とする国造り。

 アマテラスは、アマテラスの孫ニニギ、すなわち天皇(現人神)を中心とする国造りだったのかも知れません。

 

 一説によると、数千年前から、スサノオが表に現れたならば、物質的な国造りから、精神的な国造りに変わるとされていたそうです。

 すなわち、十部族の北イスラエル王国から、南ユダ王国と北イスラエル王国とが一つとなる十二部族のイスラエル王国の国造りが始まる、すなわち、世界的レベルの神の国の国造りがスタートするということです。

 

 神の祭司の国民であるユダヤ民族、ダビデ王を王としたイスラエル王国は、ダビデの子ソロモン王の不義により、ユダ部族とベニヤミン部族の二部族によってなる「南ユダ」と、残りの十部族の「北イスラエル」に分裂しています。

 神は、イスラエル王国のダビデ王の子孫に「南ユダ」を与え、エフライム族のヤロブアムを「北イスラエル」の王とされました。

 

 二部族には、イスラエル王国の王座があります。それゆえ、ユダ族のダビデの子孫としてお生まれになったイエス・キリストは、イスラエルの地で、南ユダのユダヤ人たちのところに来られました。キリストは、ダビデの王座に着く「とこしえの王」だからです。

 

 十部族には、ユダヤ民族十二部族の長子の部族であるヨセフ族(エフライム族)の王が立てられました。

 ヨセフは、ヤコブの子らの長子だからです。

 

 ヤコブの長子ヨセフの子孫が「王」である北イスラエルと、イスラエル王国の王座に着くダビデ王の子孫が「王」である南ユダの、二つのイスラエルを神はお持ちです。

 

 そして、神は、東の果ての島々、日本列島(日出国)に、北イスラエルを隠しておられたように思います。

 「ヤマト」という音は、ユダヤ人の耳には、「神の民」という意味に聞こえるそうです。神は、もう一つの神の民の群れを造られたのです。

 大和民族は、神に仕えるために造られた民族です。

 

 大和民族の本来の自己認識は、祭儀をもって祈りをもって感謝をもって、神に仕える神の民なのです。

 

 私たちは、長い間、そのことを忘れて、目に見える物質の国造りのために邁進してきました。

 しかし、再び、スサノオの時代がやってきます。スサノオの娘婿オオクニヌシが司る精神的な国の国造りです。

 目に見えない神への信仰を礎の石とする信仰の国、神が中心の神の国です。

 

 長い間、大和民族は、日本民族にうずもれて、価値のない者のように扱われて来ました。しかし、これから、大逆転が起こります。

 目に見えない神こそが現実であり、永遠のものであることに、気づき始めるでしょう。日本民族からではなく、日本民族の足場とされて、苦しみと痛みと嘆きと悲しみのうちにあった大和民族に光が当てられる時が来たのです。大和民族の出番です。

 今まで、耐えて来ました。

 すべての涙を、神は喜びに変えてくださいます。

 

 大和民族の中から、世界を救うとされる人々が起こされるのです。

 大和民族の血統の人たちは、目覚め始めています。そして、自分たちのうちに灯し続けていた信仰の灯こそが、世界の希望であり、とこしえに価値ある宝であることを知ることでしょう。

 

 大和民族の痛みは、この時のためでした。

 大和民族の嘆きは、この時のためでした。

 大和民族の呻きは、この時のためでした。

 大和民族は、最も小さい人の痛みを知り、嘆きを知り、悲しみを知る者とされたのです。

 

 「起きよ。光を放て。

 あなた(神の民〈大和民族〉を救う神)の光が来て、

 主の栄光があなたの上に輝いているからだ。(目に見えない方は、あなたがたとともにおられた)

 見よ。闇が地をおおい、暗闇が諸国の民をおおっている。

 しかし、あなたの上には主(生けるまことの神の御霊)が輝き、その栄光があなたの上に現われる。

 国々はあなたの光のうちに歩み、王たちはあなたの輝き(真理のことばの光)に照らされて歩む。」(イザヤ60:1-3)

 

 イザナギが国土を造り、物質の日本国を造ったアマテラスの時代から、精神世界の神の国を整えるスサノオの時代が開かれるようです。

 スサノオの神々(大国主、大物主、ニギハヤヒ)の精神的霊的なとこしえの国、神の国造りのために、国常立神(宇宙神)が立たれます。

 目に見えないけれども、御霊によって生まれ御霊によってかたち造られるとこしえの国(七つの御霊の教会)です。

 

 大和民族は目を覚まして、真理の光、生ける神の栄光を世界に輝かせるために今存在しているのです。