「エルサレムに住む人々(ユダヤ人)とその指導者たち(祭司や律法学者、パリサイ人たち)は、このイエス(バプテスマのヨハネが、「私のあとからおいでになる聖霊のバプテスマを授けるキリスト。神の子。神の子羊。」と呼んだイエス)を認めず、また安息日ごとに読まれる預言者のことばを理解せず(預言者たちは、このイエスについて預言していたのです。イエスは、律法と詩篇と預言書を成就するために来られた神のひとり子です)、(天から遣わされた)イエスを罪に定めて(真理を真っすぐに語るイエスを憎み、正規の学びをしていないガリラヤ地方のナザレ人イエスを妬む祭司たちは、イエスを神を汚し神を冒瀆する罪に定めて十字架につけて)、その預言を成就させてしまいました。(「彼の墓は悪者どもとともに設けられ、彼は富む者〈神に高ぶる罪人〉とともに葬られた。彼〈世の罪を取り除く神の子羊キリスト〉は暴虐を行なわず、その口に欺きはなかったが。〈神が遣わされた神の子羊イエスは、神のことばを語り、十字架の死に至るまで神に忠実に聞き従われた神のしもべであり、天におられる父なる神と天の御国とを証言する真理の人であったのに、祭司たちに捨てられ、罪人として葬られた〉」[イザヤ53:9])
そして、死罪に当たる何の理由も見いだせなかったのに、イエスを殺すことを(総督)ピラトに強要したのです。
こうして、イエスについて(聖書に)書いてあることを全部成し終えて後、イエスを十字架から取り降ろして墓の中に納めました。
しかし、神はこの方(世の罪を取り除く神の子羊イエス・キリスト)を死者の中から甦らせたのです。
(死から復活した、御霊のからだの)イエスは、ご自分といっしょにガリラヤからエルサレムに上った人たちに、幾日もお現われになりました。きょう、その人たち(イエスの弟子たち)がこの民(ユダヤ人)に対してイエスの証人(十字架につけられたナザレのイエスは神が遣わされたキリストであること。聖書の預言は、このイエスについて書かれていたこと。イエスにあって、聖書のことばが成就したこと。世の罪を取り除く贖いの血を流して墓に葬られた神の子羊イエスは、三日目に墓から甦られたこと。永遠に生きるメシア、イエス・キリストが私たちに永遠のいのちを得させられること。その証印として、イエス・キリストは聖霊のバプテスマを授けて、私たちひとりひとりに真理の御霊を与え、「聖霊の器」に造り変えてくださること。御救いの完了と永遠のいのちの約束について、イエスが弟子たちに話されたことばとイエスのみわざを宣べ伝える「イエスの証人」)となっています。」(使徒13:27-31)
エルサレムには、学者や識者や有識者たちが集まっています。彼らは、ガリラヤ地方から来た田舎者のイエスを蔑みました。正規の学びをしていないナザレ人イエスは、どこで、このような知恵を得たのでしょうか。
ガリラヤ地方からイエスといっしょにエルサレムに上った弟子たちが、ユダヤ人たちに、聖書に書かれていたイエスを証しする「イエスの証人」となりました。
イエスの宣教につき従っていた十二使徒たちです。
その後、復活のキリストが現われて、異邦人の使徒として任命されたパウロは、キリストのしもべとなりました。
キリストの使徒パウロは言います。
「私たちは、神が(ユダヤ人の)先祖たちに対してなされた約束について、あなたがたに良い知らせをしているのです。
神は、イエス(神がイスラエルに遣わされたキリスト、すなわち、世の罪を取り除く神の子羊イエス)を甦らせ、それによって、私たち子孫にその約束(先祖になされた約束)を果たされました。
詩篇の第二篇に、『あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ。』と書いてあるとおりです。(神は、罪の贖いのみわざを成し遂げて墓に入った神の子羊イエスを、死者の中から呼び出し、聖霊によって新しくお生みになりました。処女マリアが産んだ肉のイエスは死んで、神の子羊イエスは御霊によって新しく生まれたのです。新生した神の子羊イエスは、神が生んだ神の子どもの長子となられました)
神がイエスを死者の中から甦らせて、もはや朽ちることのない方(永遠に生きるキリスト)とされたことについては、『わたし(主)はダビデに約束した聖なる確かな祝福を、あなたがた(アブラハムの血肉の子孫ユダヤ民族イスラエル)に与える。』というように言われていました。(神は、ダビデに約束されました。ダビデにヤコブの家〈イスラエル〉と、ダビデの王座に着くとこしえの王を与えることを。こうして、神は、ユダヤ民族ととこしえの契約を結ばれたのです。そして、ついに神は、ダビデの王座に着くとこしえのイスラエルの王、イエス・キリストを実現されました)
ですから、ほかの所(聖句)でこう言っておられます。『あなた(主)は、あなたの聖者(神の御心に忠実に仕え、神の御計画を成し遂げた神の御子イエス・キリスト)を朽ち果てるままにはしておかれない。』(そのとおり、神は、神の子羊イエスを死から甦らせて、御霊によって生まれる新しい人に創造されました)
ダビデは、その生きていた時代において神の御心に仕えて後、死んで先祖の仲間に加えられ、ついに朽ち果てました。(ダビデは、ほかの人と同じように、死んで土に還りました)
しかし、神がよみがえらせた方(主イエス・キリスト)は、朽ちることがありませんでした。(キリストは墓の中で眠っておられません。三日目に死者の中から復活し、新しい御霊のからだで甦られたのです。神の子羊イエスは永遠に生きるキリストです。キリストは、ご自分につく者たちを、死から甦らせ神の子どもに造り変える救い主、「真理の御霊」を授けるキリストです。ダビデの王座にとこしえに着く、イスラエルのとこしえの王です)
ですから、兄弟たち(先祖の約束をともにあずかっているユダヤ人たち)。あなたがたに罪の赦しが宣べ伝えられているのはこの方(救い主イエス・キリスト)によるということを、よく知っておいてください。
モーセの律法によっては解放されることのできなかったすべての点について、(十字架についたナザレのイエスが、神の遣わされた神の御子キリストであることを)信じる者はみな、この方(主イエス・キリストの贖いの血と、キリストが授けられる真理の御霊)によって、解放されるのです。」(使徒32-39)
モーセの律法では義とされることはなかったのに、神の御子イエス・キリストを信じる者はみな、イエス・キリストの御名を信じる信仰によって義とされるのです。
ユダヤ人の先祖たちに対してなされた約束は、ユダヤ民族の垣を越えて、あらゆる民族、あらゆる国、あらゆる言語の人々の希望であり、祝福です。
なぜならば、ユダヤ民族に与えられた神の約束は、罪の赦しと、永遠のいのちが得られるという約束ですから。
主は、全地の主です。天地万物を創造された全能の神です。
人類は、ノアひとりから生まれ出た、ノアの子孫です。
「主はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心が御自分(神)と全く一つになっている人々に御力を現わしてくださるのです。」(歴代誌第二16:9)
主は仰せられます。
「これらすべては、わたしの手が造ったもの、これらすべてはわたし(創造主なる神)のものだ。
―主の御告げ。―
わたしが目を留める者は、へりくだって心砕かれ、わたしのことばにおののく者だ。」(イザヤ66:2)
私たちは、神のことばにへりくだり、神の契約を持つユダヤ民族に感謝して、主を仰ぎましょう。