神は、「それを食べてはならない。それを食べる時、必ず死ぬ。」と命じた善悪を知る知識の木の実を食べたアダムに、仰せられました。
「あなたが、妻【エバ】の声に聞き従い、食べてはならないとわたし(主)が命じておいた木(善悪を知る知識の木)から(その実)を食べたので、(神の命令に背いたアダムの罪によって、アダムが管理していた食物を生み出す)土地は、あなたの(背きの罪の)ゆえに呪われてしまった。(いのちを生み出すはずの土地は呪われて、機能を失ってしまった)
あなた(神のことばに背いたアダム「人」)は、一生、苦しんで食を得なければならない。土地は、あなたの(罪)のために、(被造物の食糧である植物の成長を妨げる)いばらとあざみを生えさせ、あなたは、野の草を食べなければならない。
あなたは、顔に汗を流して糧を得、ついに、あなたは土に帰る。あなた(人)はそこ(土のちり)から取られたのだから。(「神である主は、土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで、人は、生きものとなった。」[創世記2:7])
あなた(人)はちりだから、ちりに帰らなければならない。」(創世記3:17-19)
「神である主は仰せられた。
『見よ。人は(食べてはならない、と命じておいた善悪を知る知識の木の実を食べて)われわれ(父なる神、子なる神、聖霊の神)のひとりのようになり、善悪を知るようになった。(神のことばに従順だった人は、自我を持つ者となり善悪を自分で判断する者となった)
(人が神にへりくだる心を失って高い心の者となった)今、彼(罪を犯して死ぬべき人)が、手を伸ばし、(いのちを求めて)いのちの木からも取って食べ、(罪あるまま、天から追放した堕天使たちのように)永遠に生きないように。』
そこで神である主は、(善悪を知る知識の木の実を食べて神のことばから外れて、霊的死人となった)人をエデンの園から追い出されたので、人は自分がそこから取り出された土を耕すようになった。
こうして、神は(善悪を知るようになって、神の支配から外れた)人を追放して、(永遠のいのちを得させる実をみのらせる)いのちの木への道を守るために、エデンの園の東に、ケルビム(守護する天使)と輪を描いて回る炎の剣を置かれた。」(創世記3:22-24)
神は、神のひとり子に敵対し神に反逆する天使長と天使たちを天から追放されました。天から追放された堕天使長は闇の中で悪魔となり、堕天使たちは悪霊どもとなりました。
人は、蛇に騙されて悪魔が授けた蛇の言葉に従い、神のひとり子(神のことば)に逆らう者となり、神の命令に背きました。そして、罪の縄目に捕えられて、悪魔の支配下に置かれました。
エデンの園にあった、永遠のいのちを得させる「いのちの実をみのらすいのちの木」は、神によって堅く守られました。
だれも、生きたままいのちの木に辿り着くことはできません。決して、いのちの木の実を食べることはできないのです。
善悪を知る知識の木の実を食べた人は、必ず、死にます。
いのちの木の存在を知り、希望を持ったとしても、そこに辿り着くことはできません。その道は封印されているからです。
さて、エデンの園から追放された人は地上に増え始め、地上の神の子ら(天から追放された堕天使たちと思われる)と混血すると、地上に人の悪が増大し、その心に計ることは、いつも悪いことだけに傾きました。
神は、神を恐れる正しい人ノアとその家族を残して、そのほかのすべての人を大水で滅ぼされました。
世は水によって滅び、人々の罪によって汚れされた地球は大水で洗い流されて、ノアとその家族とにより世の営みは再スタートしました。
しかし、土から取られた人の罪の性質はきよめられることはありません。神は、世が再び完全に堕落する前に、神を恐れる正しい人アブラハムを見い出されました。
アブラハムは、ノアの息子セムの子孫です。神は、アブラハムと契約を結ばれました。
ノアを選び、水で滅ぼすことを告げて箱舟を造ることを命じられた主は、次には火で滅ぼすと仰せられました。
神は、人類を火の滅びから救い出すために、アブラハムを選び、アブラハムの子孫を神の祭司の国民として造られました。
それは、神がお選びになったアブラハムの血肉の子孫(ユダヤ民族)を神の祭司の国民として、ユダヤ人からキリスト(火の滅びから救い出すメシア)を生むためです。
水の滅びからの救いのためには、ノアが造った箱舟が用意されました。
火の滅びからの救いのためには、アブラハムの子孫として生まれた神のひとり子イエス・キリストが用意されたのです。
神は、神のひとり子に肉体を造り、女(処女マリア)から生まれる者とされました。その子の名前は、神御自身が「イエス」と名づけられました。
イエスは、世の罪を取り除く神の子羊として、イスラエルに遣わされました。イスラエルは、神の契約の民であり、民族の救いが約束された神の民だからです。
神は、神の御子イエスを、エデンの園から追放されたアダムの子孫を、火の滅びから救い出して、永遠のいのちを得させるために遣わされました。
神から「聖書」を与えられた、神の祭司の国民イスラエルは、神御自身が用意し遣わされた神の子羊イエスを十字架につけて、世の罪を取り除く罪の贖いの血を流しました。
神の子羊イエス・キリストの血は、罪の縄目を解き放ち、罪の報酬である「死」に勝利しました。神が遣わされた神の御子イエス・キリストが悪魔と死に勝利すると、聖霊が神の子羊イエスを死から甦らせて、御霊のからだを着させられました。イエスの魂は、御霊のからだを着て「新しい人」となりました。死から甦り永遠に生きる「新しい人」すなわち、第二のアダムです。
土から取られたアダムは、肉体が朽ちると、魂ははだかになります。
しかし、聖霊が生む第二のアダムは、肉体が朽ちると、魂は御霊のからだを着て、キリストのからだの一部となります。キリストは、火の滅びから救い出す「救い主」です。
ノアとノアの家族は、神が用意された箱舟に入って水の滅びから救い出されました。ノアたちは、箱舟によって水の滅びから救われたのです。
次に定められている火の滅びから救い出すのは、アブラハムの子孫であるユダヤ民族のユダ族のダビデの子孫としてお生まれになった神の子羊イエス・キリストです。
神の子羊イエスは、自分のいのちを与えて、いのちの木への道を閉ざしていた神の封印を解かれました。
いのちの木の実を食べることができる者は、罪のない者です。罪ある者がいのちの木の実を食べるならば、神に背く罪のあるまま永遠に生きている悪魔と同じ裁きを受けます。彼らは、永遠のいのちはふさわしくありません。
神は、神の御子によって、新しい創造を用意されました。
神の子羊イエスの血によって罪を贖い、神の御子イエス・キリストを信じる者の罪を赦すことを定められました。
キリストの血によって罪が赦された者には、神の子どもとされる特権が与えられます。
神は、聖霊によって新しく生まれ死から甦る「新しい人」の初穂となったキリストに、聖霊のバプテスマを授ける権威をお与えになりました。
神の子どもとされる特権を受ける人々は、キリストから「真理の御霊」を受けて、新しい創造を受け取ります。肉の性質から御霊の性質へと造り変えられていくのです。
キリストを頭とするキリストのからだは、御霊によって建て上げられます。
肉体のいのちは血にあります。血の届かない器官は壊死してしまいます。
キリストのからだのいのちは御霊にあります。御霊によって生かされていない魂は、キリストのからだに繋がりません。キリストのからだは、一度死んでも死から甦るからだです。御霊のいのちのない信仰は、キリストのからだになっていないのです。
神は、エデンの園から追放した「人の罪」を神のひとり子であられる神の子羊イエスひとりに負わせて、神の御子イエス・キリストによる御救いを信じる人たちの罪を赦されます。
水の滅びから救い出されたノアは、神を信じて箱舟を造り、箱舟の中に入って、水の滅びから救い出されました。
火の滅びから救い出される人は、神が遣わされた救い主イエス・キリストを信じて、真理の御霊を受け、聖霊による新しい創造によって「新しい人」に造り変えられて、キリストのからだの中につぎ合わされた人たちです。
神が用意された御救いは、完全です。
地上では、キリストが引き上げられた後に、神が地上に遣わされたもうひとりの助け主である真理の御霊が働いておられます。
真理の御霊は、火の滅びから救い出される「新しい人」を生んでおられます。
聖霊は、七つの御霊によって、七つの教会を建て上げられます。聖霊は、新しく創造した「新しい人」たちを集めて、キリストのからだを完成されるのです。
そして、地上に新しい人たちの国を造られます。
イエス・キリストが王である「とこしえのイスラエル王国」です。
ユダヤ人たちは救われ、イスラエル王国の国民は永遠のいのちを受けます。
救いは、キリストともにあり、イスラエルとともにあり、ユダヤ人とともにあります。
このイスラエル王国の都には、いのちの木があります。神の御子キリスト・イエスが封印を解いた「いのちの木」があり、いのちの書に名前が書かれた人たちは、いのちの木の実を食べて、神の子どもとされるのです。