かつて、あるユダヤ人が「日本人は政治の天才だ。特別な力を持つ政治家が統率してなくても、秩序正しく社会を機能させている。」というような発言をした、ということを聞いたことがあります。
政治家が導かなくても、日本人一人ひとりのうちに植え付けられた天と繋がるような意識があって、それに従うことで日本人の社会は守られているのだと思います。そして、とっさの時には、一人ひとり自分自身の中にあるその信号を受け取って、無意識のうちに行動しているのだと思います。
2011年3月11日、勤務時間に大きな揺れを感じました。東北地方太平洋沖地震です。慌てて、階段を駆け下りてビルから外に出ました。ほかの事務所の人々も出ています。
そして、その日はみながそのまま退社しました。
私と同じ方向の家の人はいません。ひとりで心許なく歩きます。電車は不通です。
自分の住まいへの方向がよくわかりません。道行く人に聞きながら、それらしき方向を目指します。途中で一人の若い女性と知り合いました。同じ方向に向かう人であることを知り、一緒に歩きました。
その人はスタスタ歩けますが、私は、運動靴でもなく、足が痛いです。
途中の駅からバスが出ていることを知り、そこで挨拶して分かれました。彼女はそのまま歩き、私はバスに乗るために駅の方に向かいました。
最終バスに、大勢の人が並んでいます。バスが来ても、これだけの人が乗り切れるだろうかと思い、最終バスが来るまで待っていて乗り切れない場合のことを考えると、時間がもったいないと思い、歩いて帰ることにしました。
方向を知るために、道を聞こうと交番に行くと、おまわりさんは巡回中です。そこには、ひとりの年配の男性が困惑しながら立っていました。
家の住所を尋ねると、同じ方向であることを知り、一緒に歩いて帰ることにしました。その人は、私の最寄りの駅よりも約十分先の駅に車を駐車していて、もっと遠いところに帰ることを知りました。
話しながらゆっくりと歩きました。お互い道も方向もわかりませんが、一人ではなく連れがあるということに、心が楽になりました。
しばらく歩いていると、別の女性が声を掛けて来ました。その人も同じ方向に向かう人でした。そして、何よりも心強いのは道を知っているのです。
連れが多くなるにつれて、心には余裕が出てきました。私の住む町に近づく頃、若い男の人も加わりました。知らない者同士が、電車が不通の状況にあって、一種の連帯意識のようなものが芽生え、心強かったのを覚えています。
もうひとりの若い男性がひとりであたふたしていました。声を掛けると、同じ方向を目指す人でした。そっちじゃなくて、こっちの道だよ、と言っても、私たちを信用せず、不信感いっぱいでしたが、何とか説得して同じ方向を目指しました。
その人は、私たちの中に入ろうとせず、遠巻きに見て、怪しみながら苦虫をつぶしたような顔をしてしぶしぶ歩いていました。
私の住む町に差し掛かろうとするとき、若い女の子が一人で歩いていました。すでに、夜11時ごろです。夜道を方向がわからずに不安そうでした。聞いてみると、私が乗ろうとしていた最終バスに乗って、終点から歩いて来たと言いました。私と同じ町に住む人でした。
最終バスに乗った人と、歩いて来た私とは、結局同時刻に自分の町に帰って来たのでした。
駅の近くに来てご一緒していた人たちと別れ、若い女の子とも別れて、24時間営業の飲食店に入って食事をしたとき、疲れがどっと出て来ました。
初めてお会いした人たちと心を寄り添いながら、暗い夜道をともに歩き、最寄りの駅に帰って来たときは、本当に感謝しました。24時間営業の店にも救われました。アパートに帰った時は、夜の12時を回っていました。
この体験を通して、災害の時、日本人の心は一つになることを体験しました。一人ではないのです。同じ思いを抱えて互いに支え合い、そばにいることで安心しました。
私は、先日、魂の救いは一人ひとりの魂の救いではなく、それぞれの先祖たちの祈りの結集による恩恵であることを示されました。
一つの魂には一族の願いがこめられており、先祖たちの守護によって、一人ひとりの魂は光へと導かれる、というのです。
今は終わりの時代です。やり直しのきかない最終段階です。
手縫いで布に糸を縫い付ける時、するりと布から糸が抜けてしまわないように、最初に玉むすびを作ります。そして、縫い始めます。
縫い終わると、針の先に糸を数回蒔き、針を引き抜いて、玉どめを作ります。糸に結び目を作って、布に固定します。玉どめを作ることで、縫目がゆるまないようにします。
まさに、現在生存している私たちの魂は、先祖たちの祈りが一つとなって御救いを得るための、一族の玉どめの役割をするように思います。私たちの魂が先祖に感謝しつついのちの道を選択することは、先祖たちの希望だと思います。
終わりの時代の魂には、一族の御救いの玉どめのような役割があるように思います。
「有終の美」という言葉があります。最後までやり遂げて立派な結果で締めくくります。
聖書もキリストも知らない先祖たちは、神仏習合の信仰により、神仏とともに暮らす「弥勒の世」に入ることを望んでいたことでしょう。
私たち一人ひとりは、ひとりで生きているのではありません。幾世代もの先祖たちの願いや思いや失敗や後悔や夢や希望を、遺伝子に持っていると思います。
日本人は、昔から先祖を大切にして来た民族です。それが、近代化に伴い、親族間の関係は希薄になり、先祖への感謝がなくなるとともに、魂の意識は鈍くなりました。
日本人は、おそらく魂で物事を捉えることのできる感性があって、和の心、調和を大切にする大和魂発祥の民族ですから、この大和魂を眠らせないようにしましょう。
YouTube都市ミステリー研究所ch. の 「世界が恐れた日本の秘密。ザッカーバーグが口にした『日本だけは別格』の真意がヤバすぎた【都市伝説】」 の動画を観て、私たちが日本人であること、先祖に感謝し、先祖との繋がりを回復させて、日本人として救われることが大切である、と考えました。