ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

信じることに結果が伴う

 

  仏教を信じる者は、生まれ変わりを信じます。輪廻転生の世界に生きます。

 

  キリスト教を信じる者は、甦りを信じます。人生は一度限り、今生きている自分が死後に復活する希望をもって生きます。

 

  人は信じる通りになる、と謳い、ポジティブな良い事を信じるように、と世は推奨します。

 

  聖書では、神を信じる者に約束されていることが書かれています。良い事ではなく、善い神を信じること、天地万物を造られた神と、神が地に遣わされた神の御子イエスを信じることを、真理とします。

 

  真理と言われるものは世にはたくさんありますが、天地万物を造り、万物を滅ぼす力を持つ永遠に生きる天の神が、永遠の真理、唯一の真理なのです。

 

  創造主にして裁き主なる、絶対的主権者である、全知全能の神が真理とされるものは永遠に残りますが、そうでない偽りの真理は滅びます。

 

  唯一の神、創造主以外から出た良いと思われるすべてのことは、結局同じ所に辿り着くのであって、大差は無いのです。

 

  人は自分が信じたものの結果まで思いが及びません。きっと良いことがある、と思って信じています。

 

  天地万物を造られた神はいわれます。「天地万物を造らなかった神々はみな、滅びる。」

 

  天地万物を造らなかった神々が滅ぶということは、天地万物を造らなかった神々を信じていた人々は、信じていた対象と同じ運命を辿って、同様に滅ぶということです。

 

  救いを求め、解放を求め、いのちを求めて信じていたものは、確かなものでは無かったのです。その信じていたものの土台は揺らぎ、その上に安心して暮らしていた人々もろとも、ひっくり返り、跡形も無くなります。

 

  彼らは信じていたのです。この土台の上に立つ者は安全だと。この土台の上にやって来ない人々を心配し、憐れんでいました。

 

  しかし、大地が揺れ動くとき、ともに崩れ落ちました。彼らは、後悔するわけではなく、何故?どうして揺れ動くのかわからないまま、死の世界に入ります。

 

  信じることによって、救われるわけではありません。信じているものには、その結果が伴います。その責任は、自分自身で負うのです。何を信じているか、が問われます。

 

  永遠に生きるものは、天にいます。永遠のいのちは、天上のものです。天上に上げられなければ、永遠に生きることは出来ません。

 

  永遠に生きるいのちは、永遠に生きる方からしか受けることは出来ません。また、永遠に生きる者は、大地が揺れ動くことによって左右されません。たとい地が崩れ去ろうとも、彼らは天上に引き上げられるので、地とともに失われることが無いのです。

 

  永遠に生きることの無い人間が受けるものは、この世のものであり、地に属するものです。地とともに滅びるものです。天に上ることはありません。

 

  地は地のもので満ちています。地上に生き、地で循環しています。地から飛び出ることは出来ません。せいぜい、月や火星までです。太陽系銀河全部を把握することは出来ません。太陽系銀河の外の詳細を見た者はいません。

 

  これが地に属する者の姿です。

 

  地に属さない、天上に生きる人がひとりいました。天の神とともに永遠に存在しておられた、神のひとり子、神の御子です。神は御子に肉体を造って、地上に遣わされました。

 

  処女の女から生まれる人の子イエスとして、ベツレヘムに生まれました。地に住む人々の、神を義としない罪と肉体の罪の呪いを負い、生贄の神の子羊イエスは十字架で屠られました。

 

  贖いの子羊イエスが肉体に死んだことで、肉体の罪の呪いは解かれました。天上に生きる者となる道が開かれたのです。

 

  子羊イエスの贖いを信じた者は、信じたとおりに、罪の呪いが解かれ、永遠のいのちを受けて、神の子となる特権が与えられるのです。特権とは、神の子となるための資格が与えられることであって、まだ、神の子となっているわけではありません。

 

  教員資格は持っているけれど、教員になっていない状態です。教員試験を受ける資格があるということです。

 

  肉体の罪の呪いが解かれた人は、キリスト・イエスが与える御霊を受け取ります。キリストが授けられる聖霊のバプテスマを受けるのです。御霊がその人のうちに住み、天上に生きることを教え、導きます。

 

  御霊は、聖霊であり、神と神の御子とともに永遠の昔から天上におられる神格者です。三位一体の神と呼ばれる神の一つの位格に当たる方です。

 

  神は、御子を神の子羊イエスとして地上に遣わされました。神を義としない罪、肉体による罪と死と滅びの呪いの贖いとして、天から送られた神の子羊イエスを屠って、人々の罪の呪いを解かれました。

 

  神の子羊イエスは、墓に入り、死の呪いを砕き、墓から甦って、霊のからだで復活しました。

 

  キリストが甦られたので、キリスト・イエスを信じる者は、彼らの信仰の対象であるキリストと同様に死から甦り、霊のからだで復活するのです。信じているものと同じ結果を得るのです。

 

  復活したキリスト・イエスは、天上の父なる神のもとに上げられました。天上では、肉体は生きられません。朽ちることの無い永遠のいのちと霊のからだの者が天上で生きるのです。

 

  キリスト・イエスが、地上から取り去られた後で、聖霊のバプテスマによって、御霊がキリスト・イエスを信じる者に注がれました。

 

  この御霊は、キリスト・イエスを信じる者のうちに住み、天上に生きる者に相応しく肉の思いではなく、霊の思いで生きる者、新しく御霊によって生まれる者として、造り変えられるのです。

 

  御霊によって生まれる者は、復活のからだをいただいて、神の子となるのです。

 

  キリスト・イエスを信じていても、御霊によって新しく生まれていない者は、天上のことがわかりません。それで、天上の生き方が出来ません。天上の生き方が出来ない者は、肉によって生きます。肉によって生きる者は、神の子とは呼ばれません。

 

  人は、信じることによって、その結果を受け取るのです。