ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

神を恐れよ

 

 「神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。

 神は、善であれ悪であれ、すべての隠れたことについて、すべてのわざをさばかれるからだ。」(伝道者の書12:13,14)

 

 イエスは言われます。

 「彼ら(迫害する者たち)を恐れてはいけません。おおわれているもので、現わされないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはありません。

 わたし(イエス・キリスト)が暗闇であなたがた(弟子たち)に話すことを明るみで言いなさい。また、あなたがたが耳もとで聞くことを屋上で言い広めなさい。(不信仰なユダヤ人たちには隠し、たとえを使わないで弟子たちに話したイエスのことば〈真理〉を世間に言い広めなさい。)

 からだを殺しても(肉体を殺して死に至らせても)、魂を殺せない(地獄に落とすことのできない)人たちなどを恐れてはなりません。そんなものより、魂もからだも、ともにゲヘナ(永遠に燃え盛る火の池)で滅ぼすことのできる方(裁き主であられる生けるまことの神)を恐れなさい。

 二羽の雀は一アサリオン(アサリオンは最小貨幣単位です。日本の場合の最小貨幣単位は1円です。)で売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがたの父(創造主、すなわち神の御子イエスの父)のお許しなしに地に落ちることはありません。(雀たちでさえ、神に覚えられているのです。)

 また、あなたがたの頭の毛さえも、みな数えられています。だから恐れることはありません。あなたがたは、たくさんの雀よりもすぐれた者です。」(マタイ10:26-31)

 

 パウロは言います。

 「あなたがたは、主が来られるまでは、何についても、先走ったさばきをしてはいけません。主は、闇の中に隠された事も明るみに出し、心の中のはかりごとも明らかにされます。」(コリント第一4:5)

 「私たちはみな、キリストのさばきの座に現われて、善であれ悪であれ、各自その肉体にあってした行為に応じて報いを受けることになります。

 こういうわけで、私たちは、主を恐れることを知っているので、人々を説得しようとするのです。」(コリント第ニ5:10,11)

 

 知恵者は言います。

 「私は知った。神のなさることはみな永遠に変わらないことを。それに何かをつけ加えることも、それから何かを取り去ることもできない。神がこのことをされたのだ。人は神を恐れなければならない。」(伝道者3:14)

 神は正しい人も悪者もさばかれます。

 「私は心の中で言った。『神は彼らを試み、彼らが獣にすぎないことを、彼らが気づくようにされたのだ。』

 人の子の結末と獣の結末とは同じ結末だ。これも死ねば、あれも死ぬ。両方とも同じ息を持っている。人は何も獣にまさっていない。すべてはむなしい(限りあるもの、朽ちて行くものだ)からだ。

 みな同じ所に行く。(みな死に向かっている。)すべてのものは塵から出て、すべてのものは塵に帰る。

 だれが知っているだろうか。人の子ら(神を恐れる人々)の霊は上(天)に上り、獣(神に反逆し神を恐れない人々)の霊は地の下に降りて行くのを。(死んだ後のことを人々は知らないのだ。)」(伝道者3:18-21)

 

 神道では、人は獣で生まれ、獣で生まれた人間が生きている間に、神に立ち返り神を恐れる人の子になっていくという考え方もあるようです。

 

 クリスチャンは、神を恐れ神を聖なるお方として敬うことを、神道から学ぶと良いでしょう。

 また、仏教から、慈悲の心を学ぶと良いでしょう。

 

 神の人モーセはイスラエルに言いました。

 「私があなたがたに命じることばに、つけ加えてはならない。また、減らしてはならない。私があなたがたに命じる、あなたがたの神、主の命令を守らなければならない。」(申命記4:2)

 

 「私(モーセ)は、私の神(イスラエルの神)、主が私に命じられたとおりに、掟と定めとをあなたがた(イスラエル)に教えた。

 これを守り行ないなさい。そうすれば、それは国々の民(異邦人)に、あなたがたの知恵と悟りを示すことになり、これらすべての掟を聞く彼ら(諸国の人々)は、『この偉大な国民は、確かに知恵のある、悟りのある民だ。』と言うであろう。

 まことに、私たちの神、主は、私たちが呼ばわるとき、いつも、近くにおられる。このような神を持つ偉大な国民が、どこにあるだろうか。

 また、きょう、私があなたがたの前に与えようとしている、この御教えのすべてのように、正しい掟と定めとを持っている偉大な国民が、いったい、どこにあるだろう。

 ただ、あなたは、ひたすら慎み、用心深くありなさい。(「気をつけて、あなたがたの神、主があなたがたと結ばれた契約を忘れることのないようにしなさい。あなたの神、主の命令にそむいて、どんな形の彫像をも造ることのないようにしなさい。あなたの神、主は焼き尽くす火、ねたむ神だからである。」〈申命記4:23、24〉「力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれから湧く。」〈箴言4:23〉)あなたが自分の目で見たことを忘れず(自分の耳で聞いたことを忘れず)、一生の間、それらがあなたの心から離れることのないようにしなさい。』」(申命記4:5-9)

 

 終わりの時代に、世界の国々に神を知らせる働きをゆだねられた日本人は、これらのことばを、神から受けたものと信じて、神を恐れ、神のみ旨のなるように、従ってまいりましょう。

 

 人に罪がはいったのは、最初の人アダムが神の命令を守らなかったことからであることを思い出しましょう。

 神の子羊イエス・キリストが屠られ、キリストの血によって罪は贖われ、死の呪いは取り除かれました。キリストの血は、罪を赦し永遠のいのちを得させるためでした。裁き主であられる神は、罪を贖われた者(神の子羊イエスの血を受け、救い主イエス・キリストを信じた人々)の罪を赦されました。

 

 神は、罪の贖われた者(きよい者)にキリストの御霊を与え、永遠に生きる神の子どもに造り変えてくださいます。御霊は、神のことばを守る新しい心と神に従う力を与えてくださる助け主です。

 イエス・キリストを信じて罪が贖われても、神のことばを守らなければ、アダムの罪の中に戻ってしまうこととなります。

 

 神を恐れ、神の命令を守り、御霊に従いましょう。これが善であり、人間にとってすべてなのです。

 

 「イスラエル(神の民)よ。今、あなたの神、主が、あなたに求めておられることは何か。それは、ただ、あなたの神、主を恐れ、主のすべての道に歩み、主を愛し、心を尽くし、精神を尽くしてあなたの神、主に仕え、あなたのしあわせのために、私(モーセ)が、きょう、あなたに命じる主の命令と掟とを守ることである。

 見よ。天ともろもろの天の天、地とそこにあるすべてのものは、あなたの神(生けるまことの全能の神)、主のものである。」(申命記10:12-14)

 

 主の命令と掟とを守ることは、私たちのしあわせのためなのです。神は、私たちのために、永遠のいのちと栄光のからだと天の御住まいを用意しておられるのです。

 

 「(神の)命令を守る者はわざわいを知らない。知恵ある者の心は時とさばきを知っている。」(伝道者8:5)