ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

神殿を建てるのはダビデではなくソロモンである

 

 「(ダビデ)王は預言者ナタンに言った。『ご覧ください。この私(ダビデ)が杉材の家に住んでいるのに、(神が臨在される)神の箱は天幕の中にとどまっています。』

 すると、ナタンは王に言った。『さあ、あなたの心にあることをみな行ないなさい。主があなたとともにおられるのですから。』

 その夜のことである。次のような主のことばがナタンにあった。

 『行って、わたしのしもべダビデに言え。

 主はこう仰せられる。あなた(ダビデ王)は私(イスラエルの神)のために、わたしの住む家を建てようとしているのか。

 わたしは、(奴隷の家)エジプトからイスラエル人を導き上った日以来、今日まで、家に住んだことはなく、天幕、すなわち(組み立て式の)幕屋にいて、歩んできた。

 わたしがイスラエル人のすべてと歩んできたどんな所ででも、わたしが、民イスラエルを牧せよと命じたイスラエル部族の一つにでも、「なぜ、あなたがたはわたしのために杉材の家を建てなかったのか。」と、一度でも、言ったことがあろうか。

 今、わたしのしもべダビデにこう言え。

 万軍の主はこう仰せられる。わたし(アブラハムの神である全能の神)はあなた(父エッサイの家で羊飼いをしていたダビデ)を、羊の群れを追う牧場からとり、わたしの民イスラエルの君主とした。

 そして、あなた(ダビデ)がどこに行っても、あなた(ダビデ王)とともにおり、あなた(イスラエルの王)の前であなた(ユダヤ民族の王)のすべての敵を断ち滅ぼした。わたし(全能の主)は地上の大いなる者の名に等しい大いなる名をあなた(ダビデ)に与える。(神がイスラエルにお遣わしになる、全地を贖い世界の人々に救い、すなわち聖霊を与える救世主〈神の御子イエス・キリスト〉は、「ダビデの子」と呼ばれます。)

 わたし(イスラエルの神)が、わたしの民イスラエルのために一つの場所を定め、民を住みつかせ、民がその所に住むなら、もはや民は恐れおののくことはない。(国を得たイスラエルはほかの民族と同じように国家を造り、国の無い者たちのように恐れおののくことはない。)(イスラエルのいのちを狙う)不正な者たちも、初めのころのように重ねて民を苦しめることはない。

 それは、わたし(天地万物を創造された全能の主、イスラエルの神)が、わたしの民(神御自身が神の御計画〈人類の救い〉のために造られた神の祭司の民)イスラエルの上にさばきつかさを任命した頃のことである。わたしはあなたをすべての敵から守って、安息を与える。さらに主はあなたに告げる。「主はあなた(神のしもべダビデの王家)のために一つの家(とこしえにダビデの王座を堅く立て、その王座に『とこしえの王』〈すなわちキリスト〉が着座する『とこしえのイスラエル王国』)を造る。」

 あなた(ダビデ王)の日数(寿命)が満ち、あなたがあなたの先祖たちとともに眠る(墓に入る)とき、わたしは、あなたの身から出る世継ぎの子(ダビデの子)をあなたのあとに起こし、彼の王国を確立させる。

 彼(ソロモン)はわたしの名(イスラエルの神)のために一つの家(神殿)を建て、わたしはその王国(イスラエル王国)の王座をとこしえまでも堅く立てる。

 わたし(天の神)は彼(とこしえの王座に着座するキリスト)にとって父となり、彼(神の子羊イエス・キリスト)はわたしにとって子(キリストは、肉に死に御霊にて生きる新しい人の初子〈第二のアダム〉です。神は、神の子羊キリストに従い御霊によって新しく造り変えられ新しい創造を受けた新しい人に永遠のいのち〈聖霊〉を授け、神の子羊イエス・キリスト〈神の子どもの初子〉の兄弟〈神の子ども〉として天の御国を相続させられます。すなわち、天の神は新しく創造される御霊の子らの父となられるからです。)

 もし彼(神の子ども)が罪を犯すときは、わたし(父なる神)は人の杖、人の子のむちにもって彼(罪を犯した神の子ども)を懲らしめる。(彼は神の子どもなので、父なる神御自身が人の口や手を使って罰し、あるいはキリストのことばを持つ聖徒によって戒めて、彼を凝らしめ、正しい道へと導かれる。)

 しかし、わたし(イスラエルの神)は、あなた(ダビデ)の前からサウルを取り除いて、わたしの恵みをサウルから取り去ったが、わたしの恵みをそのように、彼(ダビデの子ソロモン)から取り去ることはない。(初めにイスラエルの王として油注がれたベニヤミン族のサウル王は、不信仰のゆえに神に背いたので、王位を退けられました。次に、神はユダ族のエッサイの子ダビデに油を注いで、イスラエルの王に任命されました。そして、神は、ダビデの王座はとこしえのものである、と誓われたのです。)

 あなたの家とあなたの王国とは、わたしの前にとこしえまでも続き、あなたの王座はとこしえまでも堅く立つ。(ダビデ王の王家とダビデの子「キリスト」が王であるイスラエル王国は、神の御前にとこしえまでも続きます。ダビデの子孫が受け継ぐ王位はとこしえのものなのです。すなわち、ダビデの子孫に、「ダビデの子」と呼ばれるひとりの子孫キリストが現われて、神がダビデに誓われたとこしえの王座に着座されます。イスラエル王国の王座は、ユダ族のダビデの子孫のものであり、ダビデの子(神の御子キリスト)がとこしえの王座に着座されます。ユダ族以外のほかの部族から王が立つことはありません。それは、神御自身がお定めになったことです。) 」(サムエル第二7:2-16)

 

 「彼(ダビデ王)はその子ソロモンを呼び、イスラエルの神、主のために宮(神殿)を建てるように彼に命じた。

 ダビデはソロモンに言った。『わが子よ。わたしは、わが神、主の御名のために宮(神殿)を建てようとする志を持ち続けてきた。

 ある時、わたしに次のような主のことばがあった。

 「あなた(ダビデ王)は多くの血を流し、大きな戦いをしてきた。あなたはわたしの名のために家(神殿)を建ててはならない。あなたは、わたしの前に多くの血を地に流してきたからである。

 見よ。あなたにひとりの子が生まれる。彼は穏やかな人となり、わたしは、彼に安息を与えて、回りのすべての敵に煩わされないようにする。彼の名がソロモン(平和)と呼ばれるのはそのためである。彼(ソロモン王)の世に、わたし(イスラエルの神)はイスラエルに平和と平穏を与えよう。   

 彼(ソロモン)がわたしの名のために家(神殿)を建てる。彼はわたしにとって子となり、わたしは彼にとって父となる。わたしはイスラエルの上に彼の王座をとこしえまでも堅く立てる。」

 そこで今、わが子よ、主があなたとともにおられ、主があなたについて語られたとおり、あなたが、あなたの神、主の宮をりっぱに建て上げることができるように。」(歴代誌第一22:6-11)

 

 神は、敵と戦い、多くの血を流した戦士のダビデ王ではなく、周囲の者から守られて、敵対する者もなく、安息を得るソロモン王に、イスラエルの神の神殿を建てさせられます。

 ダビデ王は、ソロモンの建てる神殿のために、必要な資材をおびただしく用意したのでした。

 

 ダビデ王は、回りからいつも戦いをいどまれていました。それで、多くの血を流しました。

 現在のイスラエルもまた、回りからいつも戦いをいどまれて戦い、多くの血を流しています。

 

 神は、アッシリア捕囚前後から、争いのない穏やかな縄文時代の日本列島に、北イスラエル王国のユダヤ人も南ユダ王国のユダヤ人も移住させてかくまい、終わりの時代に第三神殿を造るソロモンのような穏やかなダビデの子孫を養い育て守られたように思います。

 

 現在のイスラエルは、戦士ダビデ王のように多くの血を流しています。それゆえ、神に仕える任務を得ることはできないのでしょう。

 ただ、第三神殿を建てるための資材を集め蓄えることはできます。

 

 神は、神の神殿に仕える民(ユダヤ人)を、終わりの時代の第三神殿を造るユダヤ人のために、日本列島で養い育てておられたのでしょう。

 

 神は、神のことばを語り第三神殿建設を指導し、ユダヤ人の心を神に向けさせる、ふたりの証人「イスラエルのメシア」と「アロンのメシア」を、日本列島から起こされるのでしょう。

 

 遠い昔に渡来して日本の国造りに携わったユダヤ人たちの子孫は、日本の地が贖われると目が開かれて、真理の御霊を受け、自分たちに与えられている神の使命を確信して立ち、日本の救いと世界の救いと、イスラエルの回復のために働くのだと思います。

 

 神の神殿で仕え、第三神殿を建てるのは、血を流しているイスラエル人ではなく、穏やかな日本の地で守られてきたユダヤ人(ヤコブの子孫の血統の日本人)と、神に定められているのではないでしょうか。

 

 終わりの時代に、「世界を救う救い主は日本人から起こる。」という噂は、本当なのでしょうね。