ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

日本に起こる世界を救う三人

 

 「主は仰せられた。

 『背信の女イスラエル(背信の罪でアッシリアに捕囚された北イスラエル王国〈ユダヤ民族十二部族のうち、長子のヨセフ族すなわちエフライム族を含む十部族〉)は、(神を)裏切る女ユダ(イスラエルの王ダビデの子孫と大祭司アロンの子孫が属する二部族の南ユダ王国。偶像礼拝の罪を犯した背信の北イスラエル王国が敵国アッシリアに捕囚されたのを見ながら、恐れもせず、神を裏切って自分も行って偶像崇拝をし、偶像の罪を軽く見て国を汚した南ユダ王国)よりも正しかった。』」(エレミヤ3:11)

 

 神は、北イスラエル王国が偶像礼拝の罪の後に悔い改めて神に帰って来ることを期待しておられましたが、帰りませんでした。

 それゆえ、怒った神は、姦通の罪で北イスラエル王国をアッシリアに引き渡されました。

 

 神がモーセにお与えになった「十戒」の第一戒は、「あなた(神と契約を結ぶ神の民イスラエル)には、わたし(イスラエルの神)のほかに、ほかの神々があってはならない。あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、どんな形をも造ってはならない。それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。」(出エジプト20:3-5)

 

 イスラエルの神、全能の主は、ねたむ神なのです。

 

 神は、「北イスラエル王国に離婚状を渡して追い出した。」と仰せられます。神のほうから契約を破棄されたのです。それゆえ、北イスラエル王国は神の守りを失ってアッシリアに捕囚されました。

 そのあとで、南ユダ王国も神を裏切り、バビロンに捕囚されることとなります。

 

 そして、神は仰せられました。

 「背信の女イスラエル(北イスラエル王国)は、裏切る女ユダ(南ユダ王国)よりも正しかった。

 裏切る女ユダ(南ユダ王国)は、心を尽くしてわたし(イスラエルの神)に帰らず、ただ偽っていたにすぎなかった。」

 

 ダビデ王の子孫のいる南ユダ王国は、バビロンの地でイスラエルの神こそがまことの神であることを悟り、神殿を失った彼らは、律法を守ることに信仰の土台を築き直しました。神の律法【モーセの律法】を守る民となって、イスラエルの地に帰還しました。

 南ユダ王国は、イスラエルの地で、神が遣わされる神の子羊イエス・キリストを迎える民として整えられました。

 

 一方、神に離縁された北イスラエル王国は、アッシリアが戦争を始めるとアッシリアの地から出て行ったようです。

 

 神は、バビロンに捕囚された南ユダ王国を、七十年の後に、イスラエルの地に帰されました。また、神は、南ユダ王国よりも正しかったと仰せられた北イスラエル王国とともにおられました。

 

 北イスラエル王国のうち、神を恐れるユダヤ人たちは、神に導かれて、東に向かい、日本列島に辿り着いたのではないでしょうか。

 

 「主を恐れる人は、だれか。主はその人に選ぶべき道を教えられる。

 その人の魂は、幸せの中に住み、その子孫は地を受け継ごう。」(詩篇25:12,13)

 

 日本列島に辿り着いた北イスラエル王国のユダヤ人は、穏やかで平和な縄文人とひとつとなって争いのない国づくりをし、子孫は日本人となって、日本の地を自分の国家として受け継ぎました。彼らはイスラエルを忘れました。

 

 しばらくして、南ユダ王国のインマヌエル王子がアロンの子孫である祭司たちとともにやって来ると、神の御霊は、北イスラエル王国のユダヤ人が持っていた主権を南ユダ王国のユダヤ人に移されました。

 

 北イスラエル王国のユダヤ人と南ユダ王国のユダヤ人は、日本列島の中でひとつとなり、日本民族のうちに数えられるようになったのでしょう。

 

 「主は、国々のために(世界の救いのために)旗を揚げ、イスラエルの散らされた者(北イスラエル王国のユダヤ人の子孫)を取り集め、ユダ(南ユダ王国のユダヤ人)の追い散らされた者を地の四隅から集められる。(南ユダ王国のユダヤ人が渡来したことで、平穏だった島々に戦いが起こり、戦いに敗れた北イスラエル王国のユダヤ人は散らされていたのでしょう。)

 エフライムのねたみは去り、ユダに敵する者は断ち切られる。(十二部族の長子のエフライムではなく、ユダ族から救い主が起こされることにエフライムはねたみを持っていましたが、彼らは北も南もなく神に選ばれた一つの民族、ヤコブの子孫として、世界の救いのために立ち上がるのです。それでもなお、神がお定めになったユダ族の権威をねたみ、従わない者は、たといユダヤ人であっても、聖なる民〈父祖ヤコブに誓われた御救いの約束〉から断ち切られます。)

 エフライムはユダを妬まず、ユダもエフライムを敵とはしない。」(イザヤ11:12,13)

 

 神は、東の島国日本に渡来した北イスラエル王国のユダヤ人と南ユダ王国のユダヤ人とを、日本の地で一つの民とされたのです。

 

 「(日本の)島々よ。わたし(全能の主)の御前で静まれ。(目には見えないが、古くから日本の地で確かに生きて働いておられる神を知り、神にひれ伏せ。)

 諸国の民よ。(世界中の御救いを求めている人々よ。)新しい力を得よ。(神が遣わされた者〈日本から起こされる神の人〉に聞き、まことの神の御霊を受けて愛と信仰と希望を得よ。)

 近寄って、今、語れ。(国々よ。近づいて聞け。諸国の民よ。耳を傾けよ。地と、それに満ちるもの、世界と、そこから生え出たすべてのものよ。聞け。―イザヤ34:1―)われわれは、こぞって、さばきの座に近づこう。(創造主にして裁き主なるまことの神が遣わされた救いの使者に近づこう。)

 だれが、ひとりの者「ユダの総督であるイスラエルのメシア」を東から起こし、彼の行く先々で勝利を収めさせるのか。(イスラエルと人類に「聖書」を与えたイスラエルの神ではないか。)

 彼(イスラエルのメシア)の前に国々を渡し、王たち(地に属する権威者の支配)を踏みにじらせ、その剣(神のことば)で彼ら(神の人を認めない地に属する者たち)をちりのように(むなしく)し、その弓(聖霊の勝利の力)で(人間の教えと、偽りの希望とを)わらのように吹き払う。

 彼は彼らを追い、まだ歩いて行ったことのない道(神が導かれる永遠のいのちを得させる真理の道)を(悪しき者たちに勝利して)安全に通って行く。

 だれが、これを成し遂げたのか。(世界に隠していた神の民を立てて救う者を起こしたのか。)

 初めから代々の人々に呼びかけた者(あらゆる世代に預言者を立てて預言者にことばを与え、人類の思いに永遠を思う思いを与え、御救いのあることを告げて来た、生けるまことの神)ではないか。

 わたし、主こそ(天地万物の創造の)初めであり、また(神の主権によって滅びを定めた天地万物の)終わりとともにある。わたしがそれだ。(イスラエルの神が、創造主であり、裁き主である。世の終わりに先駆けて、世を救う救い主「イスラエルのメシア」を東から起こす神は、このイスラエルの神である。)」(イザヤ41:1-4)

 

 「その日、エッサイの根(ダビデ王の子孫のひとり)は、国々の民の(救いの)旗として立ち、国々は彼を求め、彼のいこう所は(主の)栄光に輝く。」(イザヤ11:10)

 

 日本から起こる三人は、世界の救いのために、大変重要な働きをします。

 

 初めに、ホピ族の人々に「白い兄」と呼ばれる「ツノトカゲの女」が現われるでしょう。この女性は、エフライム族の血を引く日本人だと思われます。

 とかげは、本州をさすと思われ、角があるので、神の世界で指導者的な役割を持った人なのかもしれません。

 

 イスラエルに王が起こる以前は、士師がイスラエルを治めていました。

 「ラピドテの妻で女預言者デボラがイスラエルをさばいていた。

 彼女はエフライムの山地のラマとべテルとの間にあるデボラのなつめやしの木の下にいつもすわっていたので、イスラエル人は彼女のところに上って来て、さばきを受けた。」(士師記4:4,5)

 

 ツノトカゲの女は、デボラのような女預言者で、士師のように、日本人を神へと導く役目を担う女性なのではないのかと思います。

 

 この日本人の女預言者は、聖霊に導かれて、仏教に造詣の深い、ユダ族のダビデ王の血を引くひとりの子孫の所へ行って、彼を「イスラエルのメシア」に任命するのでしょう。

 

 父なる神と救い主【神の子羊イエス】を悟った「イスラエルのメシア」は、女預言者とともに、神道(おそらく古神道)のアロンの血を引くひとりの子孫の所へ行って、彼とともに居るすべての人々に、生ける神の名(父の名と子羊の名)を印します。

 

 ダビデ王の子孫とアロンの子孫とは、神の霊によって、一致した心を持ち、ユダヤ人の時に備えられるでしょう。

 

 女預言者は、「イスラエルのメシア」(ユダの総督ゼルバベルのような男性)と、「アロンのメシア」(大祭司ヨシュアのような男性)の二人を連れて、世界中の少数民族の所に行って、生ける神の印を押して、十四万四千人のユダヤ人を整えるでしょう。

 彼らはみな、ヤコブの血を引くユダヤ人です。

 

 彼ら三人によって、十四万四千人のユダヤ人が確定し、また、十四万四千人のユダヤ人によって、異邦人の時に完成する御霊の教会と、ユダヤ人の時に神の働きをする御霊の教会と、ユダヤ人の時に御救いを受ける御霊の教会の人々とがそれぞれ、整えられるのでしょう。

 

 「(神への思いが暗い)背信の子らよ。帰れ。―主の御告げ。―わたし(神の御子キリスト)が、あなたがた(ユダヤ人)の夫になるからだ。わたし(キリスト)はあなたがたを(ヤコブの子孫のユダヤ人の中から)、町からひとり(エフライム族の女預言者)、氏族からふたり(ユダ族のダビデ王家の氏族のひとりの子孫「イスラエルのメシア」とレビ族の大祭司アロンの氏族のひとりの子孫「アロンのメシア」)を選び取り、シオンに連れて行こう。

 また、あなたがた(イスラエル)に、わたしの心にかなった牧者たち(ユダヤ人の救いのために働くメシアニック・ジュー)を与える。

 彼ら(神の子羊イエス・キリストを主と告白するメシアニック・ジュー)は知識(イエスのことば)と分別をもってあなたがたを育てよう。(イスラエルのユダヤ人に永遠のいのちを得させる真理の道を教えて、御霊の教会にはいる信仰の勝利者として育てよう。)」(エレミヤ3:14,15)

 

 ふたりの証人(「イスラエルのメシア」と「アロンのメシア」のふたり)をイスラエルの地に導き、ふたりの証人がメシアニック・ジューたちとひとつ心となって、ユダヤ人の時の働きの体制が整うのを見た女預言者は、生きたまま天に引き上げられて、異邦人の時が完成すると思われます。

 

 いにしえの日本人のある人は、太陽の中にある黒点をカラスであると見たようです。

 天照大御神と八咫烏(ヤタガラス)、すなわち、最初の天皇の神武天皇(南ユダ王国の王子、ユダ族ダビデの子孫)と神武天皇を導いた八咫烏を思い出します。

 八咫烏は王家に仕えるレビ族の人なのでしょう。

 

 世界を救う、ユダの総督ゼルバベルのような男性、大祭司ヨシュアのような男性、デボラのような女預言者の三人は、日本国から起こる日本人(血筋においては、それぞれユダ族、レビ族、エフライム族に属するユダヤ人)なのです。