ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

回復される大和魂

 

 大和魂とは、狭い意味では本来日本人が持っている魂の特性、すなわち日本人の心や精神を現わすように思います。茶道、華道、剣道、柔道などのように精神性を極める魂、また、自然と和する魂をさしており、それは、外国人の中にもあります。

 

 日月神示には、大和魂を持つ日本人は半分もいないということですから、日本人の約40%の人をさしていると考えて良いと思います。

 外国人の中にも大和魂を持つ人々がいると、日月神示は言います。大和魂とは、古代日本人のように、自然を愛で、目に見えない大いなる御力を畏れ、神にすがるへりくだった心と聖なるものを畏れ尊ぶ豊かな精神性とを持ち、生かされていることへの感謝と、神を神とする信仰心を持つ魂であると思われます。

 

 武士道などはその良い例だと思います。最近、禅や武士や刀など日本の文化に興味を持つ人や武士にあこがれを持つ外国人も多くおられるようです。

 今までになく、ここ最近、日本の文化が、外国人の精神性に影響を与えているように思います。彼らは、日本人が忘れかけている、日本人にゆだねられていた特有の精神性を日本人の心に呼び覚ます存在です。

 

 今年の元旦に起こった地震について、神の啓示を受けた神道の方がおられます。

 「七尾300年の霊(ひ)の呪縛が今解き放たれた。」

 日本人の魂(大和魂)を縛ってきた呪縛が解き放たれ、日本人の霊が解放されたとのお告げでした。

 

 実際、七尾で300年間絶やさずに守り続けてきた火が、地震の際、消えたようです。おそらく、日本人の霊に何かの呪縛がかけられていたのが、解放されて、日本人のうちに大和魂が取り戻されるということではないでしょうか。

 地震で消えた火は、大和魂が消されないように守ってきたのだと思われます。七尾は、日本人の霊(日本特有の精神)の中枢であったようです。七尾の呪縛が解き放たれたことは、日本列島全体の、また、日本人の心を縛っていたものが解かれたということです。

 

 日本人がほかの国の国民のように目に見えるものにしがみつき、物質的なものを追い求めるならば、日本が世界に果たさなければならない、精神的な豊かさを発信する役割を失うことになります。

 アメリカが世界の警察の役割を果たしてきたように、日本は世界の精神性を引き上げて終わりの日に備えさせる役割があるようです。

 

 日本人が意識していなくても、神はそのような場所へと日本の文化を引き上げておられます。アニメの影響で、日本文化が浸透し、日本語を話す外国人が増えています。

 日本人の遺伝子というよりも、日本語という言語に日本人の感性を育む要素があるようです。

 

 また、大和魂は、日本語の言語の中に宿っているようです。また、日本語を話さなくても、自然と和する和の心を持つ外国人もいます。そして、日本の文化や自然を愛しています。日本の仏教や神道の中に流れている日本人の精神性のようなものに好感を持っています。

 

 無宗教と言われている日本人ですが、実は信仰的に深い感性を持つ民族であると思います。今年の元旦に、日本人の霊を縛ってきた呪縛が解かれました。

 そのことを知り得たのは、日本の神、神道の人でした。キリスト教の人ではありません。

 

 神の御子イエス・キリストは、世界を救う救世主ですが、イエス・キリストを主とするキリスト教会には、日本のことが隠されていました。宣教師によって広められたキリスト教は、大和魂を失っています。そして、神道を否定することでしょう。

 神道は日本特有のもの、しかし、聖書は世界を覆う教えです。神道が聖書の教えにまさることはないと思うのです。

 

 ユダヤ民族を御自分の民として選ばれた天地万物を造られた全能の神は、日本をも造り、日本に特別な使命を与えておられるようです。

 

 イスラエルは、全世界の救いのために、神が遣わされた世の罪を取り除く神の子羊(神の御子イエス・キリスト)を罪の生贄として屠りました。イスラエルは、そのことを理解せずに行いました。神は、イスラエル(ユダヤ人たち)の持つナザレのイエスへの妬みと憎しみを用いて、そのことを実行させられました。

 

 イスラエルが人の子イエス(神の御子キリスト)を十字架につけることは、神の御心でした。神は、ナザレのイエスの十字架の死と子羊イエス・キリストの贖いの血によって、世の罪を取り除き、罪人の罪を赦されるのです。

 

 神は、イエスを墓から甦らせて弟子たちに現わされました。

 しかし、ユダヤ人たちの心はかたくなであり、イエスがキリスト(救い主)であることを認めることをしませんでした。神が死者の中からイエスを甦らせて永遠に生きる復活のキリストとして現わされたのに、なお、自分たちの不信の罪を認めることも悔い改めることもしませんでした。

 

 日本のキリスト教は、おそらく神道のことばを懐疑的に捉えることでしょう。しかし、神は、日本人に精神的な務めをゆだねておられると思います。それは、日本のキリスト教に限定されているわけでなく、日本人にゆだねられているのです。

 

 「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠への思いを与えられた。しかし、人は、神が行なわれるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。」(伝道者3:11)

 

 神はことばの神です。日本では、言霊と言いますが、まさに、聖書の神は言霊の神です。日本民族は、言霊の神を最も良く知る民族なのではないでしょうか。

 神のことばを受動する霊が、日本人には備わっているのだと思います。キリスト教が伝わる以前から持っていた日本人の特性です。言霊によって、神と繋がっていたのでしょう。

 

 日本の文化と国家安泰を象徴する聖徳太子は、「和をもって貴しとなす。」という理念で始まる十七条の憲法を制定しました。和を何よりも大切にする精神は、日本国に根づいています。

 

 神は、この和の国を、終わりの時代に世界の平和のために立てられるのでしょう。神は今年、その力(大和魂の持つ力)を失わせるために日本人の霊を縛っていた呪縛を解かれました。

 

 神道も仏教も大和魂を形成する基礎です。神道だけでなく、また、仏教だけで大和魂が形成されているのではなく、仏教と神道とが習合したものが本来の大和魂なのです。そして、大乗仏教の中には儒教の教えや新約聖書の教えが入っているのです。

 神仏分離令の呪いも解かれ、本来の大和魂が蘇るのでしょう。自然と共生し、他者と和合し、平和を愛し神に感謝する精神が日本人を立たせ、その大和魂の信仰の火を世界に広げていくのだと思います。

 

 世界中にある大和魂が目覚めるでしょう。永遠への思いを持つ民が目覚めるのです。

 呪縛が解かれた大和魂が、神の恵みによって贖われ、いのちを得て、世界の救いのために立つときがやって来ることでしょう。

 

 神は日本国を豊かにし物質的な恵みをお与えくださいました。そして、日本人の霊は物質的豊かさでは満たされないことを悟ったのです。

 そして、今年、神は日本人の霊の呪縛を解き、正気に戻してくださり、日本人本来の心に戻してくださり、精神的な豊かさで満たしてくださることでしょう。

 

 お米を主食とする日本人が、今では日本の土地を耕すことなく、大地の恵みを粗末にしてきました。しかし、大和魂を持つ日本人が土地を耕して大地の恵みに感謝すると、神が日本国に立てられた真実な管理者を取り戻した日本の国土は再び喜びに溢れて実りを与え、そして、日本の国土そのものが日本人を祝福するようになることでしょう。

 

 そして、終わりの時代に天地万物の創造主が立てておられる御計画が、大和魂に託されることでしょう。

 大和魂の回復とともに、日本人に託された神の国の働きを担うようになるのでしょう。