ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

エパ枡の女

 

 ゼカリヤ書5:5-11に、エパ枡の女のことが書かれています。

 私と話していた御使いが出て来て、私に言った。「目を上げて、この出て行く物が何かを見よ。」私が、「それは何ですか」と尋ねると、彼は言った。「これは、出て行くエパ枡だ。」そして言った。「これは、全地にある彼らの罪だ。」

 見よ。鉛のふたが持ち上げられ、エパ枡の中にひとりの女が座っていた。彼は、「これは罪悪だ」と言って、その女をエパ枡の中に閉じ込め、その枡の口の上に鉛の重しをかぶせた。

 それから、私が目を上げてみると、なんと、ふたりの女が出て来た。その翼は風をはらんでいた。彼女たちには、こうのとりの翼のような翼があり、彼女たちは、あのエパ枡を地と天との間に持ち上げた。

 そこで私は、私と話していた御使いに尋ねた。「あの者たちは、エパ枡をどこへ持って行くのですか。」彼は私に言った。「シヌアルの地で、あの女のために神殿を建てる。それが整うと、そこの台の上に安置するためだ。」

 

 全地にある彼らの罪の「罪」の部分が、ヘブライ語では「目」となっているようです。

 黙示録5:6に、「屠られたと見える子羊が立っているのを見た。これに七つの角と七つの目があった。その目は、全世界に遣わされた神の七つの御霊である」と書かれています。これについて、ゼカリヤ書4:10では、「これらの七つは、全地を行き巡る主の目である」とあります。目は御霊であり、全地を行き巡って七つの御霊の教会に属する者たちを生み、彼らを導く働きをしているようです。

 これと照らし合わせて考えると、全地にある彼らの罪(目)は、イスラム教の霊が全地を行き巡って信者を作り、信者を導く、エパ枡の女のことを表しています。世界中のモスクを意味するのではないか、と思います。

 

 ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も、アブラハムと契約を結ばれた創造主を信じる宗教です。ユダヤ教の信仰の根本は、モーセと旧約聖書です。ユダヤ教徒にとってアブラハムの神は、唯一絶対神です。キリスト教の信仰の根本はイエス・キリストであり、旧約聖書と新約聖書です。キリスト教徒にとってアブラハムの神は、イエス・キリストの父なる神です。イスラム教の信仰の根本は、ムハンマドとユダヤ教とキリスト教を包括した上でのコーランです。イスラム教徒にとってアブラハムの神は、アッラーです。

 

 ふたりの女は、こうのとりの翼のような翼があります。主の与える翼、鷲の翼ではありません。世界中を巡って教えを広め信者を生んで来た、ユダヤ教とキリスト教の御使いです。その翼は風をはらんでいます。神の導きによって、ユダヤ教の御使いとキリスト教の御使いは、イスラム教のモスクを、シヌアルの地に運びます。ユダヤ教の霊とキリスト教の霊がイスラム教徒を動かします。

 

 創世記11:2に、「そのころ、人々は東の方から移動して来て、シヌアルの地に平地を見つけ、そこに定住した」とあります。シヌアルの地とは、人類が名を上げるために、天に届く塔(バベルの塔)を建てようとした地です。ノアの息子ハムの孫のニムロデが先導したと言われています。ニムロデは、地上で最初の権力者になった人です。シヌアルの地は、人々が神に逆らい、神に反逆した地です。現在のイラクにあり、バビロンの地です。

 

 神はいわれました。「彼らが皆、一つの民、一つの言葉でこのようなことをし始めたのなら、今や彼らがしようと思うことで、留められることはない。彼らの言葉を混乱させ、彼らが互いに言葉が通じないようにしよう。」神が全地の言葉をその地で混乱させたので、その町はバベル(混乱)と呼ばれました。こうして、神は人々を、シヌアルの地から地の全面に散らされたのです。

 

 地上の最初の権力者ニムロデが、バベルの塔を建てようとしたシヌアルの地に、世の終わりに立つ権力者、第四の獣がイスラム教の最大のモスクを建てます。第四の獣(反キリスト)はこの地をイスラム教の聖地とし、第一の聖地メッカの権威を与えるのです。

 

 神殿の丘に第三神殿の建築を許されたユダヤ教徒たちと、エルサレムがイスラム教から解放されることを喜ぶキリスト教徒たちは、モスクとイスラム教の権威がイラクに移されることで、第四の獣を歓迎します。

 

 第四の獣は、血統を重んじるシーア派の勢力を倒し、血統ではなく力ある者を指導者とするスンニ派によってイスラム教を統一し、指導者となりました。新時代の象徴として、イスラム帝国の聖地をバビロンに置きます。イスラム帝国の首都をバビロンとするのでしょう。神に逆らう者たちが、主が全地に散らした場所に集まり、心一つにして、先祖の罪の欠けを満たすのです。

 

 バビロニア帝国は、純金の頭(ネブカドネザル王の見た夢)。オスマン帝国の復興を目指す第四の獣は、最も強い帝国である純金の頭のバビロンに拠点を築きます。イスラム教徒は、イスラム帝国の復興を確信します。

 

 バビロンに巨大なモスクが建設されます。すると、ユダヤ教の御使いやキリスト教の御使いは喜びを持って、神殿の丘に建てられていたモスクを移住させます。全地を覆ったエパ枡の女は、バビロンに安置されます。手に欺きのはかりを持ち、虐げることを好む者、彼らは不正のはかりと、欺きの重り石の袋を使う者であり、神に罪ある者とされます。