ふしぎないのち

神が働く不思議な体験

キリストの勝利は預言されている

 

 ダニエル書2章のネブカドネザル王の巨大な像の夢は、巨大な像が人手によらずに山から切り出された一つの石によって打ち砕かれ絶滅することで終わっています。

 

 巨大な像の足の鉄(イスラム教徒)と粘土(ユダヤ教徒)が混じり合い完全に団結することはない反キリスト(十本の角を持つ獣)が神殿に建つ悪魔の国の時代に、起こります。

 

 神聖ローマ帝国のバチカンと手を結ぶ闇(悪魔礼拝者)の組織バビロニア帝国の〔純金の頭〕と、メディア帝国のアメリカとペルシア帝国のロシアからなる雄羊の〔銀の胸と両腕〕と、ギリシア帝国の中国と反ユダヤ主義のローマ帝国とローマ教皇を頭とするバチカンとして歴史上存続した神聖ローマ帝国の〔青銅の腹ともも〕と、神聖ローマ帝国のローマ教皇の協力を得て反キリスト(十本の角を持つ獣)がオスマン帝国を復興させた十の国のイスラム帝国の〔鉄のすね〕と、バチカンとローマ法王を焼いた後で反キリスト(十本の角を持つ獣)と偽預言者が世界を治める悪魔の国の〔一部が鉄、一部が粘土の足〕は、その経済力と力によって世界の国々を恐れさせ、栄光を誇った巨大な像(人々の心をこの世に縛り神に向けさせず、神を恐れさせない偶像)でした。

 「この王たちの時代に、天の神は一つの国を興されます。その国は永遠に滅ぼされることがなく、その国は他の民に渡されず、かえってこれらの国々をことどとく打ち砕いて、絶滅してしまいます。しかし、この国は永遠に立ち続けます。」とダニエル書2:44にあります。

 

 アメリカもロシアも中国も存在しています。今の時代に起こることです。アメリカ人やロシア人や中国人が獣ではなく、獣がこれらの国々を支配するのです。間もなく反キリストが現れオスマン帝国が復興し、神殿が建ち、神殿に反キリストが立ち偽預言者が現れます。反キリストと偽預言者の国は悪魔の国です。愛も道徳も法もありません。悪魔が王となるのです。しかし、この悪魔の治世は三年半年と神によって定められているのです。

 

 天の神が、復活のキリストを送り、これらの国々は滅ぼされます。そして、地上に、キリストの王国を建られます。この国は、天と地が滅びた後も永遠に立ち続ける国です。イエス・キリストの主権は永遠に堅く立つのです。

 

 ダニエル書7章に、ダニエルが見た四頭の獣の幻のことが書かれています。終わりの時代に現れる四つの国です。(獅子のような獣のアメリカ、熊に似た獣のロシア、豹のような獣の中国)という三頭の獣のあとで、全土を食い尽くし、いと高き神の聖徒たちを滅ぼし尽くそうとする七つの頭と十本の角を持つ獣(反キリスト)と子羊のような二本の角の獣(偽預言者)が権威を持つ悪魔の国が現れます。

 

 反キリストと偽預言者の治世の三年半の期間に、聖徒たちが悪魔の権威を持つ者の手に委ねられます。これは、天の神が計画しておられることです。「聖なる民の勢力を打ち砕くことが終わったとき、これらすべてのことが成就する」と、ダニエル書12:7にありますので、これらの苦難は神の許しの中にあることです。

 

 悪魔は、もともと神に仕える大天使ルシファーでした。悪魔も神の子だったのです。神は、「神のように天地を治める者になりたい」という悪魔の願いを聞き入れられたのです。悪魔に打ち砕かれた聖徒の魂を、神は甦らせ永遠に生かすことが出来るからです。

 

 「しかし、裁きが行われ、彼の主権は奪われて、彼は永久に絶やされ、滅ぼされる。国と、主権と、天下の国々の権威とは、いと高き方の聖徒である民に与えられる。その御国は永遠の国。すべての主権は彼らに仕え、服従する」と、ダニエル書8:26,27にあります。

 

 人々が見るものは、目の前で起こることであり、これが現実だと思います。それで、獣を恐れ、獣の権威に服します。しかし、神にとっては、肉眼で見えるものは現実ではありません。それは、過ぎ去るものです。

 

 神は、悪魔に三年半の時を委ねますが、その後、神は地を取り戻されます。悪魔のしもべである獣は、人手によらずに砕かれます。神の御子である復活のキリストが天から来られて、獣は殺され、体は損なわれて、燃える火の池に投げ込まれてしまうからです(ダニエル書7:11)。

 黙示録19:20では、「獣は捕らえられた。また、獣の前でしるしを行い、それによって獣の刻印を受けた人々と獣の像を拝む人々とを惑わしたあの偽預言者も、彼と一緒に捕らえられた。そして、このふたりは、硫黄の燃えている火の池に、生きたままで投げ込まれた」とあります。

 

 神は、聖徒たちの苦難(患難)の後で、獣が滅びることを見ておられます。「残りの獣は、主権を奪われたが、いのちはその時と季節まで延ばされた」とダニエル書7:12にありますので、第四の獣は滅びますが、第一の獣のアメリカと、第二の獣のロシアと、第三の獣の中国の三つの国は、力のない国になっていますが千年王国の間も残っているようです。

 

 これからどんなに恐ろしく苦しい時代になったとしても、たといすべてが破壊され地形が変わろうとも、世は新しくなります。それは、人類が体験したことのない恵みの時代です。

 

 地球の大きな破壊の後に、キリストによる愛と喜びといのちの再生の時代、平和な世界が起こるのです。これが、神の計画です。

 悪魔の主権は奪われ、彼は永久に絶やされ、滅ぼされ、国と主権と天下の国々の権威とは、神の聖徒たちに与えられます。聖徒たちは墓から甦って、それを受けるのです。

 

 世に勝つ者とは誰でしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。(ヨハネⅠ5:5)

 

 イエスを主としない者たちが勝ち誇る世は、残りわずかです。